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![]() 3月18日(水)午後8時~9時54分放送。監督=和泉聖治。脚本=輿水泰弘。 警察庁の神戸尊(及川光博)という男が警視庁特命係に左遷されてきました。一体何をしでかして特命係に配属されることになったのか。一方、右京(水谷豊)は尊の配属初日、彼に会おうともせず、ある山奥の村で捜査を。 出端をくじかれた尊は右京を追いかけるように村へ。右京によると、この村の女性から殺人事件を暗示するような絵が送られてきたといいます。村長の源一(前田吟)、その弟の晋平、住職の法春(苅谷俊介)ら村の人間たちに煙たがられながらも、捜査を進める右京と尊。描かれた絵の真相は? シーズン7の最終回スペシャル。視聴率が出ました。スペシャルは19.5%。 シリーズ平均も歴代最高の18.1%ということです。亀山不在でもこれだけの数字を叩き出すのですから、人気はかなりのもの、といえるでしょう。 小さな村で村長の妻が自殺します。精神障害者の息子が描いた絵は、殺人を示しているようでした。その絵を見た右京が聖書のセールスマンに化けて村へ乗り込みます。あくまでも自殺とする村人たち。 突然ですが、赤川次郎の出世作に「幽霊列車」という短編があります。「オール読物」推理小説新人賞を受賞し、ここから赤川次郎の快進撃がはじまりました。作者の言によると、子供のころに読んだ幽霊船の話がモチーフになっているそうです。 相棒スペシャルを見てこの小説を思い出したのは、詳しいことは書きませんが、トリックに似ているところがあるからでした。なるほど山奥では今でもこういうことがあるのでしょう。リアリティは感じられます。 2時間ですから、ストーリーは一直線ではありません。小さなどんでん返しが続きます。この点はよくできた脚本といえるでしょう。ラストは不覚にも目頭が熱くなりました。ほろ酔いで見たからでしょう。 不在だった相棒に及川光博が決まったようです。亀山と違って知性派です。40歳で警視正ですから、エリートでしょう。それが特命係に左遷されました。右京とかぶるところがあって、凸凹コンビとはいえません。大丈夫でしょうか。 実は神戸尊の人事異動には隠された理由がありました。それが今後のストーリーにどう影響するのか、楽しみでもあります。新コンビの活躍を期待しましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月20日 20時47分23秒
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