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カテゴリ:障がい者としての生活
知人が「万博へ車で行くから一緒にどう?」と声をかけてくれたので好意に甘えて便乗し万博へ行ってきた。 地元での開催の万博、一度は行きたいと思っていたのでそれが果たせたわけだ。
西ゲートのすぐそばの身障者用駐車場(要予約障害者専用駐車場予約センター)に駐車して、ゲートの身障者用の所から、形ばかりの荷物チエックを受けて全く待たされることなくスムーズに入場。行列を作って待たなきゃいけないところは全てパスして、グローバルループと呼ばれている回廊をぐるっと一回りするように行きながら、途中の外国のパビリオンを(待たずに入れる所)チョコチョコと観て回った。 インドネシア・タイなどの伝統舞踊も観たが、IT技術の発達とかいってもああいう伝統の芸能・文化・芸術というのは、けして廃れないだろうなと思ったし又廃れさせてもいけないだろう。 展示方法も各国それぞれに工夫してあったが、中村の好みでいえばモニターを使った映像による紹介よりも、数は少なくても実際の‘物’があった方が ずっと訴求力があったように感じた。 会場内のバリアフリー化に関しては、身障者用トイレも一般用トイレの所に併設してあり困ることはなかった。こまかなことをいえば、道路の部分から各パビリオンにはいる所に、排水のためと思うが小さな溝があり金属製の格子状の枠がはめてあるのだが、ここに車椅子の前輪が通るたびにひっかかってしまった。車椅子を上手に乗れる人には問題ないのだろうが、中村にとってはちょっとむつかしかった。 イタリア館の「踊るサテュロス」は絶対観たかったので、行列が出来ていたけど並ぼうとした、そうすると係りの人が車椅子の人は並ばずに優先的に入れますとの事、並んでいる人を尻目にさっさと入れてしまった。他のパビリオンもそうだったのかな・・・ これは有難いといえば有難いのだけれど、並んでいる人に悪いといおうか、健常者を逆差別してるのではないかと思ってしまった。健常者だって暑い中並ぶのは大変だし、車椅子には乗ってはいても万博に来る元気がある人が来てるわけだから。 なかなか難しい問題かもしれないけど、車椅子に乗ってるからだけじゃなくて、ほんとに優先してあげるべき人、疲れてそうな年寄りとか赤ちゃん連れとかを優先してあげた方がよいのでは。 車椅子に乗ってると色々な場面で周りの人の助けをかりる事が多い、ちょっとした段差を上がる時、コンビニや本屋で棚の上の商品に手が届かない時、そんなこまかいところでは助けていただいて有難く感謝している。 でも普通に出来るところでは健常者同じように、並んだり待ったりの方が自律するということでは良いのではないだろうか。 なんだかウダウダと書き連ねてしまったが、万博に行けてうれしかったし、楽しかった。もう一度行けたらなと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月20日 21時41分24秒
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