すべては、タイミングなのです。
★今日のフォーカスチェンジ♪すべては、タイミングなのです。よく、「ほめて育てる」ことと、「きびしく育てる」ことが、対比的に言われますよね。どちらがいいのかって。20年近く、子どもたちの演劇にかかわってきて、また、いま、ティーンズ・ドリームプラン・プレゼンテーション(通称・ティードリ)にかかわってみて、私なりに思うことがあります。それは、「タイミングがある」ということです。ほめるべきタイミングがあるのです。きびしくするべきタイミングがあるのです。そして、多くのひとが、このタイミングを、逆にしてしまっているように感じます。たとえば、劇づくりの場に、子どもたちがはじめて来るとき、多くの子は、声が出ません。動きも、ほとんどつけられません。なかには、立ちすくんでしまう子だっています。そんなときに、「大きな声を出して!」とか、「もっと動いて!」なんて指導は、逆効果なのです。ますますすくんで、劇そのものが苦手になってしまうことさえあります。まず、劇っておもしろそう、表現するって楽しそうという感覚を育てていくのです。一見、劇とは関係ないような、表現あそびや、コミュニケーション・ゲームを、一緒にやります。そうすることで、自然に、声が出せたり、からだを動かすことに慣れていくのです。実際の劇づくりに入っても、最初は、その子の、いいところ、うまくいっているところを、最優先で見つけます。そして、それを伝えます。安心して、勇気をもらって、一歩を踏み出した子どもたちは、少しずつ、自分の足で前に進むことを覚えはじめます。いままでやったことのないことにも、チャレンジしはじめます。おとなであれ、子どもであれ、ひとは、自分の意思で、そして、自分の足で歩いてはじめて、その意味を実感するのです。楽しさやよろこびというものも、その過程で育ってくるのです。実際に、ちからを発揮しはじめるのも、この時期からなのです。そうなってくると、子どものほうも、意欲的になってきます。「どうしたらよくなりますか?」そんな質問も、出はじめます。「そこ、こうしてみたら?」「こういう方法もあると思うよ」相手に選択権を残しながらも、あたらしい提案をしていきます。その結果、うまくいってもいかなくても、トライしたことを、しっかりほめてあげます。すると、子どもは、ますます、チャレンジしようという気持ちをたかめていきます。その、前向きな姿勢が見えてきたときが、切り返しのポイントです。子どもは、もっと自分のちからをつけたくて、たまらなくなっているのです。ここまできたら、下手なほめことばは不要です。できていないところは、はっきりと指摘します。必要なアドバイスも伝えます。何度でも、やり直しを要求します。でも、この時点では、そうした指摘やアドバイスや、ときには、きびしい要求が、子どもの意欲を高めるのです。自分のなりたい・ありたい姿に近づくためのサポートとして、受け止めることもできるのです。だから、すべては、タイミングなのです。おとなに必要なのは、そのタイミングを見きわめる目です。問題は、子どものがわではなく、おとなのありかたにあるのです。どちらか一方が正しいのではないのです。必要なタイミングに必要な発信をすることが大切なのです。どうぞ、しっかりと見きわめる目をもってください。それが、おとなのあなたにお願いしたいことです。●追記きたる2011年4月10日13時~17時、ティードリ第3回支援会がおこなわれます。その際、「子どもを支援するおとなのありかた」を学ぶ講座が、開催されます。興味のあるかたは、ぜひおいでください。講師は、篠秀夫さん。参加費は、3000円。詳細・お申し込みは、こちら♪●今日の記事、心にひびいたよ~というかたは、 よかったら、↓クリック↓していただけると、うれしいで~す♪≫≫≫≫≫ ≪≪≪≪≪(クリックするだけで、ポイントが加算されます) 世界の医療団 ひとことメッセージが添えられます。お知らせ「『聴く』を磨く」講座など、かめわざワークで、元気を出してくださいね♪----------------------------------------------●大阪「『聴く』を磨く」フォローアップ&体験講座 &「かめわざ流話しかた」講座日程/フォロー/4月2日(土)13:30~15:30 「話しかた」/4月2日(土)16:00~18:00会場/貸会議室ミニヨン 4F会議室参加費/ともに4000円。通し参加7000円問合せ/こちら!申し込み/こちら!----------------------------------------------4月3日(日)からは、広島で、3か月連続の広島「『聴く』を磨く」講座がスタートします。詳細は、こちらでどうぞ♪4月16日・17日の「かめ鍋~かめわざinさっぽろ~」なんと、新聞が発行されております ぜひぜひごらんください♪グリさん作『かめわざ新聞テレビ欄』『かめわざ新聞ラジオ欄』くまこさん作『かめ鍋新聞』4月12日には、東京「『聴く』を磨く」自主勉強会に向けての、第1回例会が開催されます。詳細は、こちらをごらんください。