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今日はローゼンメイデン単行本の発売日♪等とルンルン気分だったのがすっかり冷めてしまいました。
橋下氏の懲戒処分呼び掛けについて、業務停止2カ月とのこと。橋下氏は知事職に振り替わったので、当面の実損害は屁でもないでしょうが…。 なお、一般の弁護士にとっては、業務停止というのは文字通り息の根止められかねないほどの威力があります。単に報酬が受け取れないとかだけではなくて、それまで受けてた仕事ができなくなるわけですから、曲がりなりにも停職期間が明ければ職務に一応復帰できる公務員の停職2カ月などより重いと言ってよいでしょう。 まあ、以前も言いましたが、この件に関しては当面橋下氏を非難する必要はもうないと思います。出しつくしましたし、弁護士会と彼個人の品位が違うのもそれはそれで仕方ないですし、知事としての倫理と弁護士としての倫理がイコールでは結べないこともそうでしょうから、知事としての橋下氏を腐す気はありません。 今後知事を続けさせるのかどうかも、大阪府民の判断にお任せするとしましょう。 にしても、相も変わらぬネット世論の低劣ぶりには吐き気がしますね。 一番先鋭的な態度をとった懲戒請求者は日弁連に異議を申し立てることを一人ももしていない。たまたまことが起こったときに瞬間湯沸かし器のように怒って、後は知らんぷり。 懲戒請求に走ったのが7000人とか言ってる人。厳密には8000件以上ですが、まあその差はいいとしても、「一人で20通近く出した人が多数いる」ということには思いが至らないようです。 まあ、あの時に危惧された、懲戒請求が爆発的に増加するという事態にはつながらなかった(統計上懲戒請求の件数は、光市事件で爆発的に増えたものを取ってしまうと増えていない)のは、よかったのですが。正しい懲戒請求ならばどんどん受け入れなければいけませんが、嫌がらせや無茶苦茶な理由で使われる懲戒請求はたまったものではありませんからね。 さらに、刑事弁護人の倫理を自分勝手に改変する人たちにはあきれるばかりです。 懲戒請求に対する民事裁判の第一審判決を本村氏が正当と言ったことすら、彼らにとってはどうでもいいか、「調べない!批判したい!」なのでしょうね。 どうしても私の言うことが信じられないなら、懲戒扇動訴訟で広島地裁や広島高裁がなんといったか。あるいは、懲戒請求に対して各弁護士会が何と言ったかくらいは確認したっていいと思うんですけどね。 聞き苦しい弁解をさせるな、と言いますが、聞き苦しい弁解をしないということは、被告人質問で黙秘でもさせろということなのかもしれませんが、「弁解しなければ詰んでいる」情勢であることをすっかり忘れて弁解するなというのでは、結局「裁判受けずに死ね」と言っているのと変わりありません。どこの北の将軍様の国でしょうか。 勝つための方法を勝手に縛って、勝てなければあきらめろ、と言うのも俺様ルールです。 自分が独善に陥っていないかどうか確認するためには、裁判所や弁護士会が何と言っているのか確認するのが最も手っ取り早いのに、それを一切しないで、弁護士会は市民離れしてる…。 自分と世間の独善ぶりから検証し直してみてはいかが。 世間の言うことをきかなければいけない場合があるにしても、刑事弁護はそこからもっとも遠いジャンルです。だからこそ、裁判員裁判でも裁判官がしっかり合議に参加するのです。 水戸黄門の印籠を現代に持って行って通じるわけがない、と言うことを身にしませるべきでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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