カテゴリ:俳句&本紹介
八月へ赫く昇るや「ブルームーン」 -ひと月に満月が二回- ★ ★ ★ 〇『いつか来た町』 ・東 直子 ・PHP ~タイトル"道"ではありません! 「町」エッセイ25篇 装幀・大久保伸子、(カワイラシイ)イラスト・しおたまこ 篇タイトル「連弾」から「神を保つ」神保町へ、「木霊」から"エコー"の江古田、「流転」~"簗"・柳川へ 「鎮座」~高幡不動、・狼煙・曲折・面影・光景・喃喃・循環・来歴・風信・円熟・練磨・・・の各題か ら、あなたならどんな「町」を想いうかべるでしょうか?。 「大事なのは、今生きている時間をしっかり生きること。自分に与えられた課題を一生懸命がん ばること。だけどなんだか現実というものは辛いときもある。」「遠い昔に住んでいた家を訪ね歩 いて思いだす『思い出』なんて、俳句でいうところの"つきすぎ"だ。」 迷路の下北沢「下レ、北ノ 沢へ。指令どおり下って行った北の沢には、黒い大きな瞳がつやつやと光る美しい鹿が佇んで 待っている、ような気がする。」と、歌人の「目」! 立川・仙台・吉祥寺・入谷・遠野・「産道」~表参 道、「シャツターが閉じられたキンカ堂池袋店」・・・と、地名からの飛躍ダジャレっぽいが、知っている町 のどれもが眼前に広がってくる。「文字通り、いつの日か私が来たことのある町(中略・で)その町 で見たもの、感じたもの、そしてそこから連想したものを書きました。」「この辛い現実の世界の 背後で、想像力によって無限に広がる世界は、息苦しい現実の世界で行き詰った心に、風を通 してくれる。」"本" ! 【「生きたい」と「死にたい」同時多発する 家、家、家、家、明滅の夜に】 最後に句も~ 【東京の冬晴れ入れて窓広し】 (大森の連句の会で) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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