「わかりやすい日本語の表記」 【福島功夫 著・野村雅昭 監修】
副題「書きことばの常識」 送り仮名の付け方や漢字の使い分けの解説書。 統一した表記法がなければ読者が混乱するというのはよくわかるのだが、自分なりの基準があるわけではなく、すべて常用漢字に依拠している。 率直に「著者は国語学の専門家ではないから、正誤の判断について自前の基準を持っているわqけではない。(p109)」と述べている。 それでも、「ず」と「づ」の使い分けのところで、二語の連合は「づ」を用いるというところで、「かたづく」のように間に「が」を入れて「かたがつく」としても意味が通じるものは二語の連合と考えられるというのは著者なりの解説が入っている。 267ページある本なのだが、190ページ以降は「常用漢字表」になっている。 楽天会員以外の方のコメントは「輾転反側掲示板」へ