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テーマ:オトコの手料理(3163)
カテゴリ:男の料理
中国人の習さん(仮名)から、食べきれない量のじゃがいもを頂いた。嫁さん経由のいただきものだから、詳しい経緯は分からないが、土まみれの、掘って来た直後のようなじゃがいもである。芽が出る前にさっさと使いたいので、出来るだけ大量消費出来る方法をいろいろ考えた。
買い出しに「ニシムタ」まで歩いて行く途中、共月亭というあずまやがある。鹿児島市が長沙市(中共)と友好都市の関係になったことを記念して建てられたそうだ。「両市民が同じ月を眺め友好を深めよう」という意味らしい。先日、長沙市からマスク5万枚と医療用防護服500着が届いたそうだ。もうマスクは要らん気がするが、1月末に鹿児島市が5万枚の備蓄マスクを贈った(後で失敗したーと後悔した?)お返しらしい。 まず第1回目、「ポテトグラタン&アイントプフ」これ、明らかに大量消費出来る。じゃがいもと玉ねぎを炒めて、市販のホワイトソースと合わせる。ペンネの残りも入れた。グツグツ煮えたら、グラタン皿に投入し、とろけるチーズを適当に乗せてオーブンで焼いたら出来上がり。なかなか一丁前の美味さである。アイントプフなんか、考えることは何もない料理だ。アイントプフ=鍋の中に投げ込む、の語源の通り、切ったじゃがいも、玉ねぎ、ソーセージを鍋にブチ込んで、多少コンソメで味を調えただけ。ドイツ軍野戦炊事車の定番料理といったところか。 自宅カフェがプロイセン軍仕様だなんて、当のドイツ人でもやらなそうだが、この通り帝政ドイツ萌ぇ~な訳でございます。だからアイントプフは定番の定番。 続いて第2回目!「じゃがいもピザ&アイントプフ」~思ったより大量消費出来なかった。じゃがいもピザとは、生地を薄く切ったジャガイモで作るのである。薄く切る訳だから、意外と消費量が少ない。作り方は、まずフライパンに薄く切ったじゃがいもを敷き詰めて焼く。後はピザソースを塗ってチーズを敷いて、ベーコンとかピーマンとか散らして、少々蒸し焼きにして出来上がり。じゃがいも同士が糊付けされてピザ生地みたいになるのが理想だけど、上手くくっついていなくて、お皿に移すことが出来ず、そのまま食べる。アイントプフは、残りもののベーコンが浮いてる状態が、如何にも大戦末期に物資が不足したドイツ軍といった感じ(いちいちそんなことを結びつけるんだから、全くもってヲタである)。 鹿児島中央駅前にて 久々に鹿児島中央駅前のイオンに行ったら、ソーセージが安く手に入った。第3回目は「ジャーマンポテト&アイントプフ&ピザトースト」~これは大量消費型である。ジャーマンポテトは、じゃがいもを電子レンジで少し柔らかくして、玉ねぎ、茹でたソーセージと共に油で炒めて、塩コショウにガーリックをまぶして出来上がり。ピザトーストは、余ったチーズとピザソースの有効利用。 ということで、毎週日曜日はアイントプフを食べるハメに。まるで第三帝国時代の「Eintopfsonntag」みたいだ。これは、毎週日曜日はアイントプフで食費を抑えて、国家に募金しよう!というナチ党のプロパガンダのことである。相変わらずドイツヲタなネタは尽きない。続きはのコーナーでもどうぞ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.06.14 17:22:04
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