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碁法の谷の庵にて

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2007年04月04日
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テーマ:囲碁全般(745)
女子学生本因坊戦


主催者:毎日新聞・全日本学生囲碁連盟の主催する学生囲碁棋戦。日本棋院後援、協賛は佐川急便、囲碁将棋チャンネル、キッコーマン。

大会方式:その名のとおり女子学生のみ参加可能。全日本から24人の代表を集め、6人ずつ4グループに分けたスイス方式で3局対局し、各グループの優勝者4名が本戦トーナメントに進出する形式である。

入賞:本戦に進出した上位4名が入賞。3位決定戦もある。

開催地:箱根(学生本因坊戦と同じ)。

開催時期:8月の頭くらい。2年位前までは3月にやっていたが、8月に移った。
2日制で、初日にスイス方式のグループ戦を行い、2日目に本戦トーナメントを行う。
出場枠:北海道1、東北2、関東8、北信越1、中部2、関西5、中国四国2、九州2。更に前年度優勝者を出した地区に1枠がプラスされ、2007年は関東に1枠追加される。

その他:他の学生棋戦と異なり、雰囲気に和気藹々としたものがあるとされる。また、レベル的にも学生一般の上位と差があることは否めない。ただし、トップの数名は学生一般でも上位に食い込む力があるのが通例で決勝トーナメントになると空気が変わるらしい。
 ことに近年は王景怡(法政大)、下坂美織(早稲田大)、笹子理紗(早稲田大)、林むつみ(青山学院大→同大学院)、宇根川万里江(早稲田大)などの女子学生上位者が学生一般棋戦で上位に食い込み、女子の力を知らしめている。
 この棋戦で優勝した場合、アマ本因坊戦に全国予選から出場する資格を得られる他、三大学生棋戦にも出場することができる(そういう意味では個人戦の予選としての色彩ももっている)なお、個人で一般に混ざって代表になっていた場合や辞退が出た場合には準優勝者・3位・・・と繰り上がる。



国際学生王座戦


主催者:日本経済新聞、全日本学生囲碁連盟が主催する。2007年度は第6期。

大会方式:参加者16人全員が4局打ち、スイス方式で順位を決する。2日制で、1日2局ずつ対局する

開催地:日本棋院。

開催時期:2月下旬。

出場枠:出場者は日本・中国・韓国・台湾・ヨーロッパ・アメリカなどから16人。日本の代表枠は3(うち1名は女子)となっており、学生王座戦の上位者が代表となる。

その他:日本では唯一の国際学生棋戦。さすがに国際戦だけあってレベルも半端ではなく、世界アマで優勝した中国の胡●清(上海財経大)や日本のアマ本因坊村上深(中央大)も、この棋戦での優勝には失敗している。
 例年中国の選手が力を発揮しており、上位を独占することも珍しくなかったが、一昨年は日本の江村棋弘(同志社大)が、去年は韓国の李衍昊(明知大学)が優勝した。
 スイス方式ながら、優勝については実質的に全勝が要求されるので、優勝狙いはトーナメントと考えて差し支えない。この棋戦に優勝してもこれといった特典はないが、中国の囲碁サイトでまで名前が知れ渡る。(江村は海外サイトまで名前が紹介されていた)どうせなら世界王座戦にシード出場させてくれればいいのに。連盟さん交渉してくれ。



全日本大学囲碁選手権


主催者:読売新聞・全日本学生囲碁連盟が主催する。後援に東西両棋院と文部科学省が名を連ねる。

大会方式:各大学の学部生が5人1組で選手を編成(補欠は2人まで可)し、5人団体戦によって大学毎に勝敗を決する。総当りリーグ戦でチーム勝ち点上位が上位となる方式で優勝を決する。(勝ち点が同じ場合は個人勝ち数、勝ち数も同じ場合は直接対決)

開催地:日本棋院。

開催時期:例年クリスマス(12月25日)の前後4日間、学生王座戦に引き続いて行われる。4日制で、初日は1戦目+レセプション、2日目~4日目は1日2戦ずつ行われる。

出場枠:各地区1校で総計8校が出場する。

その他:各地区の予選から見れば、最も参加人数の多い国内学生棋戦であると思われる。地区にもよるが、熱意の高い大学も少なくなく、ある意味では学生最大の棋戦といえる。
 学生の公式棋戦としては唯一の団体戦であるが、クリスマスの寒さを吹き飛ばすかのように出場者の熱気は高い。また、団体戦ならではの悲喜交々や作戦の立て方も見所の一つ。団体戦だけあって選手のレベルもまちまちであるが、下位校でも大半は段位を有していると考えてよく、優勝候補となる大学は五将に至るまで県代表と互角以上の選手が並ぶ事も珍しくない。
 個人での全勝者には全勝賞が贈られる他、全勝できなかったものの特に奮闘した人たち(特に女性)に対して全日本学生囲碁連盟賞(小川誠子賞)が贈られる。
 21世紀に入って以降、関東と関西勢の優勝争いの図式がほぼ定着(一昨年東北大が割って入ったけど)して各地区一校の出場枠に疑問が呈される状態になっており、他地区の奮起が望まれるところである。





 さて、こうして現在公式学生棋戦といえる棋戦は6つ。新規開催の名人戦を加えれば7つ。
 そして全国大会に出るとなれば各地区には予選があるし、また関東のようにペア碁大会など独自の棋戦を開いているところもある。
 もちろん個々人でアマ一般棋戦に参加することも出来る。また、プロ試験を受けようという人たちは学生の間が最適である。長丁場の試験を仕事しながらでは厳しい。(まあ今現在プロ試験を現実の射程に捕らえている人はそんな事は百も承知だろうが)
 そう考えると、学生でいる間は年間10を超える棋戦に参加することが出来るというわけである。

 そう、学生でいる間は、碁を思いっきり打つことが出来る。




 さあ、きみも学生囲碁界のスターを目指してみないかい?

 





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最終更新日  2007年04月04日 13時01分08秒
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