カテゴリ:俳句&本紹介
耳で見る聴こえる色あり夏の花 ★ ★ ★ ★ ◎『日本の七十二候を楽しむ』 -旧暦のある暮らし- 文・白井明大 絵・有賀一広 ・東方出版 ~以前『くらしのこよみ 七十二の季節を楽しむ歳時記』うつくしいくらしかた研究所を紹介し、 絶賛したが、図鑑的でもあるそれとは本書は違い 有賀氏の「絵」が温かく、語り口のやさしい 文章にこれまた感動します! 72候の花鳥風月・虫・祭り・旬の食べ物も身近で、目を愉しませてくれます。 例えば本書UPの 頃を予想して~『夏至』初候「乃東枯る」(なつかけくさかれる) 候のことば~身近な薬草旬の 草花~うつぼぐさ 旬の魚介~鮎 旬の果物~夏みかん 旬の兆し~流し(梅雨の季節に吹く 湿った南風) 旬の日~岡谷の「イルフ動画館」と武井武雄の誕生日・・・などが、見開きページを 彩っている! ・・・「おわりに」~地も、海も、私たちのまわりを包む豊かな自然のすべてに、感謝 こそすれ、それらを汚していいはずがありません。自然を汚すことは、私たちが育んできた故郷 と文化を汚し、いのちの源を傷つけるのと同じことです。昨年来の原子力発電所の事故は、あま りにも愚かしく、これから生まれて来る未来の人たちに取り返しのつかないほどの負の遺産を残 す過ちとなりました。それでも、私たちはここからまた生きていかねばなりません。そう心すると き昔ながらの暮らしに教わることがたくさんあります。(中略)そうしたことを知り、伝え、受け継 いでいきたいという思いが」・・・この本にはいっぱい詰まっています!! 家庭に置きたい一冊です!!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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