今から35年前、アメリカはフォード大統領の時代、ホワイトハウスでは
「訪日の際、広島訪問も検討しては」と議論していたことが分かった。まだ「戦後」の余韻が残る当時だけに、真の日米和解が必要だ、というニュアンスが強かったようだ。しかしながら、政治的に混乱してはまずいと、取りやめになったらしい。
さて、広島・長崎両市では、
オバマ大統領を招待しようという動きが活発だ。オバマ大統領が2009年4月にプラハで行った演説で「核兵器のない世界」を提唱したことが波紋を呼んだらしい。高齢化した被爆者の方々にとって、大統領は息子のような年齢だ。次の世代に、ヒロシマ・ナガサキのメッセージを託したい、という思いは大きいに違いない。
オバマ大統領に手紙を書こう!と呼びかけているサイトがある。
賛否は人それぞれだろうが、ホワイトハウス行きのメールフォームのことや、投稿のやり方、などがよく分かって面白い。バナーもなかなか上手に出来ていると感心してしまった。
さて、核の軍事利用に目を光らせる国際原子力機関の事務局長に、
天野 之弥(あまの ゆきや)氏が選出された。何と言っても北朝鮮、そしてイラン、これらの処置が難題として残されている。
オバマ大統領自身が、核兵器廃絶を口にした訳だが、先進国にとって、核は既に魅力の無い兵器なのではないか。素人的に考えると、所得が高いけど人口が少ない国が核兵器を唯一の抑止力などと高言しそうだが、実態は反対だ。核を持ちたがるのは、今や貧乏人の方である。
核兵器廃絶を訴えるならば、まずは貧困という問題に向き合わなければならない訳だが、国民の所得「格差」の拡大したアメリカも我が国も、そのことを考えるべきだと思う。戦争こそ、究極の貧困ビジネスなのだから・・・。
原爆ドームは、管理者が作りました。原爆資料館で販売しているプラモデル版です。→製作過程、説明してます。