1629632 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【ログイン】

ガムザッティの感動おすそわけブログ

PR

Calendar

Freepage List

Category

Favorite Blog

一流の嘘をつける人… New! リライト8142さん

<ネーミング>ヒッ… New! happy-gaiさん

ペールギュント@世… みおと*さん

いよいよですね。吉… ゆきんこ9116さん

ミスター雁之助 プ… 猫山文楽軒さん

活動量計の意外な利点 王道名なしさん

「マディソン郡の橋… CherCYさん

   元局アナがス… ころりん0924さん
★★ユニ育ライフ | … ユニ育ママ/こがにさん
ライターかあさんと… プチプチゆっきーさん

Free Space

設定されていません。

Comments

エトワール@ Re:10月・カンゲキのまとめ(10/30) 名古屋での「番町皿屋敷」をご覧になった…
gamzatti@ Re[5]:Kバレエ「クレオパトラ」@東京文化会館(10/23) なんすぃーさんへ コメントありがとうござ…
なんすぃー@ Re:Kバレエ「クレオパトラ」@東京文化会館(10/23) ありがとうございます! 言葉で感動を伝え…

Headline News

Rakuten Profile


gamzattiさん

バレエ・ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、舞台大好き!

フォローする

全25件 (25件中 1-10件目)

1 2 3 >

美術

2015.05.27
XML
カテゴリ:美術
4月に行った大塚国際美術館のphoto gallaryを作成しました。
「システィナ歌舞伎」をやるところでもありますが、
美術館として壮大!
大阪からなら近いので、
ぜひ一度。
まる一日楽しめます。

こちらからどうぞ。

#同じページからガス燈コレクションも見られます。






Last updated  2015.05.27 13:27:03
コメント(1) | コメントを書く

2015.05.24
カテゴリ:美術
昨日はダンナと外苑前ボランティアガイドのツアーに参加。
絵画館、中に初めて入りました。

http://www.meijijingugaien.jp/art-culture/seitoku-gallery/

絵画館の建物は上野の国際こども図書館に勝るとも劣らない素晴らしさ。

80枚のどでかい絵たちは、
形としては明治天皇の誕生から崩御までを描く80枚ですが、
そのまま明治維新の前後を絵巻物にして見る社会科見学みたいなもので、
歴史好きにはたまりません。
1枚1枚「誰が描かせたか」が書いてあるので、それも面白い。
自分の父とか先祖とかが活躍した場面なわけです。
銀行とか、造船会社とか病院とか、
そのイベントを重要と考える会社や団体のときもあるし、
「市」や「県」のときもあります。
そこに描かれている人の説明図もついてます。

13番の勝・西郷の江戸城無血明け渡しの話し合い「江戸開城談判」(結城素明)とか、
37番の西南戦争で落ちる熊本城「西南役熊本籠城」(近藤樵仙)とか、
勝者だけでなく敗者もきちんと描かれている。ロングもアップもあって楽しい。

その中から、「絵」として私を引きつけたものをいくつか。

日本画の40番「初雁の御歌」(鏑木清方)が圧倒的に美しかった。

洋画では65番「振天府」(川村清雄)が静物画ながら
アングルの「オシアンの夢」を髣髴とさせる異色の彩を放つ。

同じく71番、中村不折の「日露役日本海海戦」が
油絵らしい迫力のタッチで海・空の蒼、波しぶきの白に砲火のオレンジが際立った。

64番清水良雄の「靖国神社行幸」が、
静謐な絵筆のタッチ、色彩のクリアさで惚れ惚れ。
一眼レフのしぼりを利かせて馬車の馬の艶を際立たせ、背景を靄に包ませ幻想的。

かたや70番、「日露役奉天戦」(鹿子木孟郎)は、
入城するカーキ色の軍隊行列と彼らを見守る現地の人々の表情とが
城門のアーチの陰影の中に描かれ、胸がつまる。

500円なので、一度訪れてはいかが?






Last updated  2015.05.24 12:15:22
コメント(2) | コメントを書く
2013.01.02
カテゴリ:美術
年末年始と、神戸のほうに旅行していました。
東京で見逃した「マウリッツハイス美術館展」に足を運び、
フェルメールの「青いターバンの女(真珠の耳飾りの少女)」や
レンブラント、ルーベンスなどの絵を観てきました。

いつもながら、
「写真以前」の肖像画のリアルさ、緻密さ、立体性には立ち尽くすのみ。
今回は静物画でも、そういった「3D」的技法の魔力に魅入られた感があります。

でも、
「魂抜かれた」ほどの感動はなかったかな。

目玉作品は「ターバンの女」ですが、それより、
以前に見た「リュートを調弦する女」のほうが好みです。

フェルメールは好きだけど、ちょっと騒ぎすぎだと思う。
「その1枚」を観るためだけに行列するほどのことはない。
とか思ってしまいました。
ファンの人、ごめんなさい!
私は、「はい、立ち止まらないで~」みたいな鑑賞の仕方だと、
カンゲキもそこそこ止まりになってしまいます。

ということで、
常設展をじっくり拝見させていただきました。
いやー、こっちのほうが私は面白かった。

のっけから「国宝の銅鐸や銅戈」がそこにあるんですよ。
ガラス越しとはいえ、ものすごく近くに。
誰にも邪魔されず、ずっとずっと鑑賞できるシアワセ、独り占めでした。

神戸市立博物館のある場所が、
かつて外国人居留地の中央付近にあることとか、
ジオラマや地図その他でいろいろな情報がよく理解でき
とても興味深く見ました。

定点観測の写真もで紹介されていて、
阪神大震災の前後の町の変化もわかるようになっています。
昭和の初めからまったく変わらない建物もありました。

前から一度訪れたいと思っていた「五色塚古墳」について、
模型や航空写真があり、今度こそ絶対行くぞ~、の意を強くした私。

楽しいひとときでした。






Last updated  2013.01.03 15:25:08
コメント(2) | コメントを書く
2012.10.04
カテゴリ:美術
渋谷のbunkamuraザ・ミュージアムに「レーピン展」を観にいく。
とにかく、レーピンの写実性はすごい。
顔なんか、肌の肌理(きめ)まであるんだから!
一体どうやって描くんだろう?
一口でいって、「写真より本物っぽい」
ていうか、鼻すりつけるくらいまじまじと見たって、
「やっぱり写真じゃないよな~。でも、写真みたいだよな~」
今にも動き出しそう。
紙とエンピツで3D。
絵の具の筆で3D。
デジタル3Dの何倍も立体的。
人間は、こんなに能力があるのに、「便利さ」を追求するあまり退化した。
そうとしか思えない。
レーピンのデッサンの凄さは、奇跡に近い。

また、
彼の習作の数々に触れ、
「デッサン」→「写生」→「作品」とつなげていく極意のようなものを感じた。

ノンフィクションをフィクションにする力。言い方を変えると、
「事実」を「真実」にする力

肖像画を描きながら、その人物の心までをも感じさせる、
その力。いわば
「具象」を「普遍」にする力

東京では8日まで。
あー、行けてよかった!

レーピンとの出会いは5年前。詳しくはこちら






Last updated  2012.10.04 23:56:54
コメント(0) | コメントを書く
2011.11.17
カテゴリ:美術
富士山

最後の更新から、かなり空いてしまいました。
11月10日から15日まで、3ヶ所を周るという息をもつかせぬスケジュール。
横浜に1泊2日、
浜名湖に1泊2日、浜名湖から直接奈良へ行って夕方着いて1泊、
翌日の深夜に高速バスで京都を発って新宿に朝着いて、
火曜日そのまま出勤というありえないスタイルとなりました。
仕事が終わってから夜バスに乗ったことはありますが、
これは初めて。

横浜は、第13回図書館総合展と開港資料館の見学がメイン。
あいにくの雨でしたが1回100円の「赤いくつバス」でぐるっと観光しました。
夕食は中華街、翌日のランチは馬車道でフレンチ。
浜名湖は、学生時代のテニス仲間との30周年記念合宿で、久しぶりのテニス。
青春の日にタイムスリップして、なんとか怪我なく終了。
途中、天竜川近くの秋野不矩美術館にも寄りました。
奈良は、正倉院展の最終日見学が目的です。
「蘭奢待」って、「東大寺」を入れた漢字を並べた言葉だったって
ご存知でした?
私は初めて知りました~!

上の富士山の写真は、行きの由比パーキングエリアからの眺め。
素晴らしかったです。

こちらは秋野不矩美術館。建物がユニーク。

秋野不矩美術館

同時開催の郷倉和子さんの梅の木を描き続ける執念にも感心。
秋野さんの絵もいろいろとよかったけれど、
もっとも好きになって額絵を買ってしまったのはこれ。
とても大きな絵で、それを遠くから見ると、
よどんだ大河がうねって見える、その悠久感に惚れました。
小さな写真ではわかりにくいですが、点々と続く黒は大河を渡る水牛の群れ、
色も黄色一色ではなく、様々な色が作られ、使われ、
どうやったらこういう絵を描こうと思うのかな~、とか思ってしまいました。

秋野不矩






Last updated  2011.11.17 16:38:13
コメント(0) | コメントを書く
2011.02.04
カテゴリ:美術
ニュージーランド国籍を持つJinji Koyamaさんは、
カンタベリー大学の学生だった2000年、
ニュージーランド・クライストチャーチでの受賞を皮切りに、
いろいろな賞を獲得、
この4年間はニューヨークやロンドンなど、世界各地で活躍しています。

神学も修めている、という小山さんのアートの原点は、
ニュージーランドの森、山、湖といった自然。
とってもハートフルで穏やかな作風です。

複雑すぎる現代からちょっと逃げたくなったとき、
ほっと一息つきたいとき、
彼の作品があなたを癒やしてくれるかもしれません。

彼の日本で初の個展が2月19日から、東京・代官山の
SPACE Kで開かれます。
よろしかったら、どうぞ。

Jinji Koyama






Last updated  2011.02.06 11:30:25
コメント(0) | コメントを書く
2008.10.14
カテゴリ:美術
東京・上野にある東京都美術館「フェルメール展」を観に行ってきました。

フェルメールといえば、
最近映画になった「青い耳飾の女」とか
他の美術館で来日展示のあった「牛乳を注ぐ女」"
あとは「デルフトの眺望」などが有名です。

今回、この3点は展示されていませんが、
全体数の少ないフェルメールの作品としては、7点が集められて展示というのは
けっこうすごいことかな、と思って行きました。

今回来た中でもっとも有名なのは、
通りに面したレンガ色の家と、その入り口から続く長細い路地を描いた
「小路」でしょうか。
小さな作品ですが、温かみがあって、さすが人気の作品だな、と思いました。

もう一つ、
私が惹かれたのは「リュートを調弦する女」という作品。
左側の窓から射す淡い光が映し出す、
フェルメールではおなじみの構図ですが、
その光が強調するのはドレスのひだでも、ショールのひだでもありません。

ほとんど白と黒だけ、そこに薄いレモン色がセピアがかって重ねられたような色使い。
窓の外にふと目をやる女性の広い額と大きな瞳なのです。
一瞬「エディット・ピアフ?」と思いました。

細くそしてチリチリの髪の毛が、ひっつめの額から後頭部にかけてのシルエットを
ぼーっとさせています。
胸が浅いV字にあいたドレスの襟は白く、
影にになった首元は、
真珠でしょうか、短めのネックレスとイヤリングだけが光ります。

「オランダの民族衣装」的な装いではなく、
2,30年前のヨーロッパの女性が来ていたような、
「リュートを調弦する女」の持つ、
そんな雰囲気のモダンさが
他の絵とちがうインパクトを私に与えたのかもしれません。

買ってきた絵ハガキはこの2つ。

今回展示のなかった(っていうか、もしかして門外不出?)「デルフトの眺望」は、
絵はがきもなし。
メモパッドが洒落ていたのでそちらでガマンです。

プルーストの「失われた時を求めて」には、
ベルゴットという登場人物が、パリの展覧会でこの「デルフトの眺望」を見て、
非常に感激する場面があります。
プルーストはここでベルゴットの目となり、
描かれたものを微に入り細に入り「言葉」で表現し続けます。
こちらには「デルフトの眺望」の絵とともに、その一部分が引用されています)

実は、
私は「デルフトの眺望」の絵を見るより前にプルーストの文章を読んだので、
この絵の美しさは、まず自分の頭の中に構成されました。
だから、
この絵に関しては、特別な気持ちがあるのです。

オランダのマウリッツハイス美術館には、
この「デルフトの眺望」だけを見せるための部屋があると聞きました。
いつか、そこを訪ね、
マルセルのように、たった一人で絵を独り占めし、
絵の世界の隅から隅まで、なめるように眺めてみたいものです。

東京都美術館の「フェルメール展」は、12月14日まで。
来日作品以外も、原寸大の写真パネルで観ることができます。









Last updated  2008.10.14 18:58:55
コメント(0) | コメントを書く
2008.07.17
カテゴリ:美術
ね。
今、あたいが何考えてるか
わかる?

わからないの?

あんた、
あたいの絵を描いてるんでしょ?

だめね
画家失格じゃない?

ふふ…
愛してるって?
ウソおっしゃい

きのうのかわいい娘(こ)、
だあれ?

ほぅら…赤くなった…
男の言うことなんて…サ

……だけど……

やっぱりあたいも
あんたが好き
真珠よりもね…

ああん、
動くなっていったって、
疲れちゃったわよ

うふ…
キスしてくれたら
う・ご・か・な・い




            1972年7月5日(水)
             中学3年1学期の期末試験最終日が終わってその夜。
            美術の教科書に載っていたコローの絵「真珠の女」にインスパイアされ、
            4人の女友達でまわしていた交換日記に書いた作品。

             少女にありがちな、まだしたことのない恋への憧れがつまっている。
             他愛もないが、今書けと言われても、絶対書けない。

            同じページに、コローの絵の模写も描いている。
             (今見ると、かなりヘタ。Mixiにはそちらも載せよっかなー)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

現在、東京・上野の国立西洋美術館では、「コロー 光と追憶の変奏曲」展を開催しています。
(6月14日~8月31日)
上野公園に行くと、
バーン!と「真珠の女」の看板があったり、旗が掛かっていたりで、
イヤでもこの昔のことを思い出し、
なつかしくて交換日記を探して転記しました。

コローは、どちらかというと、風景画で有名。
けっこうボーっとした絵が多いんで、私はあまりインパクト受けたことないんですけど、
この「真珠の女」が見られるならーーー!!
…と、行ってまいりました。

「真珠の女」、やはりステキでしたよ。
ただ、
「真珠」っていうのは、額にかかった木の葉を真珠と見間違って
誰かが後からつけたタイトルだとか。

上の文章を書いたときも、
たしか「どう見ても、真珠はどこにもない。
この女性が真珠みたいだってことか、でなけりゃ真珠をとってる海女さんとか?」
・・・と、
勝手に海辺の漁村の娘さん、という設定にしたのを思い出します。

非常に展示作品数も豊富で、
とても楽しめる展覧会です。
タッチが優しいので、心がなごみます。
カップルで来ている人たちも多かった。

今なら、それほどひどく混んでもいません。
ゆっくり立ち止まって、好きな絵を好きなだけご覧になれます。

また、
特別展のチケットで常設展も見られるので、おトク。
国立西洋美術館の常設展示作品は、見ごたえがあります。
ぜひ、お時間をたっぷりとってご鑑賞ください。

*なんと!
 知らなかったんですが、今日はコローさんのお誕生日だそうです!
 そんな日にこの記事を書こうと思い、そしてその日に10万アクセス突破した私は、
 もしかして、とっても幸運??
(でも、コローの誕生日って本当に今日なの? 諸説あるようで、ナゾ。
 ていうか、国立西洋美術館さんの記述は記述で誤記みたいだし…)

 今日コロー展に行くと、プレゼントがあるみたいですよ~。
(先着50名だから、もう無理かな?)






Last updated  2008.07.17 12:22:31
コメント(2) | コメントを書く
2008.06.07
カテゴリ:美術
3月25日から東京・上野の国立博物館で続いていた「薬師寺展」も、
とうとう明日が最後となりました。

光背をはずした日光菩薩、月光菩薩のお背中を拝見できる機会など、
これを逸したらもはや訪れないかもしれない!
…と思う人も多いようで、
最終日を前に、どんどん入場者が増えているもようです。

内容としては、
目玉の日光・月光の両菩薩立像のほか、
聖観音菩薩立像、
仏足石、
吉祥天像(これは絵画)、
神功皇后・仲津姫命・僧形八幡神の八幡三神坐像、
などが国宝です。
薬師寺でもっとも有名な東塔の路盤蓋板、伏鉢もみられます。(これも国宝)
その東塔の一番上の水煙の模型もあります。
ほかにも薬師寺の歴史がわかる重要文化財級のものがたくさん。

会場の中で、最初に目を奪われるのは、
聖観音菩薩立像。
華奢で優美で、その立ち姿は菩薩というよりインドの舞姫。
光背のない後ろにまわると、薄衣をまとった腰から下と、張りのある背中の肌のつやとで、
いよいよなまめかしい。
衣裳にはあちこちに飾りがついていてことのほかきらびやか。
正面にまわると、額の真ん中には、透明な光を放つ石が埋め込まれている!
私たち有象無象の観客は、
お立ち台の上の美女(どうみても女性だ!)に群がっているようにさえ感じた。

5月2日に、この聖観音立像が本来いらっしゃるはずのお堂を訪ねた私は、
そこで「複製」の立像に出会っている。
今回、「ホンモノ」にお会いできたわけだけれど、
複製でも十分ありがたかった記憶がある。
そこに「祈り」の環境が整えられているか否か。それは、大きな違いなのだな、と思った。

さて、次のブースに足を踏み入れると、
大きな空間に、かなりの距離をおいて日光・月光菩薩が並んでドーンと立っている。
人がわんさかいる会場の中にあって、
この両像は、遠くからでもひときわオーラを放っていた。

聖観音立像のなまめかしさに比べると、
さすがに日光さん月光さんは、「人を救う」といった大きな愛を具現している。
大きな仏像というと、奈良の大仏とか、巨大なものを思い浮かべるけれど、
そこまで大きくなかったにしても、
やはり「像の大きさ」は「頼りがい」に通じ、「救いの大きさ」につながるのではないだろうか。

やはり光背がはずされているので、後ろにまわる。
「お客様同士、譲り合って、時計回りに少しずつお回りください!」と職員の声が飛ぶ。
ほとんど「メッカ」状態。
聖観音立像の時も、像の周りを人びとがグルグルまわっていたけれど、
ここでは日光像と月光像を2つの中心として、
人びとは8の字を描きながらちょっとずつ動いていく。
じっとひと所に立っていることは難しいものの、
かなり近くでしっかり観ることは可能だし、何度もグルグル回れるから、
「あっという間」ということはない。気の済むまでそこにいられるよさはあった。

聖観音立像に比べると、お背中もシンプル。
飾りもなく、あっさりした裳裾の襞。
むっちりとした背中は、背筋でくっきり二つの山にわかれている。
日光・月光は両手のボーズも、体のくねりも左右対称。
印を結ぶ指はふっくらしていて、ウエストはきゅっとしまっていた。
そこだけ見ると女性的ともいえるけれど、
また正面にまわってお顔を拝見すると、
特に日光さんは、如来的な安定感があり、男性的な力を感じた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

上野の美術館の多くが、金曜の夜だけ閉館時間を午後8時としていることをご存知でしたか?
知人におしえられて、私は昨日の夜行ってきたのですが、
この「薬師寺展」に限っては、
6/4(水)から最終日まで、閉館時間を午後8時に延ばしていました。

私が行った午後6時半でも30分待ちという状況。
日中は、もっとすごかったのではないでしょうか。
昨日は気温もかなり高かったので、待っているだけでも大変だったことでしょう。
臨時の無料給水コーナーまで設置されていました。

昨日は、結局待っている人が多すぎて8時に閉館もできず、
特別に8時半まで観られることとなりました。
すごい人気です。

初夏の夜とはいえ、午後8時ともなればもう真っ暗。
会場を出ると、細く明るい三日月が出ていた。
上野の森を煌々と照らすその月の光は、本当に美しかった。

天高く、たとえ手の届かない夜空の、黒々とした木々の真上に小さく姿を現した三日月でも、
私たちはその輝きの中に神を見る。

たしかに日光さんや月光さんは、すばらしい芸術品だし、
今まで誰に見せるでもなく光背の陰に隠れていたお背中は、素敵だったけれど、
やっぱり薬師寺の金堂の中で
真ん中の如来さんを支えつつ、三尊が揃うことで、
きっともっと素晴らしい本当の光を放つのではないだろうか。
そんな気がした。

この前は、お留守の薬師寺に行ってしまいましたが、
今度はご在宅のときにまたお邪魔しますね。






Last updated  2008.06.07 14:21:27
コメント(2) | コメントを書く
2008.04.20
カテゴリ:美術
東京駅直結の東京・大丸店の10階「大丸ミュージアム」で今やっている
「20世紀の巨匠たち」
ロバート・キャパ、ユージン・スミスなど「巨匠」といわれる写真家の作品が、
120点ほど見られる写真展です。
他にマン・レイ、エルンスト・ハース、ヘルムート・ニュートン、ルイス・ハインなど
全部で14名。

私がもっとも感銘を受けたのは、ユージン・スミスでした。
彼はアメリカ軍の従軍カメラマンとして、沖縄戦を撮っています。
やられる側としては、
火炎放射器で焼かれる大地の写真を見ながら、
この先に人がいたのかいないのか、とても気になりました。
彼は、どんな気持ちでこの写真を撮っていたのでしょうか。
煙で洞窟からいぶりだされた女性と子どもを写した写真は、
その二人が「敵」ではなく「被害者」であることを雄弁に語っています。

ユージン・スミスの写真に写る人物は、
みな感情を持っています。
その感情を伝えてくれるスミスの写真がすごいと思いました。
スペインで撮った写真で、
今にも天に召されそうな老人のベッドを囲むように、
黒いベールを頭にかぶった女たちの心配そうな表情がくっきり浮かぶ作品は、
まるでルネッサンス時代の絵画のようです。

演出したとは思えないけど、
偶然とも思えない。
この絶妙なアングルが、彼の写真を他の人と少し違ったものにしていました。

「今そこにある事実」を臨場感あふれるタッチで残してくれたのは、
ロバート・キャパ
特に、ナチスから解放されたパリにあふれかえる群衆や、
同じくシャルトルの通りを歩く人々の写真が印象的でした。

ドイツ人との間に生れた赤ん坊を抱いた女性は丸坊主にされ、
彼女をとりまく大勢の人々の、意地悪く笑っている目、目、目。
老人も、子どもも、男も女も。
泣きもせず、口を真一文字に結んでしっかり子どもを抱く丸坊主の女性が、
世間から裏切り女として断罪されているのにもかかわらず、
とてもりりしく見えました。
不思議です。

好きじゃないけど、スゴイと思ったのはヘルムート・ニュートン
ほとんど変態です。
「オフィスラブ、パリ」なんて、
大きな机に女性を押し倒している“ジェントルマン”を
のぞき穴から見ているように写真の周りを加工してたりします。
「マネキン」という作品は、
服を着ていないマネキン人形みたいな女性を、ハウス・マヌカンが抱いてキスしてる。
スラリとした脚の女性がかがんでお尻を出して、
それをこれまたスラリとした美女が棒で叩こうとしているところ、とか。
隠微っていうか、
人工花っていうか、
そこに「現実」は一つもありません。
モデルを使って、彼の妄想をカタチにしています。

エルンスト・ハースはカラー写真で自然をとりまくります。
赤く噴出する溶岩、崩れ落ちる波、雨に濡れた落ち葉。
こういうの、ほっとします。

写真ってひと口にいっても、いろいろあるんだな、と改めて思った。
フィクションあり、ノンフィクションあり、
事実に見せかけて演出したものあり、
人を素材の一つとして配置したものあり・・・。
事実を通して人の心理に迫ったものあり。

見学している若い男性が、
写真の構図をエンピツで書きとめていました。
写真の勉強をしている人でしょうか。
その人は、
きっと私とまったく違う視点で、
これら巨匠の作品と向き合っているはずです。
未来の「巨匠」の、第一歩になりますように。






Last updated  2008.04.21 07:55:41
コメント(0) | コメントを書く

全25件 (25件中 1-10件目)

1 2 3 >


Copyright (c) 1997-2017 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.