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テーマ:政治について(19876)
カテゴリ:政治
複数議員に1000万円超か 安倍派パーティー収入“裏金化”
自民党の最大派閥・安倍派の政治資金パーティーをめぐる問題で、複数の所属議員が、派閥から1,000万円を超えるキックバックを受けていたとみられることがわかった。 自民党の安倍派をめぐっては、政治資金パーティーで集めた収入を、政治資金収支報告書に記載せず、5年間で総額1億円以上を所属議員にキックバックした疑いが持たれている。 所属議員にはパーティー券販売でノルマがあったが、ノルマを超えて売れた分の収入は、議員にキックバックされていた可能性があるという。 その後の取材で、安倍派の複数の議員が、派閥から1,000万円を超えるキックバックを受け、議員側の政治団体も収入として記載していない疑いがあることがわかった。 一方、ほかの派閥でも、同様に記載がないケースがあるということで、特捜部は不透明な資金の流れがないか慎重に調べている。 --- 裏金は合計1億円以上と聞くと、もうびっくりですが、安倍派だけではなく、二階派でも同様に億単位のパーティー券売り上げが裏金化していたと報じられています。 思うに、政治資金パーティーでパーティー券を売ること自体は政治資金規正法で認められています。また、派閥が所属議員にお金を配ることも、「もち代」などと称して以前から行われており、これも政治資金収支報告書に期待している限りは違法ではなかったと思います。つまり、派閥の行う政治資金パーティーの売り上げの一部を所属議員に渡しても、それを報告書に記載していれば、「もち代」の例から考えて、道義的にはともかく、法的には違法とはならないのではないでしょうか。 では何故それを報告書に記載せず、裏金化したのでしょうか。それは、報告書に記載して公表したくない何らかの事情かあった、ということでしょう。 パーティー券の販売にノルマを課して、ノルマ以上に売り上げた分は議員にキックバックしている、というやり方自体、どう考えても美しくないやり方です。逆にノルマに達しないと、足りない分を自分で払う「自爆営業」も横行していたようです。何かブラック企業を思わせる話です。どちらにしても、あまり表沙汰にはしたくない話であることは確かです。 また、後ろ暗いことに使えるような非公然のお金があった方が、何かと便利、ということもあるのかもしれません。いずれにしても、政治家のやっていることの内幕は実はこんなこと、というのは、どうしようもない話です。 安倍晋三の「美しい日本」の足元は、一皮むいたら「どす黒い日本」だったってわけですね。 政治活動にお金がかかる、それは分かります。しかし、いつの間にか目的と手段が入れ替わって、金儲けのために政治活動が行われている、というのが自民党の常態になっているのでしょう。 このような不透明なお金の流れを断ち切り、企業、団体献金も禁止するために導入されたはずの政党交付金がありながら、このような事例が一向に減らず、企業団体献金も禁止されていません。バカバカしい限りです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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