カテゴリ:テレビ
2月11日(水)テレビ朝日系 午後9時~9時54分放送。監督=近藤俊明。脚本=佐伯俊道。 帝都歌劇団員のパトロンとしても有名な女性社長が自室で死亡。心臓に疾患があり入浴後扇風機を消し忘れたことによる事故死として処理されました。右京(水谷豊)はちょっとした物証から別のモノが原因ではないかと推理し、殺人の可能性を指摘します。遺体を発見した元歌劇団員の紫雨(奥山佳恵)、同じく元歌劇団員のわたる、専務の矢橋の3人が容疑者として浮かびました。社員の史恵(さとうやすえ)によると、社長は自宅で打ち合わせをすることも多かったといいます。社長と彼女ら3人の間に何があったのか? 歌劇団というと真っ先に浮かぶのが宝塚です。東京には松竹歌劇団というのもありました。華やかな女の世界。そこにはさまざまな感情が渦巻いていて、男には伺い知れぬ一面があるようです。 今回の舞台はその歌劇団。が、華であるラインダンスや群舞は出てきません。制作費の関係でしょう。女スポンサーと劇団員の確執から殺人事件が起きますが、嫉妬、羨望、憎悪といった感情は希薄でした。殺人の動機としては弱いようです。 右京が事件に首を突っ込むきっかけもやや無理筋でした。捜査1課の上司が出てこないので妨害はされませんが、縦割りの機構のなかでは明らかに越権行為です。このへんは脚本家が苦労するところでしょう。 奥山佳恵、さとうやすえ(佐藤康江)という懐かしい元アイドルが重要な役でゲスト出演しています。2人とも不完全燃焼のまま名前を聞かなくなりました。あれからウン年、歳を取ったという印象は否定できません。これをきっかけに再浮上してほしいものです。 舞台のセリが殺人道具として使われますが、似たような事故で車椅子生活を余儀なくされている八代英太氏を思い出しました。タレントから政治家になった人です。もちろんこのドラマとは関係はありません。 亀山薫の後任はまだ決まらないようです。次回は岸惠子が相棒となるらしいのですが、適任者がいなければ外国から呼び戻すのもひとつの選択肢でしょう。相棒ファンはどう思っているのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月13日 22時27分32秒
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