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晴 陶 句 読

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2014.11.17
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カテゴリ:俳句&本紹介


重箱に詰めたいほどに赤まんま


2014あかまんま.jpg


★   ★   ★

◎『俳句と生きる』
 
・稲畑 汀子   ・角川学芸出版

~副題は、稲畑汀子講演集。著者はご存知ですよね、祖父の高浜虚子、父親は高浜年尾
の昭和六年生。昭和62年から平成23年間の各地講演12篇。 改めて「手許」にある諸資料

を駆使しての、虚子再考であり「生きてきた俳句の人生をふり返ってみる時、私は何と恵ま
れた俳句人生であったかと思わずにいられない。(祖父・父と)共にして来た俳句の旅の数々
や、直接俳句について語ってくれた時のことを、その時の印象まで忘れることができない。


虚子、年尾の書き残した本を読み、折々話してくれた言葉や事柄を心に刻んできた。そのこ
とがこれらの公演の伏線となっていると感じている。」 子規・碧梧桐・漱石・虚子との出会い

や、語られてこなかった「いきさつ」などを縦横に語り、「統辞軸と連合軸」に触れ、ドイツでの
「俳句の本質」等々。、、「俳句づくり」部分はすべてカットしますが、本書で最大限強調されてい

るキーワードは「眼差し」と『存問』!! 「虚子は『花鳥諷詠』を唱え、それを実現する方法として、『
客観写生』を推奨したと公式的にとらえられているが、(中略・晩年はそれにかわり)『存問』を
奨めている。『存問』は対象の安否を気遣うことであり、存在の根源に触れることである。」


・・・俳句作者が"常に"たち返る「原点」が詰まっており、虚子人脈は「物語」としても読める!







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最終更新日  2014.11.17 15:38:55
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