|
劇6『きみがいた時間 ぼくのいく時間』サンシャイン劇場(18-15)2016年3月26日(土)12時 39年間というタイム・パラドックスに生きていた人々の人生は?
2008年の初演を生で観劇、DVDでも観たこともあり、 どうしても初演の上川隆也の印象が強烈で目に浮かんでしまう。 (当時はまだ劇団員だった。) 初演時は、現代が1幕目でラストでタイムジャンプ。 休憩を挟んで2幕目が39年前の過去からまた現代までを描いていましたが、 過去に飛んでから、目的の時(主人公の妻の事故の時)まで ひたすら待ち続け無くてはならないという、 本作の特長である「39年間待つことの重さ」が初演では出ていたと感じた。 再演である今回は、休憩時間をいれずに2時間強で演じ切るため、 少し短くしてある分、39年の長さと重さが、軽くなった気がした。 (もちろん2度目の観劇で筋を知ってるから短く感じることもあるかもしれないが。)
39年間というタイム・パラドックスが『解ける瞬間』、 そのタイム・パラドックスを生きていた人々の人生が一瞬で変わり なかったことになってしまうという、 SFでしか描けない特別な「儚さ」、「切なさ」が感慨深い。 (秋沢里志を支えた柿沼順子の半生とか。) 初演でも、今回も、特にそこが印象に残ります。 演劇集団キャラメルボックス キャラメルボックス2016ダブルチャレンジ クロノス・ジョウンターの伝説 「きみがいた時間 ぼくのいく時間」 2016/03/11(金) ~ 2016/03/27(日)【休演日】3/14(月)、3/22(火) 会場 サンシャイン劇場 出演 西川浩幸、坂口理恵、岡田さつき、前田綾、筒井俊作、石原善暢、阿部丈二、渡邊安理、小多田直樹、林貴子、森めぐみ、毛塚陽介、木村玲衣、関根翔太 原作 梶尾真治『クロノス・ジョウンターの伝説』(徳間書店刊) 脚本 成井豊 演出 成井豊、真柴あずき 人気ブログランキングへ ☆↑ランキングに参加してます。↑もし少しでも気に入っていただけましたら、1クリック投票いただけると嬉しいです。m(_ _)m
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2016.03.28 02:09:07
コメント(0) | コメントを書く
[演劇(観劇レビュー・劇場看板・CD・DVD)] カテゴリの最新記事
|
|