|
テーマ:海外生活(7776)
カテゴリ:旅・見物
先日アヴィリアーナに行ってきた。
・・・って言うほどのものでもないんだけど。近くだから、何度も足を運んでいるし。 先週末に夫がパンダを廃車にしようと車を持っていったら、ひとつ書類が足りない、それがないと引き取れないよ、と言われた。 私たちがパンダを買ったのは、夫の『パドリーノ』、ジョヴァンニのところ。 『パドリーノ』とは、父親代わり。カトリック教徒の子供が洗礼を受ける際、将来父親に何かあったときはその父親に代わってパドリーノが子供にカトリック教徒に相応しい教育を施さなければならない。まあ、近年ではもう単なる親代わりなんだけど、結婚式のときの仲人のようなもので、一生深い付き合いをすることになるのがこのパドリーノ。母親代わりはマドリーナと言う。 パドリーノのジョヴァンニはアヴィリアーナで新車と中古車の販売をしていて、夫のパドリーノを務めているだけあって、夫が車を買うときはかなりおまけをしてくれるんだ。で、前回のパンダは迷わず彼のところへ買いに行った。 が、書類がひとつ足りないと言うことで、週末の金曜日、ジョヴァンニに電話をしたら、秘書がもう帰宅してしまったから分からないと言う。 月曜日に秘書がいる時間に電話しなおすと、古いことなので調べないと分からないという返事。またしばらくしたら掛けなおしてください、って言われた。 ・・・この「調べておくから後でまた掛けなおしてください」って、言うよなぁ、イタリアでは。 日本だと問い合わせの電話をすると、「お調べしてお知らせしますのでご連絡先を教えてください」っていう答えが返ってくるのが常識じゃん? 担当の人がいないと、「戻り次第連絡させますので・・・」っていう返事が普通じゃん? でもイタリアでは、「今担当の者がいないので、また後で掛けなおしてください」なんだよね。 これってイタリアだけじゃなくて世界の常識? 日本だけが違う?? とにかく、2時間後に電話をしたら「書類が見つかったからいつでも好きなときに取りに来てください」、と言われ、それを6時に家に帰ってきた夫に伝えると、すぐに行きたいと言い出した。 秘書は6時15分までしかいないって言ってたから、ジョヴァンニに電話。ジョヴァンニ、7時半まで職場にいるそうで、早速行くことに。 アヴィリアーナは山を越えて下った町ジャヴェーノから更にまた下ったところにある町。山に囲まれた町で、湖が2つある。 FIAT500で山を登るのは初めてじゃないんだけど・・・・・・それにしてもスピードが出ない。登り、30キロしか出ない・・・。 ずっと前にパンダでフランスの国境を目指して山道を登っていったとき、30キロしか出なかったことがあるけど(坂が急だったから)・・・これを500で通ったらどんな感じなんだろう?? 登っていた途中、500よりも更に馬力がないアペに出会ってしまって、夫、「俺を止まらせるな~」。でも、500、なかなかアペを抜かせずにチンタラ走るしかなく・・・。アペと500の山道での競り合いって、何か不思議な感じ(笑)。 運良く、アペは途中で道を変えてくれて、ホッ。
アヴィリアーナに着いてまず見えるのが湖。 大きい湖と小さい湖という名前がついているんだけど、正しくその通り・・・。何てセンスのない名前なんだろうねぇ・・・。 この湖の山側の畔には、お金持ちの別荘が建っている。フランス近くだから、フランス人所有者も多いんだって。
アヴィリアーナでは500を2台見つけて、子供、大喜び。 2台見たものだから、「500いっぱい見に行こう」って・・・。 それはミーティングに連れて行けということですか?? 28日の日曜日にヴィルレであるミーティングには行こうね。もうちょっと待っててね。 昨日、アヴィリアーナのジョヴァンニのところでもらってきた書類を持ってパンダを廃車にしに行ったら、パンダの状態を見た廃車場のおじさん、パンダのエンジンなどを変えてを売りに出したいから、譲ってくれって申し出てきた。 確かに、状態はそんなに悪くないんだよね。エンジンはもう使えないけど。 パンダのエンジンがうちにあるから、売ってくれって言う人もいたくらいだし。でも、いろいろ分解しゃちゃった後だったからやっぱりいいや、って断られたけど。 おじさんがパンダを欲しいと言うので、廃車にするための100ユーロは払わなくても済んだ。来週所有人名義を変える手続きをする予定。パンダ、100ユーロで売ったようなもんだわ・・・(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[旅・見物] カテゴリの最新記事
|