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カテゴリ:国際
北京オリンピックの開会式。選手宣誓のあたりから聖火台への点火までの終りの方だけ少し見ましたが、「北京のオリンピック」で「中国のオリンピックではない」という奇妙な印象を持ってしまいました。
他国の内政に干渉する気はサラサラないし、日本で報道されている中国の内情が100%正しく伝えられているとも思わないし、マスコミのいうところを鵜呑みにする事も出来ません。 しかしそれらの事を差し引いて考えても、チベット問題、カシュガルの爆破事件、そして都市部と地方農村部の大きな格差、地方政府の腐敗ぶり、環境汚染問題・・・ 中国のざっと3千年の歴史を振り返っても色々な国が乱立して、現在の中華人民共和国が成立したのは1949年ですから、法治国家というよりもまだまだ人治国家としての側面が色濃く残っているように感じます。 否定的な事は言いたくはないのですが、そんな歴史・現状の中で多くの人々を置き去りにしたままの、オリンピック開催に思えて仕方がないのです。 中国は文化的には偉大な国で、日本も多大な影響を受けているのは言うまでもありません、それだけに「北京のオリンピック」は成功してほしいと思いますが、オリンピック以降中国が民主化され(無理かな?共産党独裁のままでもいいですが)全中国の人々にとってよりよい国となり、いつの日か「中国のオリンピック」を開催してほしいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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