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テーマ:海外生活(7772)
カテゴリ:イタリア生活
昨日、用事があってトリノに行った。
まずは義母のところに子供を預けるため、バスに乗らなきゃいけなかった。バスの始発が私の住む町の中心で、そこまで私の足で歩いて7分くらいなんだけど、子供と一緒だからもっとかかるだろうから、20分くらい余裕を見て支度をした。 バス発車の25分前、私が2階で着替えている間に、子供が1階で、荷物が全部詰まったリュックをテーブルの上から落として何やらゴソゴソしている音が聞こえて来ていた。 ゴソゴソしている間、やけに大人しい。大人しい=何かしでかしていることが多い、ので、さっさと着替え終えて1階に下りていくと、うわ------っ!!!! いつのまにかリュックの中から化粧ポーチ引っ張り出してきて、中の口紅開けてリュックに落書きしている------っ!!!! こんな荷物がいっぱい入るリュック、私、ひとつしか持ってないのに!!!! 雑巾で擦ってみたけど、ちゃんと落ちない。そうだよね、口紅だもん。口紅って何で落とすといいんだっけ? ええと、とっさ過ぎて思い出せない。 結局時間もないし、適当に擦って落として、そのままそのリュック、背負って出かけたよ。 まだバス出発まで15分あるから大丈夫か、と、ゆったりしたペースで歩いていく。 いつもならゆっくりゆっくり、ちゃんと歩いていくはずの子供、昨日は道半分で、もう疲れた、抱っこ、って立ち止まっちゃった・・・。う・・・。 しょうがないから抱っこ。でも登りで私も疲れる。一番キツイ登り坂が終わった後は、また子供に歩かせることにした。 のに、また20mくらい歩いて、抱っこ、って立ち止まる。 で、また50mくらい抱っこして歩いて、また降ろして歩かせて・・・。 うわ~、カッコイイ車が停まってるねぇ~、あそこまで歩いて行こう。それを過ぎたら、あっちにキレイなお姉さんが歩いているの見えるでしょう? 頑張って追いつこう、って、騙し騙し歩かせた(笑)。って言うか、子供、調子に乗って小走りしていた。 結局最後まで歩いてくれて良かったよ、ふう~。私ももう歳でねぇ、登り坂はきついんだ。 バスに乗るのは、子供、実は初めて。 田舎生活の人間には車が足だから、私自身滅多にバスに乗ることってない。誰かと一緒に出かけるときは迎えに来てもらうし・・・。 高くて大きなバスの窓。そこから見える田舎な風景が、子供、気に入ったみたい。義母の家まで30分ほどバスに揺られていたんだけど、大人しく外の景色を見ていた。 そういえば、飛行機や電車に乗ったときも、大人しく外の景色を眺めていたっけ。 義母に子供を預かってもらって、私はその次のバスでトリノへ向かう。 終点で降りずに、ちょっと前で下りてちべったさんのお宅にちょっとお邪魔しようかと思っていたんだけど、どこで下りればいいか分からない。 で、運転手のお兄ちゃんに、あらかじめ、OO通りの角で降ろしてください、って言っておいたんだけど、お兄ちゃん、すっかり忘れていたって・・・結局終点まで連れて行かれてしまった・・・。「あ、ゴメン。過ぎちゃった。でもちょっと戻ればすぐだから」って。おいおい。何てイタリアらしいんだ。真面目に仕事してくれ。 何か、私がOOで降ろしてください、って言ったのがきっかけになってナンパし始めて、日本のバイクの話になって、そのまま兄ちゃん、話に夢中になっていたらしい。忘れられてしまった。 寒くて風が強い中、歩くはめに。・・・なったのは良いんだけど、私ってば、道を間違えてすっごい遠くまで行ってしまっていた!! 寒かったよう。 ちべったさん、ご迷惑をおかけしました・・・。 やきそば味の紅茶、新しい発見でした(トワイニングのチャイティをご馳走になったんだけど、それが何かこの間実家から送られてきたO平ちゃんやきそばの味を思い出させて・・・)。 何はともあれ、何とか無事に用事を済ませて帰って来られたので良かった。 ところで昨日書いたP市の母親が自分の子供を刺して自殺、という事件、母親、マタニティブルーだったらしい。家族は専門家に、絶対にひとりにするな、って言われていて、彼女の両親が家に一緒にいたんだけど、彼女、お父さんに買い物を頼んで、お母さんに外にあるクリスマスの飾り付けを取ってくるよう頼んで二人を外に出して中から家に鍵かけて子供と二人きりに。で、お母さんはそれに気付いて大変だ、って助けを求めて・・・。その間、子供がすっごい泣いているのが聞こえたとか。飛んできたお父さんはベランダから家の中に入ろうと試みたけど、落下。救急車で運ばれた。 ・・・何か、子供殺すなよ、って思うんだけど。自分が死にたいならひとりで死ねばいいじゃん。子供、結局助かったから良かったけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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