朝けっこう早くに起きた。
親父殿はばあちゃんを病院に送ってから仕事にいったみたい。
ねぼけ眼で朝飯を食って高知新聞を読む。
そのあと家の周りをぶらぶらと散歩した。
8時前なのにひどく暑い。
ここは橘浦という場所なのだが、本当に小さな漁村だ。
稲荷様と天神様があって、両方共に詣でて感謝の気持ちを伝えた。
汗を流しながら、友達や知人にメールで報告をした。
いろんな人からすぐ返事が返ってきたのが非常にうれしかった。
だらだらマンガよんだりウンコしたりシャワー浴びたりしてから、お母さんと病院へ。
病院についたのは昼ごろ。
1時にならないと新生児とは遊べないから、それまで病室でそばとか食ってた。
本当は4人部屋の病室なんだけど、昨日一人だけいた同室の人が退院したので、政所の個室状態。
ラッキーといえばラッキーだ。
政所はこれが初めての入院なのだが、なんだかだりーとかケツがいてーとかそんな感じである。
1時になって、赤ちゃんを部屋に連れて来てもいい時間になった。
ので、赤ちゃんを迎えにいって、部屋に運び入れる。
もう、かわいくって仕方ないので、やれなんだかんだと写真やビデオを撮りまくる。
つってもすぐ寝ちゃって、なかなか起きない。
うーんとかいって、
お? なくか? とか思うんだけど、スーッとかいって寝ちゃうの。
なんだよ、俺、ほらお父さんだよ、もう明日東京に帰っちゃうんだから、ちょっとは起きてよぉ。
でもまぁ寝顔みているだけでもすげー楽しい。
そんな中、なんか仕事のメールがパチパチとブラックベリーに入ってきて、マジうざい。
あほか、っちゅうねん。
充電器持ってこなかったんで、だんだん電池がやばい。
知るか、そんなもん。
途中で、お母さん方のばあちゃんが来たりして、赤ちゃんをちょっとだけ観る。
なんか、病室には夫以外入っちゃだめだし、赤ちゃんをだっこもできない。
ちょっとかわいそうだ。
せっかくばあちゃんが来たのに、ミルクの時間とか行って、政所が奥につれて行ってしまった。
なかなか出てこない。
俺はついに待合室で撃沈。
いびきかいて寝てしまった。
しばらくして政所が戻ってきたが、なんとうちのお子さんも爆睡で全然ミルクを飲まなかったそうだ。
何も一律に同じ時間にあげなくてもと思うが、そういうものでもないのだろう。
またそうして病室でだらだら過ごしたりする。
夕方になって親父殿が仕事帰りにぷらっと寄った。
やっぱり孫の顔がみたくてたまらんらしい。
結局6時くらいまでいたのだが、わがお子さんが起きたのは本当にちょっとの間だけだった。
明日は、ちょっとここに寄れるかどうかも微妙なので、ちょっと残念だが、寝る子は育つ。
いいことじゃないか。
うちのお子さんは、なんだか足がでかいので、バカの大足なのか知らんが、大きくなってくれると父としてはうれしい。
家に帰って今日も酒盛り。
あんだかんだと大騒ぎの大笑いだ。
しかし、親父殿とお母さんと俺の3人なのだが(ばあちゃんは違う部屋で食べるのが好きだから)、
こんなに気楽に大騒ぎできるってすばらしい。
今日も興奮したまま眠りにつく。
ああ、明日東京に帰るなんていやでたまらない。