公開映画レビュー『ハードボイルド・レシピ』
キュートでハードなインディーズ・クライムアクション
この軽快さが特長、テーマ曲もカッコイイ
かっこかわいい「ソフトなハードボイルド」の魅力
2024.4.29.シネマート新宿
見た目が子供っぽいキャラが、実は凄腕プロ・ボディーガード。
犯罪者専用のボディガード犯罪組織が主役というのが面白い。
その組織が請け負った今回の仕事は、悪徳景観がらみのヤバい案件だった。
自分の知ってる有名俳優が第三舞台出身の筒井さんのみという、低予算インディーズ映画。
そして、主人公もその相棒も、交渉人も女性で、敵殺し屋も三姉妹というのは、自分としては嬉しいが、本作の特長としてそうしたかったのならよいですが、主要キャラたちの女性率が高すぎ。
特に若い女性が多いので、作品の雰囲気がどうしてもソフトになる。
そのソフトさで殺伐としたクライムアクションが、良くも悪しくも柔らかくなってるのが本作の特長。
各シーンも殺し合いなのに底抜けに軽い。
いいんだけど、上辺の軽いカッコつけが目立ってしまうのも確か。
ハードさをもう少し加味して、全体的に各シーンをもう少し刈り込んで煮詰めたら傑作になると思うのですが、そこが本作の魅力でもあり難しいのかもしれない。
自分は好きです!！
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