「新・暴れん坊将軍」 【テレビ朝日】
17年ぶりの復活というは意外だった。終わったのがつい数年前のように思っていた。 早朝の天気予報と一緒になった再放送もあるし。 なぜ「暴れん坊将軍」なのかというのは、見始めてすぐにわかった。 どうも雰囲気が違う。 なんだか「必殺」みたいだな、と思って気がついた。 ジャニーズ騒動で東山が引退してしまい、必殺が作れなくなったから、やはり根強いファンがいる「暴れん坊将軍」再登場となったのだ。 おそらく、同じ東映京都でも、「暴れん坊将軍」を作っていた人たちと「必殺」を作っていた人たちは違うグループなのではないか、という気がする。もし同じだったら、それこそ新じれらないような職人技だ。 ホストにはまって身を売らなくてはならなくなるような、現代の世相を取り込みつつ、吉宗の跡継ぎ問題などがからみあうのだが、話は複雑ではなくわかりやすい。 右手が不自由な家重が短剣レイピアを使う、というのもよくできた工夫。 続編は難しいかも知れないが、テレビ東京の時代劇枠の存続に光明が見えた。公式サイト