京浜急行線日ノ出町駅の交差点をフライの「ひのでや」に向かって渡る。その「ひのでや」隣りにある中華料理屋、それが「好来」だ。カウンター6席、テーブル席3席のこじんまりとした店。おもむろにカウンターに座りラーメン¥380を注文する。目の前の年季の入った水道管を眺めてラーメンを待つ。はいどうぞと親父さんが指をかけた丼を差し出してくれる。透明なスープ。トッピングは葱、シナチク、チャーシュー、ほうれん草、そして何故かハム。意外にも繊細な盛り付けで美しい。体が温まってきて、気持ちに余裕が出てくるとメニューよりも何故か備品に目がいってしまう。何気なく置かれた備品の数々をみているうちに、知り合いの家にでも遊びに来たような気持ちになってきた。昭和な時間の流れる店だ。
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