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カテゴリ:公開映画レビュー
映画『未来世紀ブラジル』
1985年イギリス 「モンティ・パイソン」テリー・ギリアム監督のカルト・ムービー 苦悩の現実を生きるか、幸福な幻想に生きるか やっと観た。 「午前十時の映画祭」の1本。 再開は嬉しいのですが、「午前十時の」といいながら、9時20分や8時30分開始と朝早いのがつらい。 20世紀のどこかの国、情報統制が敷かれた暗黒社会。 コンピュータの誤動作から誤認逮捕が起きる。 夜毎天使の夢に悩まされる情報省の役人サムは、その天使とそっくりな女性と出会い、彼女と行動を共にするうち、テロリストとして政府に追われるようになる。 タイプライターと拡大鏡付きブラウン管のコンピュータ端末、透明アクリルボックスの通勤電車、原発サイロのような高層ビル・・・ノスタルジックなガジェット、独特の暗く重い世界観に、ブラック・ユーモアあふれる描写。 主演のジョナサン・プライスのどこかユーモラスな演技。 映画は初出演となるヒロイン、キム・グライストが本当に魅力的で美しい。 ロバート・デ・ニーロ、ボブ・ホスキンスも嬉々として競演。 苦痛の現実世界と、女神との永遠の幸福と平和に生きる幻想の夢と、どちらが幸福だろうか。 母親も、若返り手術の繰り返しで、ついには死んでしまうが、そのことで永遠の若さを手に入れる。 後に、「マトリックス」では、現実を生きることを選択するのだが。 TOHOシネマズ日本橋 2021.10.16. 監督:テリー・ギリアム 出演者:ジョナサン・プライス、 キム・グレイスト、 ロバート・デ・ニーロ、 イアン・ホルム 収録時間:143分 レンタル開始日:2003-11-21 Story モンティ・パイソン出身のテリー・ギリアム監督による、管理社会を痛烈に皮肉った壮大なSF作品。コンピュータが国民を管理する仮想国で、コンピュータの故障からトラブルが巻き起こる。ブラックなユーモアと悪夢のような未来社会のイメージが見所。 (詳細はこちら) アーティスト:マイケル・ケイメン 収録時間:39分 レンタル開始日:2015-08-19 Story モンティ・パイソンのメンバーであるテリー・ギリアムが監督を務めた1985年公開のSF映画『未来世紀ブラジル』のサウンドトラック盤。本映画のテーマ曲「ブラジル」は、正式な曲名を「アクアレーラ・ド・ブラジル(ブラジルの水彩画)」といい、作詞、作曲は1930年代~1940年代ブラジルを代表する作曲家アリ・バホーゾ。それ以外のBGMは、『バロン』でも音楽を手掛けたマイケル・ケイメンが作曲。 (詳細はこちら) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.10.19 00:00:07
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