「水平線のうた」 【NHK】
阿部寛主演で前後編二回で放送されたドラマ。公式サイト 東日本大震災で妻と娘を失った男(阿部寛)が、妻が残した楽譜と巡り会う。 偶然の積み重ねで成り立つドラマではあるのだが、ドキュメンタリーの部分もある。 後編の、劇場の持ち主の話を聞く場面は、あまりにも迫力が違い、話を聞いている阿部寛の表情も演技とは思えない。 もちろん、役者として、主人公の立場で話を聞いているのだろうが、そんなことを超えた迫力がある。 確認したら、家族を亡くした本人が自分の体験を語っているのだった。 主人公は、亡き妻がやり残したことを果たし、次の段階へ一歩進むという、わかりやすい構図の話ではあるのだが、それでもそんな構図を超えた迫力があるドラマだった。公式サイト