On the road・・・
勝負とは運否天賦に左右されるのが人の世の常であるからして将の器にある者は勝ち戦は兵を誉め負け戦のときは自らの責めとしなければならない。今週は4組ほどの(組というのは親子で授業参加)中・高校生の体験授業や塾の個別説明などの申し込みがあり、ちょうど母の定期検診で病院の付添とかぶり、少し疲れた・・・さて、私立高校の結果もほとんど判明した。今のところ全員取りこぼしなしだがこれからは3月4日の公立高校の受験の前に最終的な受験校を決めてゆく作業が待っている。今年は持ち点の内申以上の公立を目指す生徒が多いのだが、これからの2週間は自分たちの経験と客観的なデータをふまえ受験指導していくことになる。ただ、気をつけたいのはわれわれ塾講師の熱意が生徒への過度なプレッシャーになってはならない。我々大人は高校受験や大学受験が人生の一通過点に過ぎずそれ以上でもそれ以下でもないことを経験的に知ってはいるが今の彼らにとって合・不合の選別体験はそれ以上の意味があるからである。と言って第一志望校や大学を安易に下げるのは易きに流れることになる・・・妥協することなしに受験をしてもらいたい・・・この時期、不肖、高橋いつも悩むところである冒頭の独白は今の自分の偽らざる心境である。