「時をかける少女」 【監督 大林宣彦。1983年】
することもなくテレビをつけたら、大林宣彦監督の追悼として放送していたらしいのを途中から見た。 その後の映画もドラマもこれを意識しているのだろうということは感じる。 さらにいえば、原作の小説よりも、少年ドラマシリーズの「タイムトラベラー」の功績が大きいのだ。 「タイムトラベラー」を書いた石山透はのちに「新八犬伝」でもヒットを飛ばした。 今回の放送を最後まで見たら、エンディングで歌う場面がカットされていた。 これは結局原田知世のプロモーション映画なのだとわからせてくれるところなのだが、そこがなかったのは残念。 小林監督の訃報に際して、いろいろコメントがあったが、なぜメディアは尾美としのりのコメントを求めなかったのだろう。彼こそが大林映画を支えた俳優なのに。