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テーマ:障害児の親として(1425)
カテゴリ:思うこと
先日、地元新聞の読者投稿欄にあった記事が頭から離れません。
記事の内容を要約すると・・ 私の子供は2人ともいわゆる障碍児です。といっても、普通に会話はできるし理解力もあります。 診断としては「軽度発達障碍」なのですが、上の子はとても電車がスキで日本の電車以外に 世界の列車なども絵をみただけでその名前がスラスラといえます。 下の子は数字にとても強く年中で九九が全ていえるようになりました。 人の中で生活するのが少し苦手でうまく団体行動が出来なかったりするときもあります。 でもちょっと変わっているな、という程度のものであとは至って普通の子供たちです。 しかし就学時やその他いろいろな場面で「障碍児」と括られてしまいます。 私はそれが悔しいです。「障碍児」にもいろいろあって、私の子供のように軽度で、しかも 突出した才能がある子もいます。一口に「障碍児」と言い切ってしまわれるのが辛くて もっと世間の方にも障碍の内容を知ってもらって理解してもらいたいと思っています。 私の子供のように「障碍児」ではなくて「個性児」とでも言い換えられるような子供は たくさんいると思います。 何かといえば「障碍児」といわれてしまうのは子供が可哀想です。 列車の好きな、数字が好きな「個性的な子供」という温かい目で見て欲しいです。 大まかにはこんな内容の投稿でした。 これって・・。 こういう考えってどうなんだろ?? 投稿記事からは詳しい子供さんの様子は分からないし、どういう判定をされての診断なのかも 分からないので何ともいえないけれど、このお母さんの考え方って・・。 少し違和感を感じてしまいました。 気持ちは共感するところもあります。 普通に会話もできて理解力もあれば「障碍児という目で見られたくない」という気持ちは あると思います。誰だって出来れば自分の子供は健常児であってほしいと思うだろうし。 でもそれを投稿しちゃうかな?? 新聞社もどういう意図でこの投稿を記事として扱うことにしたのかは分からないけれど なんだかな~、と思ってしまいました。 多分グレーゾーンの子供さんなんでしょうね。 だから何とかあちら側(健常な世界)に入れてあげたい、と思ってみえるんでしょうね。 でもいわゆるうちのかなくんのようなどこから見ても立派(?)な障碍児とその親御さんは この記事を読んでどういう思いを抱くんだろう、と思うと、自分も障碍児の子供を持つ 障碍児の親でありながら、その外の障碍児やその保護者の方の心中を思うとやっぱりこの 投稿は投稿するべき内容ではなかったのではないかと思えるのです。 思うことはその人その人自由で勝手だけれど、ひとたび口にしたり文章にしてしまったりして 他の人の目や耳に入る状況を予測すれば、なんていうのかな、言っていいことと悪いことが あるんじゃないかな~と思うのです。 思ってもいいけれど言ってはいけない、そういうことってあるのではないでしょうか? このお母さんの切なる思いも全く分からないわけではないけれど、とりあえず不本意では あるだろうけれど一応「障碍児の親」であるならば自分の子供以外の障碍児のことやその親の ことなども考えてほしかったなと思います。 この記事を目にしてから2、3日経っているのですが、かなりの違和感を覚えて何となく 不快な気分でいるので日記に書いてみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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