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![]() 2月20日(金)テレビ朝日系 午後9時~9時54分放送。監督=山下智彦。脚本=森下直。 小五郎(東山紀之)は、こう(野際陽子)とふく(中越典子)から、病気を患う親戚の見舞いを押し付けられます。小五郎を迎えた伊勢崎藤五郎(西村和彦)は、地位の高い寺社役付き同心であるにもかかわらず、病の妻・初枝(田中美里)の看病をしながら暮らす感じの良い侍でした。だが、妻の薬代のせいで借金がかさんだ藤五郎は、小五郎にも借金を頼むほど金に困っているようで...... 一方、不景気で金に困った涼次(松岡昌宏)は、お菊(和久井映見)の頼みで、病を治すと評判の陰陽師・百瀬清水(篠井英介)について探ることに。彼の力は医者の隆玄も認めるほどでしたが、病人を身内に持つ者につけこんだ霊感商法だという噂もありました。 幕府の小役人、すなわちお目見え以下の旗本は経済的に苦しかったようです。特に元禄以降は物価が高騰、禄高は据え置きですからその暮らしは逼迫度を増しました。妻の薬代捻出に苦労したのは当然でしょう。 医者とグルで病人を騙す陰陽師。これに引っかかった町人は莫大な借金を抱え、娘を遊里に売り飛ばされたりします。武士の場合は用心棒になって薬代や生活費を稼ぐしか方法はありません。安い手当ではとても追いつかないでしょう。 今回は悪徳旗本は出てきません。標的で二本差しは藤五郎だけです。仕事人も拍子抜けしたんではないでしょうか。あっさりと目的を達します。多少の抵抗がないと見ているほうはスリルが湧きません。一考をうながしたいものです。 晴らせぬ恨みを晴らすのはいいのですが、依頼人は死の床にある初枝でした。彼女はどうして闇の稼業を知っていたのでしょうか。このへんも解せぬところです。途中で伏線があったとしたら、見逃した小生のミスで、お詫びして訂正します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月23日 20時47分54秒
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