カテゴリ:「本」の紹介
『生きるとか 死ぬとか 父親とか』
ジェーン・スー ・新潮社 ~著者1973年生も東京生まれの"日本人"。作詞家、コラムニスト、らじおパーソナリティ。 タイトル通り、「生・死・父」を語る 「26篇エッセイ集237ページ。 「わが家の元日はね墓参りと決まっている。『我が家』と言っても、77歳の父と42歳の 娘だけの、限界集落ならぬ限界家族。元日の墓参りが決まりごとになったのは、母が 18年前に鬼籍に入ってからのことだ。(略)」と、始まる篇は「この男、肉親につき」 「父」の波瀾万丈というか破天荒というか楽天家というか、が家族を巻き込んで"いく。 戦中焼夷弾で「家が焼かれてなくなった。それは悲劇以外のなにものでもない。しかし 今日も明日も生きていかねばならない。だから焼夷弾に焼かれた茄子を家族食べる」 父に聞く「『戦争のあとひどい不景気だったと思うけど。回復したなって体感できたのは いつごろだった?」 『そうね、朝鮮戦争が始まってからだね』 なんとも後味の悪い話 だ。戦争の痛手から立ち直る起爆剤は、次の戦争だったか。(以下略)」「戦争から父 が学んだことは、戦争は絶対悪であるということ。そして、(中略)とにかく生き抜くのが 最優先だということ。(以下略)」 「なんてこった。あのドナルド・トランプが大統領に決まっ てしまった。」 父曰く『男はさ、弱みを見せたくないから、年をとると友達が減るんだよ な』・・・「2017年3月に無事79回目の誕生日を迎えた。」・・・「記憶のなかに母を見やる と、母と私の間に父が立っていた。」・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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多いのでしょうね、戦中と戦後からアラタナ戦前だけは決して迎えることのないように短き現世では。
(2020.01.24 21:48:51)
龍の森さんへ
「都合」とか「力関係」ではなく、お互い「ひと」として"尊重"しあっていかねば と! (2020.01.25 07:41:07)
79歳まだまだ元気ですね
私も見習わなければ (2020.01.25 07:42:12)
アポ哲さんへ
昨夕刊『毎日』2面全頁で、「木枯らし紋次郎」中村敦夫氏 79歳! が 『不可知』『利他』等を語っている~「人のために生きることができれば尊い」といい、「中村哲さんはお手本です。」と!!! (2020.01.25 07:55:51)
こんにちは。
今日の食べ物に困る時代を知らない 有難い人生でした。 困窮すれば人間どうなるか分かりません。 怖ろしいことに戦争景気も喜んだに違いないです。 (2020.01.25 14:25:11)
昼顔desuさんへ
・・・このままほっとけば、「食料」戦争は必須! グレタさんに「経済勉強していから言え」って「言う」まえに、「勉強?」してこの結果にしたのはアナタ!! (2020.01.25 15:17:27) |