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カテゴリ:思うこと
今日は私の36回目の誕生日です。
もう「嬉しい」とか「めでたい」とかいうトシでもないのですが 今日も仕事にて帰ってこられない夫からメールで業務連絡が入り その際に「おめでとう」メッセージがあったので照れ隠しで 「いや~、めでたいトシでもないからサ」 と返信したら、 「そりゃそうだよな~。36なんて嬉しくも何ともねぇよな~」 などという不届きなメールを寄越しやがった(口汚くてスマソ)。 自分で言うのはいいんだよ、 ヒトに言われるのは、すんご~く腹が立つんだよな~! お友達からお祝いメールが届き、ちょっとしたプレゼントまで届いてしまって 夫のメールはともかく、今日はウキウキ気分で過ごすことができました。 自分の誕生日なんて今までの誕生日を振返っても、そんなに大した誕生日を送った 思い出もなく、ちょい寂しい今までのバースディではあるのですが、4年前の 今日だけはとても感慨深い日でした。 4年前の今頃は私は臨月の妊婦でかなくんがお腹にいました。 実はかいくんを妊娠中に切迫早産で合計1ヵ月半ほど入院していた私は、その時の 調べで早産の原因が子宮頚管が緩いということが判明。 かなくんを妊娠したときには2人目ということもあって、確実に早産になるからと いうことで「子宮頚管縫合手術」というものをすることになりました。 これは文字通り「子宮頚管が緩くなってこないように縛ってしまう」手術でして 5ヵ月の安定期に入ってすぐに入院・手術をしました。 その後の妊娠期間は何事もなく無事に過ごすことができ、いよいよ37週も過ぎて いつ産まれてもいい状況になったわけですが、そうなると子宮頚管を縛ったままだと 赤ちゃんが生まれてこられない状況に陥ってしまうので、今度は縛ったものをほどく、 というか、抜糸をするということになりました。 またまた入院・手術かと思いきや抜糸は検診の時の内診時に出来るコトらしくて 事実検診時に抜糸というか糸を切ってもらいました。 それが4年前の今日だったのです。 医師からは「抜糸の影響でもしかしたら陣痛がおこってそのまま出産になるかも しれないから」とあらかじめ言われていたので、朝からドキドキしていました。 かいくんは夫と同じ誕生日で、次の子はもしかしたら今度は私と同じ誕生日になるのかも!? となんだか不安と期待がないまぜになったような気持ちで病院に行ったのを覚えています。 昨日のことのようだけどあれから4年なんだなぁ~、なんて思うと感慨深くなってしまって いろいろと考えてしまいました。 結局その日は陣痛も出産もなく、それから2週間後のクリスマスイブにかなくんは誕生した わけですが、あんなにスリリングな1日はなかったなぁ~・・。 あの日は朝からその年初めての小雪がチラついていて、車の運転に緊張しながら、 そして抜糸がどんなものなのかということにも緊張しながらの検診でした。 あの時お腹にいた、誕生を家族で待ちわびた大切な大切な命が、 誕生の時は何でもなかったのにその後も一歳までは何事もなかったのに、 よもやこんな運命が待ち受けていたとは、今さらながら運命の不思議というか、 人の人生の不思議を感じます。 私の人生の中で子供を身ごもりながら自分の誕生日を迎えたということは、後にも先にも 4年前の誕生日以外にはなくて、それだからこそ余計に4年前の自分の誕生日を今では 自分の年を重ねる日というよりは、4年前のその日を思い出す日になっています。 1つだけ自信を持っていえるのは、その日は自分の人生の中で 最高のバースディだったということ。 そして子供を持ってからの自分の誕生日は、ただ単に年を重ねていくだけの日ではなくて 自分が親から授かったこの命から次の世代へとバトンを渡していけるように、子供たちのために 自分が生きている・生かされているという証の日でもあるんじゃないかな~と少なからず 思えるようになっていっている日になりました。 夜、母親から「おめでとう」メールが入ったので、久しぶりに素直にそのメールを 見ることができ、そして初めて母親に対して 「36年前に無事にこの世に産んでくれてありがとうございます」 と(メールでですが)言うことができました。 別に「ありがとう」という言葉が欲しいわけではないけれど、この先かいくんとかなくんの 人生において、自分の誕生日を迎えたときに 「自分はどうし産まれてきてしまったのだろう」 なんて思うことなく、「産んでくれてよかったかも」くらいのことを思える人生を送ってくれたら 何もいうことはないなぁ~なんて思います。 自分の誕生日は今の私にとっては自分のトシを知る上での手段でしかなくて、 若い時のように嬉しさやめでたさはすでにないのですが、とりあえず自分の人生の中で 一度しかない36歳のこの一年を、今までと同じく子供たちのために元気で頑張っていけたら いいな☆と思っています。 今晩は夫もいなければ美味しいケーキもありませんが、その代わりに大切な子供たちが 元気で側にいてくれるのが一番のプレゼントになっています。 そのうちに子供たちが私の誕生日を祝ってくれるようになったりしたら・・! そうなったら、また「めでたい」日に変わることマチガイないでしょう♪ 夫にはすでに何も望まない日になっているのであります(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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