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2018年06月10日
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カテゴリ:読書
漱石の「それから」を読みました。
「三四郎」「それから」「門」の三部作ということで、「三四郎」は勿論読みましたが三部作と言っても、ずっと三四郎が主人公ではなく、ただ明治知識人の青年期から壮年期に至る流れを、それぞれの主人公に仮託して前作をうけながら、話は展開していくようです。

さて、「それから」に関しては、主人公・代助は帝大卒後に仕事にも就かず、実業家であり財産家である親から金銭の援助を受け、一軒家を与えられ家事を任す老女もおり、その上書生まで置いている。金持ちのボンですな。
その彼が3年前大学卒業時に想いを寄せていた女性を、親友と結婚するよう取り持ったにもかかわらず、その親友の妻となった女性を愛し(横恋慕ですな)、告白された女性は元々虚弱な体質が、その告白によって夫と代助の板挟みになり深刻な病状に陥り、代助は親友から絶交宣言を受ける(そりゃそうだ)。
そしてその件が実家に知られるところとなり、実家からは勘当、金銭的援助も完全に止まる事態に。
さてその先は如何に?で終わっている。

仏教者の私めからすれば、代助が愛と思っているものは、ただの自己の愛欲・己の喝愛・欲望にしかすぎない。真に愛するというのなら、その人の幸せを願う無償の愛にならなければ。
エディット ピアフの「愛の賛歌」の原詩は、あの人が幸せになってくれるなら、私は身を引いてもいい、どうなってもかまわないといった内容のようですが、己を滅してもその愛する人が幸せになればよい、母の子に対する愛情のようなものではないでしょうか。
と言っても愛情をかけるどころか、頑是ない子供を虐待し死に至らしめる親もいるのには、心肝寒からしめるところですが。

時代小説やファンタジーのような娯楽要素はなく、その意味では面白くはありませんが、乗りかかった船、三部作最後の「門」も読んでみようと思っています。





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最終更新日  2018年06月10日 11時43分53秒
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