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DVD 『怪奇大作戦 VOL.1』1968年　円谷プロによる伝説のSF犯罪ストーリー！！監督：実相寺昭雄作「恐怖の電話」収録！

円谷プロによる伝説のSF犯罪ストーリー第1巻。
「ウルトラマン」ジャミラ回やシーボーズ回、
「ウルトラセブン」メトロン星人回や、かの有名な欠番12話など
数々の特異なエピソードで有名な鬼才・実相寺昭雄による演出作品、
第4話「恐怖の電話」、第5話「死神の子守唄」を含む！！

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第1話「壁ぬけ男」脚本：上原正三／監督：飯島敏宏
怪盗キングアラジンによる予告盗難事件発生！
警官は、壁を通り抜ける男を目撃する。
ゲスト 、田口計、岩本多代。
本放映時には番組の最後に特撮クイズがあって、
「壁抜けシーン」の 撮影方法が問題として出されてました！
覚えてます！

第2話「人喰い蛾」脚本：金城哲夫／監督：円谷一
人間が溶ける！連続怪死事件発生！
現場から発見される蛾の鱗粉を追う牧、
自動車メーカーの激しい開発競争に着目する三沢。
森山周一郎、弓恵子ほかゲストが豪華。
蛾の鱗粉で男が溶けるシーンがエグイ。
（それでも円谷英二がリテイクを命じた、没映像よりソフト？）
他の回にはないストーリに関係ないエンディング、
最後のナレーションに、当初第一話に予定されていた名残りが
見られて面白い。

第3話「白い顔」脚本：金城哲夫・上原正三／監督：飯島敏宏
女の周辺で続発する炎上事件。
ライターに残された、小さな穴の正体とは？
冒頭、夜7時台にしてはショッキングな男の炎上シーンの合成特撮が実に効果的で見事。
また、車の転落、モーターボートの事故、邸宅の火災などではミニチュア特撮が大活躍。
目撃された白い顔の男、女の父親の包帯の顔・・・
ラストシーン、サブタイトルに掛けたオチ？合成にも注目。

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第4話「恐怖の電話」脚本：佐々木守／監督：実相寺昭雄
電話に出た男が炎上する事件が続発。
科学的な証拠を得るために、両方の現場に居合わせた令子を
執拗に問い詰める牧は、その行き過ぎた行動から令子をかばう
三沢と対立する。
そして、今度は病室の令子の電話が鳴った…。

電話機により音声を熱戦に変換する装置による連続殺人事件！
冒頭からノーカット1シーンの長回し撮影、無響室の広角レンズ撮影、
電話交換機のノイズ音など、実相寺テイスト満載。
次々に描かれるシーン緊張感を保ったまま、実にタイトに無駄なく
展開し、目を離せない！
令子役で「ウルトラQ」江戸川由利子役、「ウルトラマン」
フジアキコ隊員役の桜井浩子がゲスト出演。
ウルトラとは正反対の暗く影のある女性を好演してます。
放映は、小笠原諸島の日本返還の年。
科学犯罪の原理と視覚効果、社会背景が見事に一致した代表作で最高傑作！！

第5話「死神の子守唄」脚本：佐々木守／監督：実相寺昭雄
若い女性が、冷凍された死体で発見される事件が続発。
三沢は、事件現場の野次馬の中で気になったサングラスの若い女性の後を追う。
女は歌手で、連続殺人は歌っていた歌の内容通りに殺されていたのだった。
悲劇の兄妹、原爆問題を流行歌による「見立て殺人」を通して描く。
クライマックス、機動隊による大捕り物が見ものです。
「ゴジラ対メカゴジラ」出演、「恐竜戦隊コセイドン」レギュラーだった
草野大悟、博士役で戸浦六宏もゲスト出演。
「ウルトラQ」の西条康彦が、アングラバーの楽屋番役で出ているらしいのですが、
私にはわかりませんでした。



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