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カテゴリ:読書
島田裕巳さんの「日本の10大新宗教」読んでみました。
今現在はどの教団・宗派にも所属してませんが、ある仏教系の教団に20年近く在籍していた事もあって、宗教というのは私の本来的なジャンルでして、このような本にはつい手が伸びます。 天理教・大本・生長の家・創価学会など10の教団にについて、その歴史・特徴などを概説してあります。 信仰という至って個人的な営みから教団という「形」に発展していくのですが、個人的な考えを言えば、教団という組織の時代は終わりつつあるのかなと思っています。 やはり、宗教・信仰というのは個人の心の内の問題であり、個々人の生き方ですから、教団組織の教義・規則などに縛られたりというのは、なじまないように感じます。 そして組織を作ってしまうとその組織維持の為に個人ではなく法人としての諸々の事、お金が必要になったりとかの問題もでてきて、形而上の事でなく形而下の事に心を砕かざるを得なくなる。 その点、昔岡本太郎さんの本で読んだのですが、琉球における信仰の聖域、御嶽(ウタキ)というのは何にもない小さな広場のような所で、その何もな無さに教団形成以前の、信仰の素朴さ清らかさ、個人と神との直接的な交流を感じます。 神様や仏様はけして大伽藍の中に、組織の中にいらっしゃるわけではなく、我々一人々の心の中に存在して下さっているものだと思います。 とまぁ、このような事を毎日が日曜日の、極楽トンボの私が言っても説得力はないのですが^^ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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