|
劇28『海辺のカフカ』彩の国さいたま芸術劇場(D22)2012.5.3(木)18:30 (原作未読です)初舞台の柳楽優弥主演。終始、静かに穏やかにすすむ芝居と音楽が心地良い。
(原作未読です) さすが蜷川さん、始まる前から面白い。 客入れの時間、舞台上には、大きなアクリルの壁に囲まれた「箱」に入った車やバスやベンチや木々が、幾つもならんでいる。 それらが開演と同時に生き物のように動き出す。 後ろで押している黒子さん達の手によって。 その中の一つの箱に、主演の柳楽くんが丸くなって寝ているところから始まる。 起き上った少年(15歳という設定の20歳になった柳楽くん)は、カラスを供に旅に出る。 ネコと話ができる老人は、ネコを袋に入れて集める男を追う。 別々に静かに進む物語は、いつしかシンクロしていき、意外な到達をみる。 終始、静かに穏やかにすすむ芝居と音楽が心地良い。 シリアスでありながらも、着ぐるみの猫がしゃべったり、と思えば少しグロテスクになったり、と様々な表現がとられているのに、なぜか違和感を感じませんでした。 映画で大ブレイク、初舞台で主演の、あの柳楽優弥くん、中性的な長谷川博己さん、田中裕子さん、佐藤江梨子さん、そして木場勝己さんさえも静かで穏やか。 水の底に漂っているような感じがよかったです。 原作 村上春樹 脚本 フランク・ギャラティ 演出 蜷川幸雄 出演 柳楽優弥、田中裕子、長谷川博己、柿澤勇人、佐藤江梨子、高橋努、鳥山昌克、木場勝己、ほか
☆ 人気ブログランキングへ ☆↑ランキングに参加してます。↑もし少しでも気に入っていただけましたら、1クリック投票いただけると嬉しいです。m(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.06.05 02:07:10
コメント(0) | コメントを書く
[演劇(観劇レビュー・劇場看板・CD・DVD)] カテゴリの最新記事
|
|