映画『ドリームプラン』2021年アメリカ
父親を単なる善人として描いていない
しかしきれいごとでなく、実際はもっとすさまじかったのでは?とも思う
2022.2.23.TOHOシネマズ日比谷・スクリーン12
テニス選手ビーナス・ウィリアムズとセリーナ・ウィリアムズの父でありコーチであるリチャード・ウィリアムズが、娘をプロトーナメントへ出場させるまでを描く。
リチャード・ウィリアムズが単なる善人でもなく、欠点も多い人物として描かれていていい。
過酷な環境の中で、娘たちを、テニスだけではなく、知識や信仰も備えた人間に育てようと、周りに何を言われようと必死に実行する様が凄い。
(もっと周りに説明すればいいのに。)
また、彼も、一度は道を踏み外しそうになるが、ある偶然から踏みとどまるシーンがいい。
しかし、それでも、もっともっときれいごとでは済まない、すさまじい迫害や差別、偏見、妨害があったはずだと思う。
これだけでは済まなかったはず。
ハリウッド・メジャー系の限界か?とも思うのでした。