「本当に良かった。教育現場を一新し、教育新時代を切り開いていきたい。」

教育３法成立に際した安倍首相の談話

成立したのは・・・

１．「改正学校教育法」

２．「改正地方教育行政法」

３．「改正教員免許法及び教育公務員特例法」

の３法です。

１．「改正学校教育法」

は、、義務教育の目標に「規範意識」「我が国や郷土を愛する態度」を規定する。

と言うもの。

前に言いましたが、戦争準備内閣としては、「愛国心」を植え付け、

上に従う、「規範意識」を　規定　しちゃいました。

軍事国家へのカウントダウン！？

幼稚園、小中高に、「副校長」「主幹教諭」「指導教諭」を追加。

学校の組織化ですね。

　従来　　校長→教頭→一般教員　　だったものが

　新設　　校長→副校長→教頭→主幹教諭・指導教諭→一般教員

　と、学校が複雑な組織になります。

　ま、会社で言う、部長や係長が増えた。と言う感じです。

　各学科の授業内容を主幹教諭なんかが作成し、一般教員は

　それに従って、授業をするだけの没個性授業になりますね。

　益々、駄目駄目教師を生み出す温床になると思います。

「自分が一番偉い」と大きな勘違いをしながら生きている教員達は

この、一般社会的複雑な組織に順応する事が出来るのでしょうか？

プライドだけは高い平社員が、突然降ってきたたくさんの上司を受け入れ

相談し、指導を受ける。そして、指示に従い・・・・

　この制度が馴染むには相当な時間を要すると思いますね。

　正直言うと　立法の主旨通りの運用がされるとはとても思えない。

２．「改正地方教育行政法」

は、必修科目を教えていないまま卒業させていた問題や、

　　いじめによる自殺の教員の対応が出来ていないと言う問題が有って

それを、文部科学省が介入して、教育委員会を指導出来る権限を持つ。というもの。

逆に言うと、今まで、指導権限が無かったのかい？　

学校って文部科学省の管轄では無かったのか？？？

しかし、現場を解ろうとしない中央が、指導した所で何か改善されるとは期待薄うす。

３．「改正教員免許法及び教育公務員特例法」

は、

a．教員免許を１０年の更新制にするというもの。

それと

b．指導力不足の教員を認定し、指導改善研修を受けさせるというもの。

更新の際の手続きは１０年ごとに１日６時間の講習を５日間受けるだけ。

講習は大学に委託され、内容はその大学が決める。

と言う事で、大学によりバラバラな内容になるのは必至。

で、座って聞くだけの免許更新の際に指導力不足の教員を認定するとか！？

座って聞いてる人の「指導力不足を」どうやって見抜くのでしょうか？

保護者に意見を聞くなんて話もありますが、給食費を払わない様な親が一杯居る

現在、自分の子供の面倒（道徳教育）すら出来ない親達に何の意見が言えるのでしょうかね？？？

安倍さん！　「駄目教師には辞めていただく。」と鼻息荒く強気で発言していた

「骨太の改革」ですが、実際成立した法律は

「骨抜きのザル法」ではないですか！？

　愛国心だけしっかり・・・・