残暑見舞い、ななつ星レポート
Friday, September 4, 2020 残暑、お見舞い申し上げます~byトラ。 午前3時起床。晴れ。 ここ数日、ツール・ド・フランスに釘付けでした。活字が恋しくなりました。起き出して手に取った本じゃこれ。河谷史夫、読書二部作の下巻です。上巻「酒と本があれば、人生何とかやっていける」と併せ、とてもいい感じです。書評の括りですが、書評を離れ、人生の機微に絡めてしみじみの思いが綴られています。此の上下両巻は「読んだふり」と併せ、お薦めです。 妻が早起きをしてきました。今、JR九州の「ななつ星」が佐伯駅に停車しているのです。昨晩、午後10時過ぎに入線、そこで夜を明かしたはずでした。午前8時20分、発車とのことでした。私たち夫婦、近々乗車予定につき、それを下見に、でした(赤嘘です、珍しい物見たさの妻が言を入れただけ)。そのレポートは今日の後段で。 午前9時、家に戻りました。その後は昼を挟んでツール・ド・フランス6日目を観戦。午後、ウトウト。目の覚めて襤褸に着替えました。台風襲来の準備をしました。茄子やオクラの補強。地這い胡瓜にネットを被せました。それぞれに水を遣った後、草刈り機を背負いました。梅林下を始末。いい汗をかきました。チョコチョコッと筋トレ。走ろうか迷いましたが、折れました。風呂を浴びてプシュッ。当ては、うっ!今日も茄子料理だ。 後追いで茄子の胡麻和えとゴーヤチャンプルーが出て来ました。勘弁してよ。冷酒で流し、微酔いに。 妻がコーラスに出かけたので、テレビのYoutubeをオーディオに繋ぎ、結構な音量で楽しみました。松山千春、上田正樹、桑田佳祐、高橋真梨子、中森明菜・・・。若い頃の千春が歌う「炎」は絶品でした。3分40秒から歌が始まります。うちの3曲目が炎です。バタンキュー。 さて、以下は「ななつ星」の特集です。 私、鉄ちゃんではありません。何時だったか、ななつ星が日豊線を走り始めたという内容を書いた折、釧路在住のブロ友・亮さん(かれの本業は梯子酒ですが、撮り鉄でもあります)に是非取材を、といわれていました。遅ればせですが、今日その依頼を果たすことになりました。 ななつ星はJR九州の観光寝台列車です。2013年に運行を開始したとのこと。当時は佐伯駅を未明に通過でした。熊本地震や九州北部豪雨被害により、運行ダイヤが変更され、この夏から佐伯駅に停車、一晩を明かすスケジュールになりました。 写真は佐伯駅に入線の図です。ちなみにこの日は構内入場無料。鉄道オタクに無料開放でした。 ホームの右前からパチリ。先頭車両のフェイスをして昆虫をイメージしました。 こちらは反対側からの図。 それこそ似て非なるですが、カミキリ虫の顔つきに見えます。 顎の部分には線路上の異物を撥ね退けるバンパーがついていました。 鼻の部分にはめ込まれたエンブレムです。此の車両が解体される折は、高値で売買されるんだろうな。 エンブレムは其処此処に。 この図はネット上に溢れています。 妻曰く「漆色に金が映えるわ」 確かに。 7両を牽引する先頭の機関車も同色、通気性のあるパネルで被われていました。 次の写真は連結の部分です。列車の部品、こんなところには汎用のものを使っているのか、それとも特注なのでしょうか。 客車のうち、1号車はダイニング、2号車がリビング。3号車から7号車までが寝台個室。うち、3号車は車椅子対応あり。車両ごとの定員は6人。7号車のみ4人。合計28人のクルーズです。ただし、この日はコロナ禍ということで半分の14人が乗車でした。料金は一人当たり1泊2日の16万円から。ちなみに3泊4日のスイートは98万円とのこと。高嶺の花です。写真は6号車の車両表示です。 車内はプライベート空間。覗き込むわけにはいきません。人気の無いところを1枚パシャッ。向こう側の窓はカーテンではなく、指物細工の引き戸でした。 最後部のスイートです。カーテンが開いて、お客さんの私物を見て取れました。どんな人が泊まっているのだろうか。 発車前、上客は朝市と魚市場のセリを見学したようでした。乗降の折は、この通り、消毒に気を遣っている。 パーサーでしょうか、感じのいい青年に声をかけました。スタッフの人数を訊ねました。運転士を除き7人と、爽やかな笑顔で返してくれました。流石JR九州の看板列車です。とびきりのハンサム。スローライフmamaさんがいたら、頬を赤らめそうです。次の写真は彼の制服に刺繍されたエンブレムです。ネクタイも車両と同色、金星が輝いていました。よく見ると、襟にもそれが。 それにしても此の列車、建造費を調べたら30億円。運行にかかる経費もかなりの額。果たしてペイするのでしょうか。しかし、余計な心配です。横に置いて、わがまち佐伯にはななつ星が停車する、というのも一つのステイタスではあります。以上、ななつ星のレポートでした。 ん?改札口をでて、なんだ?同色のバスが駅前の駐車場に止まっているぞ。車体にSeven Starsのロゴ。ななつ星について回る附属車両でした。 福岡から列車に同行。停車して上客を周辺の観光地へ案内する役目をするようです(未確認)。 おまけ。佐伯市の物産をホームに並べて販売の図。お客は小人数でしたが、結構、売れていたようでした。 市の観光課と観光協会の職員が総出のお見送り。 係長さんも朝早くからここに詰めていたようです。 彼のポロシャツにこんなロゴが。流石係長さんです。自腹でこれをこさえるなんて。 観光協会の事務局長さんもマスクをしてお見送り。 彼、私と妻の手に同じロゴの手旗を渡し、お見送りへ参加するようにと。皆さん、これから毎週金曜日、ななつ星が佐伯駅を出発する折、ココに早出だそうです。お疲れ様です。 おまけのおまけ。佐伯駅ホームに魚の看板がありました。鰺、鯖、鯛、鰤、鮃の絵がかいてありました。市の魚は鰺と鮎なのですが、後者の記載がないです。おかしいな。 こちらは名所案内。何れもお薦めです。今日の一句我が町に七星来たり芒の穂今日のランなし今日の酒SAPPOROゴールドスターレギュラー缶1 冷酒2合 三楽梅割り1今日の写真は午前8時前、佐伯駅に普通列車到着の図。ここに下車する人たちです。高校生が多かったです。