伊豆高原ペンション協同組合が
催行した体験施設見学会一行は
「丸達水産」に続いて
市内松川沿いに建つ
伊東温泉観光・文化施設
「東海館」を訪問。
▲各地から集めた大石で鶴亀を表した池庭があります。
東海館は
昭和3（1928）年に
庶民の温泉宿としてオープン。
昭和13（1938）年
伊東線開通により
個人の湯治客から団体客へと
客層の変化に合わせて増築。
▲松川沿いの客室は
入口に屋根をふいた
一戸建風になっていて
板敷きの廊下側には
さまざまな形をした飾り窓があって
職人の技を見ることが。
▲ガラスには手彫りの彫刻が。今ではもう作れないそうです。
▲床から壁まで前面タイル張りの大浴場。
黒錆色の唐獅子は
地元出身の彫師・森田東光作。
当時，評判の棟梁（大工）が
各階層をそれぞれ分担し
腕を競い合ったとか。
▲格天井が見事です。床の間には黒檀の柱。
▲京都の遊郭「島原遊郭」にあった
揚屋「角屋（すみや）」の天井
をそのまま造り上げた。
▲かつて120畳敷きだった大広間。
部屋の隅にはたくさんの高足膳が置かれ
毎晩，温泉浴客の宴席がもたれたそうな。
（現在の建築基準法に準拠し，改築）
望楼（展望室）は
昭和21（1946）年に建築。
当時，周囲には
高層の建築物がなかったので
眺望は素晴らしく
天城山が良く見えたとのこと。
現在は，観光・文化施設として
一般開放されていま～す。
【施設情報】
東海館
住所：静岡県伊東市東松原町12-10
電話：0557-36-2004
開館時間：9：00～21：00
休館日：毎月第3火曜日，1月1日
入館料：大人200円，小人100円
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