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カテゴリ:市民・主権者としての行動
第48回衆議院議員選挙が公示されました(10月22日投開票予定)。
政策や、この国の在り方について、色々と言いたい事は溜まっていますが、それは脇に置いて、基本的な事を振り返ってみましょう。 私は以前から、過去の国政選挙の投票率・各党の得票率をエクセルにまとめていました。良い機会なので、グラフと表にしてみました。 グラフと表、それぞれ一つずつのシンプルな形にまとめるのに手間取りました(本来なら、原発周辺の地図やフクイチ関係で、書くべきことは他にあるのです)。 転載・利用する場合は、「作成・春橋哲史」の文言・当ブログの名称とURL・総務省の資料のURLを明記した上で、内容の改変(追加・削除を含む)は行わないようにして下さい。 尚、このグラフは政党毎のトレンド(傾向)を追うのが主目的である為、得票数200万票未満で推移して消滅した政党や、議席を獲得しなかった政党・政治団体については、記載しなかったことをお断りしておきます。 グラフ 1998年以降の衆参選挙における比例代表の投票率・投票数と各党の得票率・得票数推移 (投票総数・得票数は四捨五入して万単位で記載/得票率は「全有権者に占める比率」) 注1:第46回総選挙以降の「自由」の得票数・率は「日本未来の党」「生活の党」「生活の党と山本太郎となかまたち」のものを記載(「生活の党と・・・」は2016年10月に「自由党」に改称) 注2:「維新」の得票数・率は、「日本維新の会」「維新の党」「おおさか維新の会」のものを記載(「おおさか維新の会」は2016年8月に「日本維新の会」に改称)。 注3:グラフに未記載の政党で、比例での得票200万票未満の政党(原則として2010年以降)。 「国民新党」:第45回衆院(122万)→第22回参院(100万)→第46回衆院(7万) 「新党改革」:第22回参院(117万)→ 第46回衆院(13万)→第24回参院(58万) 「新党大地」:第46回衆院(35万)→ 第23回参院(52万) 「たちあがれ日本」:第22回参院(123万) 「次世代の党」:第47回衆院(141万)→第24回参院(73万) (2016年12月に「日本のこころを大切にする会」に、17年2月に「日本のこころ」に改称) 「みどりの風」:第23回参院(43万) 「緑の党・グリーンズジャパン」:同(46万) ![]() 比例区の有権者総数の出典(総務省の冊子):目で見る投票率 衆議院議員選挙結果 参議院議員選挙結果 資料 1998年以降の国政選挙における投票率推移 ![]() 世代別投票率に関する総務省の資料: 衆議院 参議院 投票率の表に記載した数字に、「青」「橙」「赤」と色を付けているのは、私独自の基準です。「3分の2」を基準とした理由を書いておきます。 主権在民の国家であるなら、最低でも主権者の3人に2人は投票に行かなければ、少数独裁に陥る危険がある(現に今、そうなりつつある)というのが一つ。 もう一つは日本国憲法の規定です。 日本国憲法では、議員資格の喪失(55条)・議員の除名(58条第2項)・秘密会の開催(57条第1項)・衆議院の再議決(59条第2項)・憲法改正の発議(96条第1項)には「議員総数の3分の2の同意が必要」と定められています。「3分の2」という数字は、日本国憲法では、容易に達成できない重い基準と見做されていると思われます。 私が「3分の2の参加」を「民主主義に於ける最低限の合格ライン」と見做しているのはそういう事です。 信号の赤・青・黄に見立て、「投票率3分の2以上を青」「投票率50%未満を赤」「その中間を橙」で表しました。 各党への評価等、書きたい事は山のようにありますが、書き出すと切りが無くなるでしょう。今回の総選挙の投開票後に書くことにして、数字の紹介にとどめます。 春橋哲史(ツイッターアカウント:haruhasiSF) ※ グラフの注3に「国民新党」を追加。 ※ 10/13 グラフと表を差し替え お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.10.13 23:35:02
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