テーマ:DVD映画鑑賞(14220)
カテゴリ:DVD
制作=2008年 アメリカ映画 日活映画配給 100分。監督=ジョン・アヴネット。出演=ロバート・デ・ニ―ロ,アル・パチーノ,カーティス・ジャクソン、カーラ・グギーノほか
ハリウッド屈指の大スター、ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノが、『ヒート』以来12年ぶりに本格共演を果たしたクライム・サスペンス映画です。 20年以上コンビを組み、固いきずなで結ばれたニューヨーク市警のベテラン刑事、ターク(ロバート・デ・ニーロ)とルースター(アル・パチーノ)。あるとき、犯罪者ばかりをねらった連続殺人事件が発生し捜査を進めていくと、状況証拠などがタークの犯行を示していました。 この映画、意外と評判が悪いようです。せっかくの2大スター共演なのに、脚本がよくない、二人の個性が生かされていない,というのが理由のようでした。このへんは見解が分かれるところでしょう。 小生はそんなに悪くない、というのが最初の感想でした。それはいまも変わっていません。ミステリーにはよくある悪徳警官ものの一種ですが、構成に仕掛けがあり、見事に引っかかりました。これだけでも点は高いです。 若い警官が正義感に駆られ、タークを罠にかけようとしますが、相棒の策略でピンチを脱出します。ここもある種の錯覚を誘うところでしょう。ミステリーの王道ですが、やはり引っかかりました。 悪党なのに証拠がないために釈放される容疑者。被害者としては、法に変わって処刑してくれる警官に拍手喝采したいところです。こういう処刑人を主人公にした作品には、ブロンソン主演の「狼シリーズ」がありました。 あの映画の処刑人は民間人ですが、本作は警官です。といっても、私刑が不法行為であることは変わりません。本当にタークは処刑人なのか、彼の告白ビデオは真実なのか、これ以上書くとネタバレになるのでやめておきます。 くたびれかけた中年刑事を二人の名優が好演。世評に反して楽しめました。地味ではありますが、70点を点けてもいいでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月08日 17時58分08秒
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