カテゴリ:「本」の紹介
◎『俳句に大事な五つのこと』 ・上田 五千石 ・角川俳句ライブラリー ~著者は平成9年に逝去されているが、角川が『決定版』と銘打っているのも、至極もっとも な一冊であり、「俳句人生」の生き方の書とも言えて、圧倒的である!! 一般書でもないので、引用はコチラで抱えこみ、目次だけでも~ 第1章 俳句こそ青春 第2 章 俳句を生きる 第3章 感動の整理 第4章 「いま」「ここ」に「われ」を措く-推敲のすすめ 第5章 句づくりの要諦 ・句作心得集・自作を語る・春夏秋冬・眼前直覚の指針等。 3章~・煮つめる言葉 ・定型季語 ・「ひねる」とは ・「さび」考・模倣について・強弁、詭弁・ ウソ、誇張・比喩・諧謔・イロニイ・眼前・「もの」と「こと」・言いきる ・単一化・取り合わせ !! どの項も圧巻、メからウロコもの!!! さらに、4章の・ハッキリさせる・感動に迫る・詩への通路・いま 、ここ、われ・言葉の整理学・省略と補填・チェックポイントの点検・・・・篇題だけでも、ハイッ、、、、 さらに、さらに全306ページのうちの「指針」、3~4行の言葉を74ページを使って抉ってくる!!!! 俳句づくりを離れてもこの「指針」は迫り、最終行「俳句を手放してみたまえ、その虚しさ、そ の淋しさに耐えられぬであろう。見るもの、聞くもの、それが何らの興を惹かない、となれば、 生きていくことの意味の大半を失ってしまうにちがいない。俳句をやっていてよかった、と君 は思わないか。」ト!!! ココでもハイッ!!! 「あとがきにかえて」(上田日差子)~「俳句をやると幸せ になるよ」が、父の口癖でした。(中略)以降、まさに俳句によって生かされた63年の生涯だと いえるでしょう。 齢としては無念さを隠し得ませんが、父が遺した俳句や雑文を読み返せば 読み返すほど、充実した俳句生活であったことを諾わずにいられません。(以下。略)」 ・・・いつの時代にあっても、色褪せない、思考と金言の数々として、手元に置く一冊!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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