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カテゴリ:JINさんの農園
この日は我が趣味の養蜂場のある畑で栽培していた落花生の収穫を行いました。 今年はやや少量の10株程度を栽培。 日本ではサヤのままのものを「落花生」や「南京豆」と呼び、この中の実だけのものを ピーナッツと呼ぶのが一般的になっているのでしょうか。 ナッツに分類されることが多いので、木になる果実のイメージがあるかもしれませんが、 落花生は地中に出来るのです。今の子供達の中にも、落花生が地中に出来ることを 知らない子供が多いのではとも。 株を抜いて見ると思いの外落花生が付いていました。 落花生(らっかせい)は面白い植物で、マメ科の蔓なし品種と同じように30cm前後の 大きさに成長し、夏になると黄色い花を咲かせます。 面白いのはここからで、普通の豆は花の付け根が膨らんできますが、落花生は子房柄と呼ばれる 一本の蔓が花托の脇から伸びて地面にもぐっていきます。その先が膨らんで殻付きの実を この様に実らせるのです。 その様子から「落花生・・・花が地面に落ちるようにして実を付ける」と名付けられたのです。 畑で一つ一つ摘んで収穫しました。 サヤ付きの落花生の場合、サヤが白く綺麗な方がいいとは限らないのです。 サヤがつるっとしている場合収穫が早すぎて未熟な場合が多くあります。 私は丸く太りすぎたものではなく、やや細長いピーナッツの形をしたものが美味しいのではと 感じています。 自宅に持ち帰り、早速一部を水洗い。 そして早速『茹でピー』 に。 水に対して3%ほどの塩を加え沸騰させます。茹でている間アクが出てくるので除去。 沸騰しているところにサヤごと落花生を投入し、実の大きさにもよりますが30分~40分程 茹でました。 30分を過ぎた辺りから時々1つ取り出して固さを見ながら試食。 茹で上がった落花生。ザルにあげ、そのまましばし冷却。 殻を割り取り出したのピーナツ。 程よい塩加減と温かくて柔らかい食感はやみつきになる美味しさ。 止められない、止まらない茹でピーだったのです。 そして学生の頃、北海道を旅行した折、知り合った比較的若いオバチャンの会話を想い出したのです。 A:南京豆の畑が見事に拡がっているよね。 B:エッ、落花生の畑じゃないの? C:二人とも何言ってるの、ピーナッツ畑じゃん!! 因みに3人の年齢はA>B>C。 日本での名前の順番もA:南京豆>B:落花生>C:ピーナッツであることを 帰宅してから知ったのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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オジン0523さんへ
「南京豆」は南アメリカ原産とのことですが江戸時代に 中国から持ち込まれたことによるようですね。 カボチャのことをナンキンというのも同じ理由。 大道芸である「南京玉すだれ」も同じだと。 当時は中国から渡来したものを南京と言う名前がよく使われたようですね。 当時の中国の大都市の中で、数少ない海に近い都市であり、 日本との貿易に重要な役割を果たした都市だからでは。 (2017.10.13 14:25:09) |