「三大怪獣 地球最大の決戦」 【監督 本多猪四郎。1964年】
宇宙からの侵略者・キングギドラ初登場。ゴジラ、モスラ、ラドンが協力して撃退するというのだが、この映画からゴジラの堕落が始まっているのだ。 地球を守るなどという概念とは無縁の存在のはずだったのに。 ラドンとのやりとりをザ・ピーナッツが通訳して人間に教えるのだが、ほとんど任侠映画。神秘的なこびとが気軽にテレビに出てしまうのにもビックリだ。 改めて見直すと、「ローマの休日」が下敷きになっていることがよくわかる。しかし、盗作というわけではない。設定が違いすぎる。むしろ、東映時代劇にこういう設定があったんじゃないのかな。町人とお姫様、とか。 それでも最後までけっこう真剣に見ちゃうんだよね。 楽天会員以外の方のコメントは「輾転反側掲示板」へ