|
テーマ:ゲーム日記(30167)
カテゴリ:ゲーム
※注:ネタバレ全開ですので未プレイの方はご注意ください。 やばい・・・ひぐらしのなく頃に解~祭囃子編~が面白すぎて止まらない。しかも、まだ欠片紡ぎの最中で本編も始まっていないのに、このボリューム。やっぱり竜騎士07はすげぇぜ。 オープニング前に描かれる鷹野三四の生い立ちにはもの凄く心が痛んだ。「時代が悪かった」と言ってしまえばそれまでなのだが、やはり子供が虐待される話は読んでいて本当に辛い。特に鷹野さんは女の子だし。施設職員に連れ戻された子供達が受ける”罰”のシーンは、わざと伏字で描写される事によって、読者の恐怖感と嫌悪感を倍増させている。鷹野の一人称で描かれる事によって、その比率は更に増す。鷹野の悲鳴や職員の怒号が飛び交うシーンはもう怖くて怖くてどうしようかと思った。殺人者や幽霊などよりも現実的な虐待の方がよっぽど怖い。鶏小屋の恵子はどんな罰を受けてるんだよ!今思い出しても鳥肌が立つ。鷹野の受けた(と思われる)「水の飲めないアヒルの刑」は、おそらく両腕を後ろ手に(和式)トイレに拘束された状態で全裸にさせられ、飲食を禁じられて放置されるものと推察。脚は辛いし喉が渇いてもトイレの水を飲むしかなく、そんな事はとても出来るものではない(目の前に毒物の入った食事を置かれるかの様な悪意を感じる)。もう想像するだけで恐怖を禁じえない。というか、読者に想像させることによって、より効果を倍増させる手法を思いついた筆者は素直に凄いと思う。 その後鷹野は救われるが、他の逃亡者がどうなったのか全く描かれないのもまた怖い。見せしめに殺されたのか精神が耐えられず廃人になったのか・・・。「あの時、祖父に助けられるのが一日でも遅かったら私はトイレの片隅で物を考えぬ肉となっていたに違いない」という独白も凄まじい。この様な壮絶な過去を抱え、自分を引き取り温かく育ててくれた祖父に対する感謝の念を原動力にひたすらに努力し、あそこまで昇りつめた鷹野さん。「何故鷹野はあんなひどい事をするのか」という理由が鷹野の側から描かれ、ともすれば同情から彼女の行動を肯定してしまいそうになる描写力は圧巻だった。 そして羽生の視点で描かれる「欠片紡ぎ」。まだここの途中をやっているが、知らなかった様々な事実が明らかになっていくのは爽快。”人の数だけ人生がある”というのが実感できる。特に入江先生や富竹の思いが描かれるのは新たな発見があって良かった。 この後どう話が転がっていくのか?梨花ちゃんは理想の「昭和58年6月」をどうやって実現するのか?ますます先が気になる「祭囃子編」。今日も就寝時間が遅くなりそうな艦長セリオでした。 ひぐらしのなく頃に解 目明し~祭囃子編 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.06 17:20:13
コメント(0) | コメントを書く
[ゲーム] カテゴリの最新記事
|