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![]() 2月6日(金)テレビ朝日系、午後9時~9時54分放映。監督=石原興。脚本=岡本さとる。 前回の標題を「予告」と書きましたが、これは「偽装詐欺」の間違いでした。お詫びして訂正します。 大河原伝七(福士誠治)は、同心の杉内久左衛門(石倉三郎)らとともに、阿片が取引されているという船着場を調べます。踏み込んだ船の中には旗本の望月十郎(梨本謙次郎)がいました。町方が旗本に無礼を働いたというので、筆頭同心の坂本勘助(宇梶剛士)から蔵の整理役を命じられてしまいます。 代わりに見廻り同心として渡辺小五郎(東山紀之)と組むことになったのは、安川新吾(市川亀治郎)でした。新吾は5年前、見廻りの最中に火事に巻き込まれて死んだ父の跡を継いで同心になった男。新吾は見廻り中に、望月の中間・平内(中西良太)と如月(谷村美月)がもめているところに出くわします。このとき平内から盗み取ったサイフのせいで、如月は涼次(松岡昌宏)ともども命を狙われてしまうことに......
江戸時代の大麻、いや麻薬は阿片でした。もちろんご禁制の品ですから、闇の人間が扱います。密輸に旗本が絡み、さらに暗闇奉行という謎の人物が背後にいるらしいというからくりです。偶然でしょうが、実にグッドタイミングな題材でした。 ゲストは歌舞伎界のホープ市川亀治郎。大河ドラマで好演し、一躍、全国区になりました。2枚目ではありませんが、演技は一流でしょう。この人、クイズ番組にもよく出ていますが、なかなかの教養人、博識家です。 伊賀の女忍者でスリの名人・如月の出番がやっと来ました。谷村美月という女優、新人なのでしょうか。丸顔で愛らしいのはいいのですが、まったく忍者らしくありません。どういう女が忍者らしいのかと聞かれても困りますが、体型から敏捷さが感じられないのです。 悪党は直参旗本で老中の姻戚という設定。だが、ミスキャストでこれも悪党らしくありません。役者の選定は難しいものです。ベテラン石倉三郎は適役でしょう。レギュラー陣では、相変わらず大倉忠義の出番が少ないです。 今回は暗闇奉行の正体が後半になるまで不明でした。勘のいい人ならその前にわかるでしょうが、若干の意外性があり、前作よりも面白かった、と評価しておきましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月09日 21時14分48秒
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