ミミとアタマと魂と(スピリット)

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• ADHD/ADD当事者の薬に頼らない3つの秘訣　呼吸と脳波編　その2

  　　　　１．４．２．脳波と呼吸　そこで脳波について調べていったわけですが、ネットで調べたところ、呼吸と脳波は密接な関係があるようです。　テレビでやってたそうなのですが例えば1分間の呼吸数が増えると脳波はベータ波優位になり、呼吸数が少なくなるとアルファ波優位になるということが確かめられたようです。　過呼吸症候群は呼吸数が多くなると血液中の酸素分圧が増えて、炭酸ガス分圧（二酸化炭素に相当）が減ることによる血液のアルカリ化と血管の収縮で息苦しさを覚えます。　そうなると過呼吸も過換気症候群も患者がパニック状態に近くなるという点ではひょっとして脳波がベータ波になっているのかもしれません。　呼吸数が増えると脳波はベータ波優位になり、呼吸数が少なくなるとアルファ波優位になるのは正しいかもしれません。　脳が1日安定して働いてくれるためには、興奮状態のベータ波や脳が眠っている状態に近いシータ波よりも、リラックスして集中しているアルファ波にもっていく必要があります。　次にリラックスするには深呼吸がいいということが挙げられます。私も深呼吸がいいのかと思ってたときがあります。ただ深呼吸はリラックスと言っても日常生活よりも瞑想や眠っているときに近い脳波状態になるので、単純に深呼吸がいいとは言えないようです。　ということで深呼吸よりはもう少し速い速度で呼吸したほうがいいということになります。　次にに鼻呼吸か口呼吸かどうか、です。　自分の経験もあるのですが、やはり口呼吸は交感神経優位になり、体を緊張させてしまうという傾向があるようです。つまり口呼吸はベータ波優位になってしまうそうです。　（まあ、口呼吸は鼻呼吸と違って鼻毛を通らないので、空気中の雑菌をシャットアウトする働きがなく、鼻呼吸と比べて衛生上よくないといった他の問題もあるのですが）。　例えば口呼吸をしていると脳がアルファ波よりもベータ波優位の脳波になってしまう傾向があるようで、1日のうちで調子がいいときと悪いときがある不安的な脳になります。　逆に鼻呼吸は副交感神経優位になるので脳波もアルファ波優位になるそうです。　ネットで調べた限りでは口呼吸は判断力の低下、さらに長い目で見るとうつ体質につながるという見解もあるようです。　もし自分が口呼吸してしまっている場合は、早く鼻呼吸に直す必要があります。　さらに胸式呼吸と腹式呼吸の違いです。　1つは肋骨を広げて肺に空気を送り込む胸式呼吸。普段私たちが行っているのがこの呼吸です。残念ながらこの胸式呼吸は交感神経優位に働くというのです。　もう１つは横隔膜を上下させて灰に空気を送り込む腹式呼吸です。これは胸式呼吸と違ってすぐにできるものではありませんが、副交感神経優位に働かせます。　人間の体において交感神経は脳波をベータ波優位に働き、副交感神経は脳波をアルファ波優位に働く傾向を見せるのです。　腹式呼吸については「腹式呼吸　やり方」で検索すると載っていると思いますので自分で確かめてください。　　　　それから1サイクルの呼吸の中で息を吸う時間と息を吐く時間の長さのバランスが脳波に影響するということを知っているでしょうか？　普段行っている呼吸は息を吸うと吐くとでは自律神経のスイッチが切り替わるということです。息を吸っているときは交感神経が優位に働き、息を吐いているときは副交感神経が優位に働いているというのです。　したがって息を吸う時よりも息を吐くときの時間を長めにとったほうがよいということになります。つまり、息を吐くときは息を吸うときよりもゆっくり吐くということです。　　まとめると脳波のために呼吸方法を改善するなら以下のことが言えます。　　　　　　１．呼吸は浅く速くよりゆっくり深く　　　　　　２．口呼吸より鼻呼吸　　　　　　３．胸式呼吸より腹式呼吸　　　　　　４．息を吸う時間よりも息を吐く時間を長くとる　　　　　　５．息の吐く時間を吸う時間よりも2倍ぐらいがいい　脳波をアルファ波優位にすることは体をリラックスさせ、集中しやすくし、ストレスを軽減するだけでなく、鬱になりにくくします。　私たちの何気ない呼吸方法にも脳をベータは優位からアルファ波優位に変える要素があるのです。

  Dec 17, 2013

• ADHD/ADD当事者の薬に頼らない3つの秘訣　呼吸と脳波編　その1

  　　１．４．呼吸法と脳波　　　　１．４．１．ADHDと脳波　通常、脳波は周波数の速い順にベータ波、アルファ波、シータ波、デルタ波の4種類があります。ベータ波はもっとも脳が覚醒状態になっている脳波形で、シータ波は眠っている状態、もっとも遅いデルタ波は昏睡状態とか人間の生命に深刻な状態を示しています。　発達障害の診断のときに脳波も見てもらったのですが、私の場合はベータ波優位になっていました。人の平均よりも脳活動が活発なんですね。悪い言い方すれば過活動、つまり活動しすぎです。実は脳というのは働きが悪いとぼんやりしてる、頭が悪いというイメージがありますが、働きすぎるとしっかり働いているのか、というとそうでもないのです。脳の活動は専門用語で言うと活動過小、活動過多どちらでもバランスが良くないのです。働きが悪いというのはシータ波といい、主に眠るときに見られる脳波です。したがって頭が働かなければいけないときに働いていない状態が起きるということになり、日常生活する上で頭が働かなくなることがあるといろいろと都合が良くないのです。　では脳の活動が働けば働くほどいいのかというと、そうでもありません。実は脳波の周波数が多いベータ波は人間の感情的にはどういうときなのかというと「興奮してる」「激昂してる」「怒ってる」ときのイメージなのです。いわば勉強に集中してると言うイメージよりも、人間と諍いを起こして「激昂してる」状態に近いのです。　このとき脳は通常よりもものすごい勢いで脳内にある糖分を消費しています。そうしますと急速に脳内の糖分が不足しますのでその後は脳の活動が不安定になります。すると脳の活動の勢いが落ちてアルファ波を飛び越えていきなりシータ波が混じったりします。よく人間でも興奮した後疲れて寝込んでしまう人がいるでしょう。脳みそ的にはあんな感じです。パソコンでディスプレイを見つめていると、その光に過敏な人はその光で視神経が必要以上に刺激されます。そうなると脳波もディスプレイの光に同調して脳波が早くなるのです。自分もパソコンで仕事をやっていたときはしばしば疲れてグロッキーになりました。　また脳波にシータ波が発生していると、脳の働きが悪いとされ、不注意が発生しやすくなります。ADHD/ADD当事者でうろうろ動き回る多動性、不注意、衝動的行動特性はこの脳のいずれかの部位に活動過小が起きていることが多いです。　そのため脳波をできるだけ健常者と同じアルファ波にして、安定させる必要があります。確かに薬で脳の働きを改善させる効果は一定あるかもしれません。しかし一方で薬は所詮合成化学物質ですから、体にいいとは言えません。向精神薬の問題はADHDの症状を薬効がある間だけ改善させるものであって、風邪薬のように病原菌を直接薬剤で叩いて殺し、治癒に向かわせる薬ではないことに注意してください。そんなものを何年も服用していれば、いずれは体のどこかに薬の副作用が症状として出てくる可能性は0ではないということです。

  Dec 15, 2013

• ADHD/ADD当事者の薬に頼らない3つの秘訣　その3

  　まあ、ADHD/ADD当事者にとって言いたいことの続きはあるわけですが、少なくとも上記の生活パターンの改善、食事内容の改善、忘れ物工夫の改善である程度の症状の緩和、失敗による落ち込み、自己評価の過剰な低下はある程度改善できると思います。これをやってそれでもダメだと思うなら最悪薬の服用もやむを得ないのではないでしょうか？　ただ鬱状態のときに短期間の薬の服用はありかもしれませんが、何年にも渡る長期間の服用はあまりいいことはありません。向精神薬の種類によっては肝臓にダメージがあるというケースもあるようです。ただ、これだけは言っておきます。すでに薬を使用している方は薬のいきなりの断薬はおやめください！！必ず反動が来ます。もしやるとしても数週間ごとに半錠ずつ減らしていくほうが確実です。タバコをいきなり止めてもうまくいかないのと同じように、薬もいきなり全面的に止めてもうまくいきません。薬を1錠ずつ減らしたしても体が薬を減らしたなと反応します。1日3％ずつ絶っていくタバコ禁煙フィルターと体がタバコのニコチンが減ったなと自覚しないうちに終わらせるのと同じような考え方です。ただしこっちは30日では済みませんが。私ですら薬を断つのに2年はかかりましたので、頑張ってください。

  Dec 14, 2013

• ADHD/ADD当事者の薬に頼らない3つの秘訣　その2

  　　１．３．生活ツール　　　　１．３．１．生活ツールの活用で忘れ物を防げ！　　　　　　ADHD/ADD当事者はワーキングメモリが人より少ないのが原因とも言われていますが、それでも他の補助機能的な道具で補うことは可能です。　　　　　　　　（１）メモをとることは恥じゃない　　　　　　　　（２）無地帳、付箋紙のチカラ　　　　　　　　（３）カレンダーにおおざっぱな予定を書く　　　　　　　　（４）スケジュール帳は日記帳として使え　　　　　　　　（５）携帯電話のスケジュール機能で予定の忘れ事防止　　　　　　　　（６）　【学生向け】　プリント類はパンチャーとバインダーを活用、書類はフォルダーに　　　　　　　　（７）　【社会人向け】　書類整理棚で書類を目的別に分ける　　　　　　　　（８）不要な書類はシュレッダーに　　　　　　　　（９）忘れないための３つのふりかえり　　　　　　　　（１０）究極の忘れ物防止対策は物を減らす！　　　　　　　　　　１．３．２．　　　　　　例によって箇条書きの解説をします。伝え聞いた予定・内容の忘れ、書類の紛失は大幅に防げるでしょう　　　　　　　　（１）社会人はメモをとることが大事です。状況場合にもよりますが、メモをとることを推奨している職場すらあります。新人には仕事を覚えてもらう以上先輩からの説明もあります。そのときは覚えていても数日経つと忘れてしまうことが多々あります。そうなると上司や先輩から「何を聞いていたんだ！」って怒られ気を悪くされ、教え甲斐のない後輩と烙印を押されることも多々あります。何回も聞いて恥を晒すよりは1回で済ませられる方法をとる事の方が、周囲も仕事を覚えようと努力してると納得してもらえる部分もあります。ADHD/ADD当事者の人にありがちですが書きっ放しにしないことです。　　　　　　　　（２）メモをとるときは胸ポケットにしまえるサイズをお勧めします。そしてできるだけなら無地のメモ帳がいいです。胸ポケットからペンとメモ帳を即座に取り出せるなら、会話中でもメモをとることができるからです。メモ帳は無地をお勧めします。掛線があると几帳面な人はその行に丁寧に書こうとし、ストレスを感じるばかりか、書くスピードも無意識のうちに落としてしまいます。自分の作業机がいつも確保されているならコルクボードと押しピンを用意するのもありです。ポケットサイズのメモ帳を剥がせるなら、言伝したい人に渡せますし、メモ内容を机に立てかけたコルクボードと押しピンで目につく位置に止めておいたほうが予定を忘れにくいでしょう。　　　　　　　　（３）カレンダーに書くのは大雑把な予定のほうがいいです。例えば主婦ならゴミ出し、主婦どうしの集会の場所でも充分です。大事なのはカレンダーはパッと見て予定を思い出すためのツールであるべきことです。　　　　　　　　（４）年末年始に発売されている日記タイプのスケジュール帳ですが、使い方によってはこれはこれで使えるツールでもあります。これはどちらかというよりも「今日は△△をした」「今日は○○円の□□を買った」「××は◎◎の店で取り扱っている。営業は21時まで、休店は木曜日」「○○は△△の部屋の□□の棚の中にあった」など過去の知識を活用するという感じです。　これは、あの予定はいつしてたのかもう済ませてあったのか、お金をいくら使ったのかなど思い出したくても思い出せない記憶、せっかく店に行ったのに店がしまってたなど残念な思いを解消することにあります。　よく私はしまい場所を忘れてしまう、探しても探し物がなかなか出ないのが悩みでしたが、母はどういうわけかしまい場所をきちんと知っているのです（さすがに高齢になると弱くなってしまいましたが）。　　　　　　　　（５）意外と盲点なのか携帯電話やスマートフォンのスケジュール機能です。落としたりすると他人に中身を見られるので予定を書きたくない気持ちも分かりますが、予定を忘れてしまうADHDな人にとっては切実な問題でもあります。しかたがないので詳細は書かずに大雑把な予定だけでも書きましょう。時間が来たらアラームでお知らせしてくれるバイブ機能を有効活用することが大事です。そしてポケットに入れておきましょう。落としてしまうのは服の素材にも大きく影響しています。Gパンをはくと経験上携帯財布は落としにくいです。逆につるつるのナイロン素地ややわらかい素地の服は落としやすいです。　　　　　　　　（６）これは私の経験なのですが、ADHD/ADDの特徴に書類をなくしやすいのがあります。あるいは持ってくるのを忘れて隣のクラスメートに見せてもらっていた。学生の時こんな経験はありませんか？授業時に配布される資料プリントを穴を開けても先生に咎められるものでなければ、プリント類は26穴式パンチャーに穴を開けて、26穴バインダーにルーズリーフと一緒に管理するのもありです。26式パンチャーはルーズリーフの穴と共通なので授業時に忘れてしまう心配はありません。安くても2000円ぐらいしますが、家に置ける大きさですし、忘れ物を防げると思えばADHD当事者にとっては安い買い物です。書類は100円ショップで売っているフォルダーを用意して入れてしまいましょう。私の場合、大学時代はこれで管理してADHD当事者なのに授業における忘れ物はほぼ0になりました。これだけは自慢できます。　　　　　　　　（７）書類整理棚はこれですね。ADHD当事者が机仕事をしていたらまず必要でしょう。数日中に必要な書類ならここにしまいます。用途別、重要度別、自分でルールを決めて書類を分けます。ADHD当事者で一番やってはいけないのは机の引き出しに緊急度も目的別も整理せずいっしょくたにしてしまうことです。後で必要になってどこにしまったかわからなくなり、慌てることになります。現在家でも領収書や保証書の区別に使っています。領収書でもときに必要な事があり、探せばたいていここから出てきてくれます。書類整理棚の使うメリットは探す作業を最小にすませることが大事です。書類は机に積み重ねないことが大事ですね。すぐに必要でない書類は収納BOXに入れましょう。よくテレビドラマでてくる書類押収で出てくる収納BOXです。　　　　　　　　（８）ADHD/ADD当事者の困った特性として、「物が捨てられない」ということが挙げられます。いつか使うかもしれない、という気持ちも理解できますが、期限を決めて使った実績がない書類はチェックの上で思い切って捨てましょう。だいたい3年ぐらい一度も使ったことのないあまり重要でない書類はチェックの上捨ててもいいと思いますよ（ただし契約書・保証書はその限りではありません）。一番安いシュレッダーで2,500円なので、1台だけあればこれも安い買い物です。ADHD/ADD当事者にとって整理するだけでなく、必要なければ捨てることもまた大事なのです。　　　　　　　　（９）さて作業部屋での物なくしは大幅に軽減できますが、今度は移動中の忘れ物です。傘は晴れると意識しなくなっちゃいますのでよくあるのですが、傘は買えば済めますが、財布・携帯電話をなくすと住所録やクレジットカードなど大事なものが一緒に入ってたりするので精神的に落ち込みます。さらに重要な書類の入ったカバンを電車の網棚に置き忘れると始末書だけでは済みません。最悪クビになり人生を棒に振ることもありえます。そこでは防ぐためを当たり前ですが３つの秘策を教えます。　　　　　　　　　　　　１．席を立つときは後ろを振り返る　　　　　　　　　　　　２．部屋から出るときはふりかえる　　　　　　　　　　　　３．交通手段を使って移動中の時は駅と降りるときに振り返るこれをやらない間はADHD/ADD当事者はおそらく忘れ物で失敗するでしょう。部屋から出るときは店の人が預かってくれる場合もありますが、最悪置引きの被害にも遭う可能性があります。３．は本人にとっては重大インシデントの部類に入っちゃいます。鉄道はその路線の主要駅で管理してくれる場合もありますが、バス地下鉄は1ヶ所でしか管理してない場合も多く、営業所まで忘れ物をとりにいく労力も大きいです。混んでいるときの網棚に置くのが楽かもしれませんが、ADHD/ADD当事者が疲れているときは脳の働きが低下しているので持ち物のチェックの意識が働きません。忘れ物の元です。ADHD/ADD当事者は必ず手元に持ちましょう。　　　　　　　　　　　　４．移動中の持ち物は最小限に　意外な盲点として移動中の持ち物を最小限にする努力が必要です。とくにバス、電車での移動は体力の消耗を伴いますので、大きい物、重たいものを持っていると体力を消耗し、脳が疲れて小さい持ち物に注意がいかなくなります。傘、財布、携帯電話などはその例でしょうね。買い物以外の持ち物はできるだけ最小限にしましょう。　　　　　　　　（１０）さて色々言って来ましたが、これも最終章の予定です。持ち物を整理するのも良いのですが、自室に物を溜め込んでいくとそれでも物がどこにしまわれているかわからなくなります。これが私の今の悩みです。原因はおそらく物を使った後に脳が疲れてしまってその場にほったらかすか、しまうことを意識できずにしまってしまうことが原因かと思われます。なので　　　　　　　　　　　　１．道具のしまい場所を決めてしまうことが大事です。1回決めてしまえばしまい場所の失念はある程度防げるでしょう。そしてもっと根本的な原因があります。それは　　　　　　　　　　　　２．持ち物をたくさん作らないこと生身の人間ができることにも限りはあります。それが体力であり記憶力です。ここでは記憶力での話になります。AS（アスペルガー症候群）含むADHD/ADD当事者は何かを極めようとすると特定の物でいっぱいになります。それが本であり、調理道具であり、あるいは特定の電気製品かもしれません。それが部屋でいっぱいになります。そういう類の物は大事にする傾向があるので自分で整理されている方もいらっしゃると思いますが、それ以外の物は無関心になりがちなのであまり整理されないのです。　また人間でも持ち物がどこにあるか記憶するのに限界があります。こういう場合収納部屋を用意すればいいのでしょうか？仕事ができてお金に余裕がある人にはそれが可能かもしれませんが、金に余裕がない人、若い人だとそうはいきません。せいぜい自分の部屋が精一杯でしょう。そういう場合、収納棚または収納箱を用意して区別するといいでしょう。でも一番大事なのは　　　　　　　　　　　　３．持ち物をたくさん作らないこと大事なので二度言いました。シリーズものは揃えてしまう部分がありますが、物にあふれて何がどこにあるのかわからなくて探す労力が発生してしまうくらいなら、必要なものでない物だけ捨ててしまう勇気が必要です。（９）の４．はそれが端的に反映される例です。

  Dec 14, 2013

• ADHD/ADD当事者の薬に頼らない3つの秘訣

  １．日常生活の工夫　　１．１．基本鉄則は朝方の生活　　　　１．１．１．生活パターン　　　　　　ADHD及びうつ病（抑うつ含む）、不眠を感じる人はこのような生活をお勧めします。とくにADHDの人は不眠や鬱病と関連があると言われています。　　　　　　　　（１）毎朝6～7時に起きる。　　　　　　　　（２）起きたとき布団の上でもいいので後転、上体そらし、背筋などのポーズでストレッチ　　　　　　　　（３）朝起床後午前10時までに1時間程度の散歩を行う　　　　　　　　（４）日中は30分以上日光に当たること　　　　　　　　（５）夕食は豆腐納豆などの豆類を食べること　　　　　　　　（６）歯磨きは21時までに済ませる　　　　　　　　（７）寝る1時間前に豆乳を飲む　　　　　　　　（８）寝る直前は携帯電話、スマートフォン、パソコンはしない　　　　　　　　（９）部屋を暗くして寝る、秋冬限定でいいのでカーテンを開けて寝ること　　　　１．１．２．解説　　　　　　基本は朝方の生活をすることです。夜型になると朝日を浴びる時間が減る、せっかくメラトニンが生成されるのにその時間帯に起きていると無駄になる。長い目で見ると眠りが浅くなるのでうつ傾向になるなど、夜型生活のメリットは少ないです。昔の人は鬱病の人ははるかに少なかったのです。外作業も多く、夜遅くまでパソコンを使う仕事がなかったので当たり前です。農作業をする人で鬱病という人という噂はあまり聞きません。下記の（１）～（９）は１．１．１で先述した（１）～（９）に対応しています。　　　　　　　　（１）不眠傾向、うつ傾向がある人は、昼間にどの行動をしようとこの繰り返しが大事です。　　　　　　　　（２）ストレッチは自律神経を刺激するので日常生活の準備になります。　　　　　　　　（３）テレビでやっていましたが、朝日を浴びて14時間後に眠気を誘発するメラトニンが生成されるため、夜になって眠気を催すのだそうです。　　　　　　　　（４）パソコン作業で光過敏、頭がしんどくなって長時間作業できない人は目から鱗の可能性ある効果があると思います。日中の光量が一番多い時間帯に戸外に出て視覚が日光になれることで、パソコンディスプレイの光の刺激に耐えやすくなるとされています。　　　　　　　　（５）たんぱく質のトリプトファンを生成します　　　　　　　　（６）歯ブラシの先は歯肉を通じて神経を刺激するので目を覚ますことにつながるそうです。　　　　　　　　（７）いわゆるホットミルクの代用です。セロトニンが生成されます。このサイトでは最近牛乳と日本人の栄養的な相性が問題視されているので豆乳で代用しています。　　　　　　　　（８）当たり前ですが脳神経を刺激させると眠たくなくなります。深く眠ることが翌日気持ちよく勉学や仕事に集中できることにつながります。　　　　　　　　（９）部屋を暗くすることは眠りを深くすることにつながり、朝方に朝日を浴びると眠りが浅くなり寝起きがよくなる利点があります。ただ都会での一人暮らしの場合自衛の問題のはらんでいるので、どちらがいいのか一概には言えませんが・・・代替案としてレースカーテンのような薄いカーテンも選択肢の1つです。レースのカーテンでは日光を遮ることがなく、夜の街灯が灯っている外からカーテン越しに電灯が灯ってない部屋の中を確認するのはほぼ不可能だからです。　　１．２．食事改善　　　　１．２．１．ADHDで一番いいのはやはりご飯食？　　　　　　　　（１）1日三食はとる。朝ご飯抜きは禁物　　　　　　　　（２）主食はパン食よりごはん食　　　　　　　　（３）おかずは肉魚豆菜果バランスよくとることが肝要　　　　　　　　（４）ジャンクフードはもってのほか　　　　　　　　（５）糖分補給も使いよう　　　　　　　　（６）サプリメントはどうなのか　　　　　　　　　　１．２．２．　　　　　　例によって１．２．１で述べた箇条書きの解説をします。　　　　　　　　（１）朝は9時から基本18時まで社会生活します。なので夕食よりも朝食のほうで栄養をとるほうが大事なくらいです。　　　　　　　　（２）個人差の問題もありますが、私が経験している限りでは、総じて玄米などのごはん食のほうが元気が出ると考えています。理由は炭水化物の構造が原因です。パン類は炭水化物の構造が単純なので分解される時間が早く、糖類として一気に変換され血糖量も上がりますが、血糖量の上昇が長続きしないので一気に下がります。そうなると集中力が続かない、空腹などの自覚症状が出ます。かつて処方薬として使われていたリタリンにもその特性が出るので現在では急激に薬効が出て急激に薬効が切れる問題点を改善した緩和薬が出ています。玄米などの複合炭水化物は構造が麦より複雑で分解にかかる時間が長く、糖類としてゆっくり血糖量も上がり、血糖量の上昇も比較的長続きし、やがてゆっくり下がります。パン食と比較してごはん食のほうが集中力が長続きし、おやつも欲しがりにくいという利点もあります。玄米onlyというのは食べにくいという方も多いと思いますので初めは混ぜることをお勧めします。私の場合は白米と雑穀を混ぜた「十六穀米」を使用しています。　　　　　　　　（３）おかずはどれがいいのかという議論はありますが、まんべんなくとるというのが一番良いようです。肉魚野菜だけに限らず豆類、果実類、穀物（雑穀）にも留意を。例えば青魚はDHAが含まれていますし、野菜や穀物類（玄米など）の多くに食物繊維やミネラルが含まれている事は無視できません。果物類に含まれている糖分は、砂糖よりも栄養的にマシなようです。　　　　　　　　（４）とくにコーラとスナック菓子はやめたほうがいいです。あの「分かっているのにできない脳」の著者で有名なADHDの専門家、ダニエル・エイメン博士ですら、甘いもの（菓子）はやめたほうがいいとおっしゃっています。私などはとくにこれを厳格に守っていて、コンビニや自動販売機にあるようなコーラ類、ジュース類は数年間一切とっていません。　　　　　　　　（５）これについては有益な部分もあるので全部がダメとも言いきれないのです。とくに受験勉強、仕事などでは頭を使う作業が多いのが現実なため、疲れるとどうしても糖分がほしくなる部分はあります。大塚製薬のエネルゲン（今もあるかどうか分かりませんが）などは本来スポーツドリンクなのですが、糖分補給としてまだマシな部類です。長時間の仕事などでやむをえなく糖分補給が必要ならこういうのにしたほうがいいかもしれません。チョコレート類は意見が分かれます。　　　　　　　　（６）これも意見が分かれます。サプリメントは本来食事で代用できるのならそれにこしたことはないのですが、平均寿命80年ともなれば、生きている間に老化などで痛める箇所が出てきます。関節痛にグルコサミンとかはその典型です。ではADHDではどのようなサプリメントが有効といわれるのか？　　　　　　　　　　　　・イチョウ葉エキス＋DHA・・・強力な抗酸化作用があり脳血流量を増強する　　　　　　　　　　　　・セントジョーンズワート・・・憂鬱感を軽減してくれるが頭痛や光過敏などの副作用もある　　　　　　　　　　　　・L-チロシン・・・ドーパミンの原料で集中力維持になるが、脳活動亢進になるため苛立ちや不眠のデメリットも　　　　　　　　　　　　・GABA・・・側頭葉タイプのADHDに有効とも。かんしゃくと苛立ちを抑えるのに有効らしい以下を挙げておきます。ただ今まで使った中には頭痛の原因になったり、L-チロシンだと集中力維持、不注意軽減には確かになるのですが、一方で完璧主義や苛立ち、不眠傾向になる副作用もあり、注意が必要です。服用してもいいですが連用しない方が良いでしょう。個人差がありますが私の場合は2週間に1錠服用することで事足りました。

  Dec 14, 2013

• 冬はなんとなくわびしくなるのか・・・再び不調が

  12月に入り、この時期にしては極端に寒い日々が続いていたと思います。たぶんこの年にしては余りにも寒くて、図書館に通う回数も減ってきたと思います。ただセンター試験が迫っていたのに、緊張感が持続しないというか、なかなか集中力が沸いてこず、またしても悶々とした日々を続けていたと思います。　年末、Sさんが心配して忘年会を開いてくれました。そのことが孤独な日々をやわらげてくれるひとときだったと感謝しています。※記憶がまだ断片的なため、おいおい記憶を補足していく形で後日追記していくと思います。

  Aug 5, 2008

• 野球を始めました(2007年7月頃)

  ついうっかり1年ほど更新忘れてしまいました。3日住職、じゃない3日坊主の私のことなので、更新をうっかりサボると記憶喪失になってしまうことが度々あります。それでは2007年の7の月その頃どうしてたかといいますと、夏のある日、地元の市内のバッティングセンターに気分転換で足を運んでいたところ、小学校から15年以上の付き合いのあるU君に再会。内輪話からU君も野球をやっていることがわかり、U君の所属している野球チームに紹介してくれることになった。いわゆるスカウト活動ですな。　U君の紹介で野球チームに入れてもらえることになった。そこは某川河川敷でリーグでやっている野球チームで、とある専門学校に通っていた方がOBとなって立ち上げたそう。年齢も私たちが一番若く、40歳前後の年配の方までいらっしゃる草野球チームです。　そのときにU君ととくに親しくされている人がSさんという方で、今年で33歳になるキャッチャーの方で、その人が私の入団に関していろいろと世話をしてくださいました。Sさんは今は仕事で忙しくなり、私と一緒に試合に参加するときがあまりないですが、現在でも付き合いをしています。　この辺りから、私の生活圏に大きな変化が出てきたように思います。野球をするということは体を使うことだけでなく、太陽にあたって運動するという意味で非常に重要だったのです。　鬱病の人は基本的にセトロニンという脳内代謝物質の欠乏により起こるといわれています。その原因として頭の使いすぎということが言われています。私の場合、パソコンに大きな原因がありました。一度集中すると注意の切り替えができない人が、システムエンジニアというパソコンとプログラミングが中心の生活をしていると、どうしても長時間パソコンを使う上に、太陽に当たるということが少なくなってしまいます。　実はこのセロトニンという代謝物質は太陽に当たることと、セロトニンの原料になるといわれる暖かい牛乳をとること、充分な睡眠の質を得ることで、朝起きるときにはセロトニンが回復するといわれています。　ところが私の場合はそういった体質のところに、システムエンジニアとして長時間の勤務、あまり牛乳を取らない、運動しないという悪条件が重なり、鬱病を発症してしまったと思います。　野球を始めたあたりから、回復してそうで回復しない抑うつ状態から回復し、パソコンさえしなければある程度元気になってくるという状態にまで戻ってきたのです。　私が膠着していた抑うつ状態からの脱却を促してくれたのは、野球という誘いがあったからといっても過言ではないと思います。

  Aug 5, 2008

• 悩みの種は頭にはめてる金の輪・・・？

  最近の状況。夜中に何度も目が覚めてよく眠れない(睡眠の質が悪い)朝定刻通りに起きれない。夕方りんご酢ジュースを飲んで1時間ウォーキングに出かけている。あとパソコンをする時間を極力減らしています。しかしどうも抑うつ状態のようで気持ちが良くない机に向かっても抑うつ状態。昼間はなんとか寝ないで起きていられるようになっている。考えようとしても頭が働かない。脳が過小活動というよりも、睡眠の質が相当良くないで昼間もよくないのかもしれない。一番特徴的なことは両耳の上のこめかみのところ。とにかく締め付けられるような頭痛がある。緊張性頭痛かと思って風呂に入浴中、何もかも考えずに10分間浴槽に浸かってみたが効果なし。極力他人にフラストレーションをぶつけないように心がけているのだが、ここ数日なんだか機嫌がよくない。なんだが癇癪の種になるものを待っているような感じで、今日たまたま郵便物が予定日を過ぎても来なかったということで、親に「不在伝票なかったのか？」とつい文句タラタラ言ってしまった(偶然配達日が東京に行かないといけない日と重なってしまって、そのときにチェックできなかったのもあるが)。親の体調悪化をさせてしまって申し訳ない。『Dreams』という誘眠のための快眠音楽を聴いているのだがまだ駄目です。自分はリラックスすることを忘れてしまったのか？肩の力を抜いてリラックスする方法がわからない。親は頭が働き過ぎているとはいうけれど・・・。この状態が続くなら、次回先生に相談するしかないかもしれない。

  Jun 19, 2007

• 人はどこまで注意を払えばいいのか？

  　今日は幼少時に通っていた某施設での30周年を兼ねて同窓会があった。久しぶりにそのときの先生に会うことができて楽しかったのだが、同窓会でいただいた名前月のシール(服にそのまま貼ることができるので手軽)を、同窓会が終わったとき外すのを忘れてそのまま帰宅してしまった今日は朝から雨が降っていて、昼過ぎにはやんできたので傘を忘れるんじゃないかなと思って帰宅まで財布を含め始終忘れ物に『警戒』していた。帰宅して持ち物確認したら、失せ物がなかった代わりに、名札を外すのを忘れてしまったというワケ　このあたり、同窓会が終わったら名札を外すという作業をどうして意識できないのか？そのへんのところが気になる。

  Jun 9, 2007

• 強気と無気力のハザマで

  　自分の頭が働いているときとそうでないときの差がはっきりわかるところがあったので、書き留めておきたい。　最近自分が勉強してても思うように頭が働いてくれないことが多かったので、今頃になって何故そうなのか首をかしげていたのだ。具体的には勉強が長時間はかどらなかったり、勉強を「頑張ろう」と自分に暗示をかけても、ウンともスンとも応えてくれないのだ。　この状態にかつてのような勉強するという自覚が生まれないのだろうか？とかなり弱気になっていたところだった。どうしてそうなるのか、ちょっと考えているうちに、思い当たることがあった。　前頭葉が働きすぎなおかげで注意の切り替えの悪い割に、後頭部と側頭部の働きがのんびりというか過小活動を起こしているせいで、2段目以降のギアがなかなかかからないのだ。コーヒー飲んでもいいのだが、それでは必ずしも頭全体が活発になってくれるとは限らない。　そういうわけでテンポの緩やかなBGMで高低が大きいと分かる人のなんかの曲聞けばいいのではないだろうか？つまり後頭部がゾクゾクッとさせて、後頭部を活発にすればいいわけだ。ニューロバイオフィードバックを使うわけにも行かないが、これなら自分なりの方法で、後頭部を調整できるかもしれない。　そういうわけで今日はこのひらめきをブログに書き留めて、集中できないときはどうしたらいいかこのページを見ることにしたい。

  Jun 8, 2007

• プロセスのアサイン能力の不調とメモリの寡占問題

  　このところ更新が遅れていますけどお許しを。。。　実はメモリとプロセスのほうの問題が大きいな、と考えております。どういうことかというと、メモリとプロセスは脳機能の意味ではなくコンピュータの用語の範疇です。　メモリはパソコンに電源が入っている間、エクセルとかInternertExploer6.0とかプログラムを動かすのに、必要なデータを一時的にメモリに保存するためのものです。パソコンのスペックを見ると512MBとか1GBとかあるでしょう？つまり人間で言えば机、メモ帳にあたるところです。一方CPUは頭脳にあたります。　プロセスは過程ではなく、XPでタスクバーを右クリックしてタスクマネージを選択すると開くじゃないですか？このときプロセスタブを選択すると、現在起動しているプログラムの一覧が出ます。つまりプロセスは起動しているプログラムを区別するための特有の単位です。通常プロセスの数は30～40で推移するでしょう。　しかし自分の持っているパソコンに何か問題が起きたの？というと、やっぱり脳の話のことになるんで頭を柔らかくして聞いてほしい　実は定型発達の場合は、記憶・注意・興味・予定の対象をコントロールするために、メモをとらなくても、頭の中のどこかに記憶でき、それに合わせて予定の行動をこなせることができる。ところが非定型発達の場合は、それが正常に稼動出来ない。とくにADD・ADHDの場合はワーキングメモリのどこかに正常が起きているとかの場合が多いようです。　ところが私の場合はワーキングメモリの機能自体は正常。それじゃあ何が問題なのかというと、そのプロセスの問題が人より少ないようです。つい先日気がついた。　要するに同時にいくつもの行動ができないんですよね。まあコーヒーや薬剤を飲んだら、無理やりできないこともなかったけど、それやると頭のバランスが悪くなって、感情の不安定・鬱・不眠症を引き起こすので、それ以降は極力避けていた。　それを補うのが予定のメモ書き。要するに携帯電話のタイムスケジューラ機能やカレンダーを活用することです。それで何をしないといけないかが一目瞭然です。　2つ目は過集中の問題です。要するに興味ある対象のことを一旦始めてしまうと、物事の切り替えがすごく悪くなることです(研究者はこの没頭で業績を挙げたりする原動力になるのだから、これは決して悪いことではないのですが)。　幼少からいっぱい以上に興味あるものが色々と変遷していました。気象、電線、漫画、鉄道・・・まったくもって衝動性満載でした。今は野球と地震。これに関してはまあ触れませんが。　そして最近気づいた3つ目がメモリにおけるそのプロセスのウェイトが異常に大きいことです。　自分は幼少から興味の範囲が限定されているというか、特定の分野で人より用語を詳しく知っている、そしてあることに興味を持ったら、その興味のことで頭がいっぱいあるのが問題だった　つまりです、プロセスタブで色々なプロセス(プログラム)を起動していますが、CPUの項目でCPUの占有状態がわかるところがあります。通常100％の状態を迎えていたらプログラムを動かしたくても動かせません。　自分の場合は同時に動かせるプロセスの単位が4～5くらいしかなく、しないといけない事の数がプロセスの数の許容量を越えると、完全すっぽ抜けてしまうようです。　それでいてワーキングメモリの量が少ないのかというと、そうではない。たぶんワーキングメモリで実行プロセスを細かく振り分ける部分に異常が起きているような気がします。それで地震とか野球とかのほうにCPU占有率がほぼ100％を占めてしまうのです(占めたくててやっているのではないですが、衝動性のせいかどうしてもそうしてしまいます)。本当は勉強に80％以上ウェイトを置かないといけないのですが。　普通、人間って仕事や予定だけじゃなく人間関係も、恋愛も、役所への事務手続きも、健康面とか色々考えることがあるので、それだけで生きていけないはずです(研究者とかそれだけで生きていける特殊な人もいるようですが)。実際パソコンでみれば、ワーキングメモリの中にプロセス(仕事)を数％あるいはコンマ数％ずつ振り分けているはずです。自分はそういう芸当が出来ないようです。。。　野球で最近興味を持っていることは、捕手のリード問題と選手の人材発掘です。単純に試合に勝つことよりも、捕手はここでどうリードする(配球を考える)のか、とか、ここはどう判断してプレーするかとかです。　野球は1年ほっぽっても勝手に選手とか育っていきますからなんとか当面封印できますが、地震とかはなかなか辞められないです。奥が深いというよりも、データを見て自分で見える部分、理解できる部分があるので、人ができないことを自分がやらないと気がすまない性質のようです。是非データ採取をお願いできる人がいたら代わってほしいくらいです。　とくに何かあったときにデータを収集してどのくらいか分析するのが趣味です(ホント年に数回だけど)。自分はそのプロセスでのメモリの寡占状態がひどいのですね。　ちょっとこの辺のことも考えて、勉強80％、地震10％、日常生活10％、野球5％、手話・発達障害問題5％にもっていきたいです。これが今年の目標でしょうか・・・？　長文ですが、ここまでいろいろ読んでくれてありがとう。

  May 26, 2007

• 自分は何に直面しているのかが・・・

  地元の自助グループに参加してみました！うーむ。抱えている問題はみんなに似通ってる(ーー；)仕事やコミュニケーションの部分で再度洗い出す作業においおい取りかかる予定。コミュニケーションはともかく数ヶ月前の仕事での直面した問題洗い出せるかな・・・＾＾；話についていくのが大変だったけど、いろいろと意見交換ができたので、これからも続けてみようかと思っています。

  Apr 29, 2007

• 夢はセピア色か？フルカラーか？

  ここ最近過眠気味の状態が続いています12時頃に寝るようになってきたんだけど、起きるのが最悪4時に中途覚醒した後、いったん寝ると7時頃また目が覚めて、メチャ体が重い→そのまま寝てしまう。これが、癖になってしまたようだ。この日は頑張って8時に目が覚めたけど、朝食後作業していると午前中から睡魔が襲ってきた。この日は睡魔に勝てず1時間ほど寝てしまった。で、この夢の内容がリアル。エグい。バスに乗ってたんだけど、このバスがえらい飛ばす。"波打つ"道路を走ったり、崖のそばを走ったり、あげくにはバスのくせにドリフトかましてくる自分は必死に手すりにつかまっていた。やっとなんとかバスを降りると目の前に薬局があった。何かを叫んでいたけど、店員さんに何かを訴えていたようだ。そのまま泣きながら家路を歩いていた。そしたら道路の真ん中で野球をやっている人がいた。顔を見れば大学で通っていたときの面々ではないか。全員こっちを見てなにか囁いている。そしてそれがまた消えた。自分はまた泣いて家路を歩いていた。やっと自宅のようなところに着いた(もちろん家の構造は異なってる)。そして絶叫(ここで目が覚めたのだが・・・)でもって夢の中の色はどうなの？というと完全にフルカラー。しかも1677万色対応である。普通の人の夢は白黒かセピア色程度らしい。そして、もともとからだけどかなり夢の内容が詳しく残ってしまってる。ウォーキングしているんだけど、眠りがまだ浅いのかなあ・・・この日はここ最近体がすごくだるいです。。。

  Mar 29, 2007

• 本について

  ちょっと本読みについて触れたいと思います。　自分は昔はあまり本を読んでなかったように思う　親に言われて図書館に足を運んだりしたが、物語などの本は言われたときだけ通って本を借りるだけで、本を読む習慣が全くといっていいほどなかった。ただ、図鑑関係の本は何度も読んでいたような気がする。　そのためか本に書かれている内容を見ても何が書かれていたのか、さっぱり頭に残っていない。自分にはちょっと読解力がないのかと思っていた。　ところが高校生のとき、書店で一冊のある本が目に入った（内容がアレなんで興味の範囲が限定されていたんだろうな）。地元のことが書かれていた本でもあり、文章中心の本だったが興味を持って夢中になってそれを何度もよんでしまい、いつの間にかその本に書かれている内容を覚えてしまった。　このあたりになって気がついたのだが、自分はどうやら興味の範囲がかなり限定されているようだ。いわゆるファッション誌、情報誌などには興味はなく、図鑑・写真などが多い、知識モノ中心の本が多いことに気がついた。　興味を持って読むのは自然科学・心理学系の本が多く、雑誌もせいぜい野球・パソコン関係くらいだ。なかなか人に興味をもつこともなく、脳が男性的に偏っているのか、そういった意味で典型的なオタクのようだ。　自分でも人に興味を持たない、おしゃれ感覚がないのはヤバイと思っているのだが、どういうわけか挑戦しようと思っても続かない。服を着ようと思っても、結局ユニクロあたりのチラシで適当に間に合わせてしまおうという流れになりやすい。　また自分は衝動性が強かったので、落ち着いて本を読むこともなかった。漫画もジャンプとかマガジンとかコンビニなんかで電車待ちの間にサッと1冊5分で書かれていたコマを頭に入れるタイプだったから。　ただ最近になってようやく人文系の本とかに興味をもてるようになった。加藤周一さんとか大岡信さんとかの文芸論系の本だ。これは自然と興味を持つにいたったというより、必要に迫られて半ば強制的に興味をもったという感が強い。　具体的にどういうことかというと、著者の主張が本の中で互いに表現が違う形で繰り返されるということである。自分はそういった文章を読んだ後、筆者の主張を述べているところだけ抜き出してノートに書き出してみた。これでだいたい200文字くらいになる。そしてさらに無駄なところはないか、考えて80文字くらいに短くまとめてみる。この作業をしてみると、その文章の中で筆者の言いたいことと自分がまとめたことがけっこう一致するということだった。　今更な話だが自分は本当に「要約する」ということがどういうことなのか、まるっきりわかっていなかったようだ。たまに文章のある本を読んでもただ知識を頭に入れるといった作業が多く、筆者の言いたいことが何なのか、文脈、構造がまるっきりわかってなかった。このため文章を要約しようと思っても、結局本文丸写しで、文字数が本文と同じということが続いた。　このような作業で本の文脈構造とかが面白くなってきた。これはこの先興味が続くかどうか不明だが。　文構造の意味が分かってきたら、小説などの心情を読むのはどうすればいいのか、どうしたらいいか試してみるつもりだ。

  Mar 21, 2007

• 失敗！しょっぱい！大失敗！

  一昨日あたりから続けざまに物事に失敗してしまいました･･･ちょっと気持ちも混乱気味です、はい。どんな失敗したかって？しょぼい失敗から、とんでもない失敗まで様々です。携帯電話や財布の置き忘れ関東の専門病院に診療でよもやの診察日の取り違え。失業保険の受給認定手続き忘れ。ご飯の取りこぼし。携帯電話や財布はふとしたことで無意識のうちに置いてしまって、そのまま移動してしまうというもの。診療日のメモはカレンダーに書いておいたのですが、カレンダーに書いた日付が一日違いでずれていた･･･。書いた日付の確認ミスだった。書くだけでは駄目なのねおかげで診察日取り違えて、診察は受けられなかった･･･。わざわざ関東にまで出向きながら、これは痛いミスだ～。失業保険の認定手続きミス。これは失業保険を受けるためには、ある決まった日付でハローワークに出向き、活動の確認と認定を行うというもの。カレンダーに書いておいたにもかかわらず、すっかり忘れてしまったのだ。1か月分もらえなくなるかも。ご飯をこぼすことなどはもう日常茶飯事で、今では食事の時にはすっかりクラウチングスタイルが定着。落としてもテーブルに落ちる程度で服につかずに済んでいたのですが、やっちゃいました。そんなわけでここ数日は「また何か失敗するんじゃないだろうか？」という気持ちが先立ち、落ち着かず、昨夜ふとしたことから親と口論になり久しぶりに怒鳴ってしまいました。それでもカレンダーと携帯電話のスケジュール機能に予定を各習慣ができつつあるので、あとは朝晩カレンダーを見る習慣がつくかどうかですね今年はスケジュール帳に何が具体的にどうしたのか詳細を欠かさず書く習慣をつけることにします

  Jan 11, 2007

• 意欲低下の原因は意外なところに

  この春頃から自分の中で何かに取り組む意欲が落ちてきたように思う。これは頭が働きすぎて疲れているからなのかなと思っていた。ところがこれは疲れとは別のところからきているらしい。医者に相談すると意外な事が判った。睡眠の質が悪いと、次の日意欲が低下する事があるらしい。ちょうどこの頃よりあまり眠れなくて夜中に何度も目が覚めるようになっていた。一応眠れない事はないのだが、夜中の3時とか5時とかに目が覚めてしまうのだ。医者より睡眠薬を処方してくださったので、食後に副作用で眠たくなる薬を、寝る前に睡眠薬を合わせて服用するようにした。効果はてきめんで、夜中に目が覚めるという事がなくなり、寝起きは多少悪くなったが、次の日は意欲が高い状態で何事にもとりくめるようになった。ただ少し問題もあった。薬の飲み忘れが出てしまうのだ。うっかり食後に飲む方の薬を忘れてしまうと、睡眠薬を飲んでもぐっすり眠れる効果はなかった。逆に睡眠薬を飲み忘れても、同じように効果が無かった。どうやら一緒に飲むようにしないと効果がないらしい。7月始めにその薬を貰ったが、一人暮らしの間はなかなかそれを実行できなかった。実家に帰ると親がいるので、飲み忘れがあると注意してくれた。そして飲み始めてようやく以前と比べて眠りが違う事が実感できた。ただ親からも注意があった。寝る前にパソコンをやりすぎるなとのことだった。親が言うにはパソコンの液晶ディスプレイの光で目がチカチカして、それが逆に脳を刺激するという事らしい。もしそうであれば、寝る前のパソコンは、睡眠の効率を悪くするのかもしれない。自分はADHD持ちだが、非ADHDの人はそういうことがあるのかどうかはわからない。ただこれからはパソコンをあまりやらないようにするつもりだ。実際自分の問題でだが、パソコンを使う仕事にはあまり向いていないようだ。おそらくシステムエンジニアはもちろん事務職をすることはないだろう。自分がこれから何の仕事がむいているのかはわからない。ただこれから探していかないといけない事だけはわかっている。今はとりあえず休んで充電しようと思っている。

  Jul 27, 2006

• ADHDは朝起きが超悪～い(3) －大逆転の食事療法－

  そういやさ、食事もけっこう改革しています。具体的にはどういうことかというと、ADHD/ADDの人は朝食抜きは論外だけど、パン食も良くないということです(＠_＠)。自分もびっくり。どうしてなのかというと、パンは主に単糖類が含まれるので、ブドウ糖などの消耗が激しい過集中型ADHDにとっては食事をしても単にブドウ糖を早く消耗するだけで、プラスにならないのだそう要するに次の食事までに途中でへばってしまうってこと。そこで食事はどうしているかというと、何と朝食でごはん・肉・野菜を食べてます前日に買っておいた牛肉・豚肉・鶏肉のどれかを炒めて食べるだけ(会社帰りだとタイムサービスなどで安くなっていることが多いので)。でもそれだけだとバランスがよくないので、あわせて野菜サラダ・筑前煮など食べてます。なぜ朝肉を食べたほうがいいのかって？肉は蛋白質→アミノ酸に変換されるので、食べないときよりも集中力が維持しやすい。実際朝に肉食べるようになってから、会社でもへばることが少なくなり元気になってます。その代わり昼・夜は野菜中心。とくに眠る夜はごはんも少なめにしています。あとADHDにとっては朝食抜きはもってのほか。学校や会社に出てもおそらく元気が出ない経験をしていることも多いと思います。人によって感じ方は様々だと思いますが。ただ自分の場合は今まで午前中途中でへばっていたのが、食べるようになってからはだいぶ体が楽になりました。具体的には昼休みまで集中力が維持できるようになった。ADHDの人で体がつらい！という人はお試しの価値ありかも。　あとケアとして便秘で肉食が心配ならば、食事の後『3Aマグネシウム』とかの服用もお奨め。マグネシウムは水分の吸水性が強いので、「出る」ときも水分が多くて便秘になりにくい。ダサいとか思わず、出るものはきちんと出たほうがいいですよ便秘になるより癌のリスク減りますし。果物は今「なんとなく」食べてなくて、どれがいいのか思案中。。。その「なんとなく」がADHDには大問題なのですけれど。。。ただADHDはめんどくさがりなのか、なぜかスーパーで135円の炊飯済の「白米」を買ってしまってます。本当はしたいんだけど、一人暮らしだし、茶碗洗ってる気持ちの余裕がないし。。。言い訳三昧社会的通念とか何とか言って朝パンとか少ないものを食べて、夜はいいものを食べたほうがいいと思われるっぽいけど、実際は逆！夜に肉を食べちゃうと仕事や勉強に使われることがなくなるので、脂肪に回されちゃいます。もし肉を食べるなら勉強や仕事に必要な朝・昼に食べるほうが効率がいいし、エネルギーを使うので夜食べるときよりは太りにくいらしい昼食・夕食についてはまた別の項に･･･。肉食べるのは夜なのでは・・・？って思う方がいらっしゃるかもしれませんが、社会的通念って皆がそう思い込んでいるだけで、改善するための逆転の発想はアリだと思います！チャンチャン最後に朝食の食事例を。。。　　・ごはん一杯　　・牛肉・豚肉・鶏肉のどれか１つ選択(200g以内)　　・野菜サラダor筑前煮　　・果物（今後含める予定）

  Jun 17, 2006

• ADHDは朝起きが超悪～い(2)

  ちなみに今年遅刻するパターンは以下の通り。(1)朝7時　枕の下にしかけたバイブレーター(枕が直下型地震のように揺れる奴。もはや音だけでは起きれないので)で目が覚める。だけど1度では起きれないのでやっぱり二度寝。スヌーズ機能(ストップボタン押しても約10分後に動作)でやっと二度目に目が覚める。でも寝起きの悪いオイラにとっては有難い機能。その後10分間は目が覚めるというより、今日の予定何だっけ？って意識朦朧。朝食前の薬を飲むのを忘れない。(2)朝7時20分　とりあえず眠気覚ましにシャワーを浴びる。以前『発掘あるある大辞典』の番組でやっていたが、延髄のあたりに水をかけると一気に目が覚めるらしい。確かに(会社に着く頃にはヘロヘロになっているが)最初の30分はしゃきっと引き締まる。動作が機敏になるので助かる。(3)朝7時45分　とりあえず飯。一人暮らしなのでテレビでニュース見ながら食べていることが多い。(4)朝8時15分　歯を磨いて家を出る。これでもなんとか遅刻しないようにいろいろ工夫をしてる。が、芳しくない。遅刻する原因は(1)の二度寝の回数が増えたときだ。頑張らないといけないと思っているのだが、直感的に時間に余裕があると思ってしまうのだろうか。現実は難しいな

  Jun 17, 2006

• ADHDは寝起きが超悪～い(1)

  朝は地獄です。自分にとっては冬眠から覚めるようなもの毎朝自分が目覚めるには人の倍時間がかかるのだ。毎朝母から「起きなさ～い！」「起きなさ～い！」と連呼。布団剥しは日常茶判事。しまいにはジャイアンのママよろしくビンタくらう。小学校から自分にとっては朝起きは苦痛以外の何者でもなかった。朝起きがどう苦痛なのかというと『我眠りを妨げるのは何者じゃっ!?』という大魔神の不機嫌さそのもの。でもドガッ！バキッ！その大魔神が親兄弟からのパンチは容赦なく喰らう。もっと眠りたくてしょうがないのだが、「急がないと学校に遅刻する」という現実を知ってようやく布団から這い出る。高校時代は本当に遅刻が多くてやばいところだった。予備校生時代はもっとひどかった。授業をサボって眠ってたときもあった(驚愕)。さすがに親も呆れてしまいには放置プレイくらった。当然ですが。で会社行くようになってからこれがやばい。好きなだけ寝られる代わりに、二度寝したら会社に遅刻するという現実が水戸黄門よろしく目の前にでんと控えている。2年目は二度寝での失敗が目立った。1年目こそは、新しい環境があり新鮮で刺激がなにぶんあったのだろう、遅刻は2回だけだった。でも2年目は環境の『慣れ』が原因だったのだろうか。立て続けに遅刻し、常習化してしまった。「これはヤバイ」と思っているのに、同じことを繰り返してしまい、パターン化してしまった。これは心療内科へ行く前の話である。会社まで自宅から5分のところにあるが、これも遅刻することを見越してのことだった。それでショートカットしても遅刻するのだから、寝起きの悪さはお察ししていただけるだろうか。(続く)

  Jun 15, 2006

• どうしてADHDとわかったのか(3)

  　そんなこともあって滅茶苦茶な行動パターンに翻弄されながら、高校時代までは悩みなくやってきた。自分の存在に違和感を感じ始めたのは高校時代からである。　自分は他の人と何かが違う･･･　その頃は全く発達障害という存在を知らず、自分がちゃらんぽらんな性格、自分に甘いという性格が災いして、今までの心掛けが悪いのだと思って、自分を戒めるように差し向けていた。　だけど、忘れ物、衝動的行動特性は繰り返す。優先順位がつけられない。悪い癖がいっこうに治らない自分に嫌気がさして、だんだん事あるごとに癇癪を起こすようになっていった。　18歳～22歳の頃が、癇癪を起こすのが最もひどかった。癇癪というか、溜まり溜まった不満の風船が破裂して自分が暴発するような感じだ。人を殴るわけにもいかないので、物に当たってた。たぶんこの頃は人と同じようなこと当たり前にできず、その自制心、その管理能力の悪さを受け入れることができず、反発していたのだと思う。　そして大学時代に入って、東京のとある書店の店頭で1冊の青い本が目に留まった。それが『「わかっているのにできない」脳〈1〉エイメン博士が教えてくれるADDの脳の仕組み』（花風社）という青い本だった。まさにこれがオイラとADHDとの運命的な出会いだったのだ。Amazonより抜粋『「わかっているのにできない」脳〈1〉エイメン博士が教えてくれるADDの脳の仕組み (単行本) 』http://www.amazon.co.jp/gp/product/4907725310/250-2276561-2041823?v=glance&n=465392『「わかっているのにできない」脳〈2〉エイメン博士が教えてくれるタイプ別ADD対処法 (単行本) 』http://www.amazon.co.jp/gp/product/4907725329/250-2276561-2041823?v=glance&n=465392　この本が横目に入ったとき、今までの自分に対する疑問が去来するものがあったんだ。そして吸い込まれるようにそっとこの本に手を伸ばしました。　この本を読むと思わずぞくぞくっとしてきました。この本を読んで、何故今まで忘れ物が多かったのか？なぜ優先順位がつけられなかったのか？なぜ興味あるものとそうでないものの取り組み方に差があったのか？全てがわかる気がした。それは今まで自分に持っていた謎が全て氷解していくようだった。　その場で私はこの上下巻2冊とその他の関連本2冊を買って、大学の下宿先に戻った。その帰りのバスのなかで一心不乱に読みふけったのは言うまでもない。　この本はADHDに関する症状、それを克服するための薬・サプリメントの服用方法、食事方法、生活のヒントか書かれていた。やがて夏休みに入り、すぐさま親元へ戻って訴えた。「僕はADHDじゃないだろうか？」　だけど返事は意外だった。両親姉三人とも首を横に振ったのだ。三人とも「あんたはしっかりしているからそんなことはありえない」だって。　私はその本を両親の前に突きつけて、何度も議論を重ね、心療内科にかからせて欲しいと頼んだ。しかし結果は「ノー」だった。「仮にそんな病気があったとしても数％の確率だから、あんたにそんな病気になんぞかかっていることはありえない」とにべもない。　まさかエイメン先生に診断してもらいにアメリカに行くわけにも行かないし、国内でADHDを診断してもらえる医師を探した。そしてそれから最終的に診断してもらえるまでに5年の年月を要しました。　やがてその専門の先生が見つかり、診断をお願いしました。診察してもらうまでに約1年待ち。去年の11月に診察は始まり、数回の検査を経て今年2月に最終診断。結果はやっぱり『クロ』　このとき不注意と衝動的行動特性のある「混合型ADHD」と診断されました。はっきりとわかったとき、今まで自分を責めてた頃の劣等感から救われる思いでした。こうして10年余りに渡る自分の見えない敵との戦いは終わりした。これからはADHDもSADも共存して、肩の力を抜いてうまく生きていこうと思っています。※以降はときおり過去のことも書きますが、ADHDについては方法論を中心に書いていこうと思います。

  Jun 10, 2006

• どうしてADHDだとわかったのか(2)

  あともう３つほど、自分の性格に問題点があった。ADHDの代表的な性質。「忘れ物」「物忘れ」である。　小学の頃から忘れ物がひどかった。とにかくそそっかしかった。物をどこにやったのかわからなくなるのだから。典型的なエピソードを当時綴っていた日記から１つ。　―学校から帰ると親に渡す連絡帳がなかったので親に「どこ探してもないよ」と話した。ママがランドセルを探すと出てきたのでバシッと頬を叩かれた―　自分が探すと物がなかなか見つからなくて、親が探してくれるとすぐ失せ物が見つかる。ADHDにとって小さい頃こんなケースはよくあったのではないだろうか。　学校のノートはよく使うので、置き忘れることはあってもなくすことはあまりない。しかし傘はよくなくした。塾の中。電車の中。バスの中。小学生の頃は塾に通っていたから、電車やバスを使っていたことはよくあった。財布・定期入れを置き忘れることもあった。なくすたびに親がバスや電車の営業所に電話をして、取りにいってもらうケースがしょっちゅうあった。　中学・高校になっても忘れ物がひどかった。塾に通う頃になると宿題をやるのを忘れたり、提出する課題を忘れたりすることが目立った。授業が始まるときに「あーしまった！」と後悔したがもうときすでに遅し。中学の頃は教師の説教と体罰というものが存在するので課題の提出という恐怖に震えながら授業を受けていた。　高校のときの先生は甘かったのでほとんど提出しなかった。ただし課題の未提出の重積が積み重なり、期末考査のときテストで挽回できずに苦手な科目が赤点だった。ほとんどの先生から嫌われていた。　物理と英語が赤点で期末補講を2年連続で不名誉な補講を受けていたのはオイラくらいだろう。　短大では携帯電話と鍵をよくなくした。今までなくした携帯電話は2台。落とした携帯は十数回。鍵は10本くらいなくした。大学では寄宿舎orアパート暮らしだったので、無くしたときは家の中に入れず近くのホテルで一夜をすごしたことも。おかげで予備鍵を何本も造り、なくしても困らないようにどっかに隠していた。　携帯電話は首にかけるホルダーをつけるようになるまではよくなくした。そのたびに親が、兄弟が携帯電話に「拾い主へ。落とした携帯電話は聴覚障害の息子がなくしたものです。交番へ届けて～」云々のメールを何度もしてもらった。現在ではいろいろ工夫をして失敗しないように心がけています。　さらに続く問題点は「衝動的行動特性」。要するに優先順位がつけられないことと計画性のなさである。その場の判断で行動しようとする。宿題をしているときに落書きしてしまう。漫画を読んでしまう。宿題を済ませるのに1時間かかるところを3時間も4時間もかかっていた。高校のときはひどく朝までかかっていた。情けない話だが、小学校のときは宿題のときに遊ばないよう親が部屋で見張っていた。中学校になってからもしょっちゅう親が部屋へ除きに来ていた。他の事をしないで宿題をさっさと済ませられたのは数えるほどしかない記憶がある。　そして課題を締め切り間近になるまで手をつけない。課題提出はいつもギリギリ間に合うか、間に合わなくてアウトになるか。　あるいはその場で思いつくことがあると、すぐ予定を変えて好きなことをしようとする。やらないといけないことがあったとしても。やらないといけない予定からどんどん外れ、気がついたときにはもとの仕事をほったらかしにしてしまっていた。　ただギャンブルはやっちゃいけないと子供心にわかっていたのか、まったく手をつけなかった。この点だけは幸いだったと思う。　最後の１つの問題点は「過集中」。　好きなことをやろうとするとのめりこんでしまうのだ。小学校のときから色んな絵を描くことが大好きだった。風景画、漫画。前述したが宿題をやっているときでも落書き。漫画を書いた。しょうもないSF小説を書いているときもあった。　ゲームも例外ではなかった。『ドラゴンクエスト』などはロールプレイングゲームであり、100時間しないとクリアできない長続き物は困った。とくにこれが大好きで何時間もしてしまうのだ。親が来て「ゲームを辞めろ」と言われてもゲームをしたくてたまらない。喧嘩をすることもしょっちゅうだった。最近では大学時代に「シムシティー3000」で自分の故郷の町を再現させようとしたことがあった。このときは12時間連続で続けた。　今はゲームに夢中になる性格のため、ゲームを封印している。しかし『ドラゴンクエスト9』が出たらどうなるかわからない(笑)。　また大学時代のレポートでたまたま興味のあるテーマの課題が出たことがあった。そのときの課題に完璧さを求めようとして10時間も時間を掛けてしまうところがあった。　こんなことばかりやってしまっていたが、興味のあることに長時間の過集中を発揮すると、次あまり興味のないことになると、とたんに別人のようにグロッキーになった。後日述べることになるが「虚脱状態」に陥ってしまうのだ。つまり極端に過集中と極度の疲れを繰り返してしまうということだ。人聞きだが、これが欝の原因にもなってしまうらしい。

  Jun 10, 2006

• どうしてADHDだとわかったのか(1)

  　今回はADHDについて書いてみたいと思います。　幼少から耳が悪かったこともありますが、ADHDの方というとひどくやんちゃで動き回るらしいのですが、自分の場合は例外でかなり大人しかったようです。大人しいというか、とにかく人にあまり興味を持たなかったようです。その代わり、物にはけっこう執着があったようですね。　幼稚園の頃からを考えると、とにかく飽きるまで絵を書いていたように思う。幼稚園・保育園とも友達とあまり遊ばなかった。ただし気に入った友達とだけは一緒に遊んでいたと思う。そうでなければ一人で遊んでいることが多かったと思います。　その頃遊んでいた内容というと、友達の家でテレビゲーム、あるいは外で鬼ごっこor野球のパターンがほとんどだったように思う。テレビゲームのときゲームの要領がわからなくてよく癇癪を起こしていた。外で野球をやっているときもそうだった。　その頃は野球がまだよくわからなくて、守備についているときも気まぐれなところがあって、気がつくと他の事をやっていた。そして何故友達に公園においてかれたのか、何故親に苦情がでたのか、それすらも状況が理解できていなかった。　漫画を読むときもあった。漫画を読むときだけは夢中になっていた。その頃は『キン肉マン』と『ドラえもん』の全盛時代だった。不思議なことにその頃『北斗の拳』『ドラゴンボール』などは全く興味をもっていなかった。荒廃世界と人間が空を飛ぶという非現実な展開が理解できなかったのかもしれない（後に中学生になってからその面白さがわかるようになるのだが）。　ただ夢中になりすぎて困ることもあった。私が習っていたお稽古事の１つにピアノがあったのだが、その待ち時間の間に本棚のところに漫画が置いてあり、レッスン前もレッスン終了後も状況構わず読んでいたため叱られ、しまいには漫画が撤去されちゃったのだが。こんな風に興味のあるものにはものすごく集中する反面、そうでなければ飽きっぽく、やらないといけないときでも他のことをしてしまうことが多かったのだ。

  Jun 10, 2006

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