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歌舞伎座【2013年~】149
歌舞伎座【2010年まで】84
幕見でちょこっと歌舞伎55
鎌倉殿の13人forever94
歌舞伎に親しむ189
LOVE中村屋【中村座、コクーン歌舞伎】236
歌舞伎【歌舞伎座以外】167
LOVE松本(歌舞伎も町も)234
木ノ下歌舞伎42
ミュージカル311
舞台【ストレートプレイ】138
舞台【音楽あり】75
村歌舞伎の大鹿村19
熱海・伊豆・湘南25
浅草・向島152
京都5
串田world(都内)13
芸能【歌舞伎以外】85
今日 行ったところ114
MUSIC+ART241
稚魚の会・歌舞伎会合同公演37
映画・テレビ・本263
すみださくら歌劇団+オペラ関連52
ごちそうさま🎵179
絵本・読み聞かせ・音訳他ボランティア71
じぇり☆暦【暮らし+想い】193
素敵な人【大切なコト】127
お散歩(自然・公園)73
花*flowers117
星の王子様・リトルプリンス29
蝶々夫人・蝶々さん8
仕事(会社・反訳・PTA)11
全138件 (138件中 1-50件目)
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『花』じゃなくて『はなのお六』ってところがミソでしたね。カワイイ女の子を例えて言うのかと思ったら鼻が利くお六の話でした。直美さんの共演の方々皆さん 素晴らしくて いいお芝居でした。松也君のお母様は拝見したことがありましたが妹さんは今回はじめて。可憐なお役も良かったですが、面倒見のいい芸者さんがカッコよくて、なおステキでした。7月6日に初めて観た上方の喜劇。今日は神戸の友達と一緒。以前から亀鶴さんのファンですし、最近は女方の扇乃丞さんの細やかな演技にも。亀鶴さん、懐が深い親分さんお似合いです。素敵なお役で私も彼女も😊面白い役もしっかり者のお役も好きですが、若々しいキレイな萬次郎さんにお会いできてウレシイです。そして『唐木の看板』の鯔背なお兄さんにキュンとし、『はなのお六』では振り回されて大変だったけど楽しいお役の宗之助さんも私の好きな方ばかりが歌舞伎界から選ばれてのご出演。キッチリと家を守りながらも気の強いおかみさんじゃなく控えめで健気なお雪さん親分は実は窮地に立たされているけれどお雪さんに心配をかけまいという想いもあり、ナイショにしているのを知ったお六ちゃんそれはおかしい、ちゃんとお雪さんに説明しないのは親分がいけないと意見するところ客席のご婦人方、わが意を得たりと拍手喝采!直美さんの父上の寛美さんが主役を演じていらした頃には関白な亭主をお持ちの奥方が多かったでしょうから溜飲がさがって 痛快だったでしょうね素直に受け入れる親分と、様子がわかって安心するお雪さんにキュン亀鶴さん、扇乃丞さんのご夫婦。だんまりで刀をポンとパスするところなど、みどころもたくさん。扇乃丞さんの出番は時間は短いけれど(もっとずっと観たーい!)直美さんは登場した瞬間からオーラが違っておぼこい娘さんに見せるのもスゴイし、笑わせるところ、泣かせるところ 魔法にかかったように引き込まれます。心に残る舞台に出会わせてくれた扇乃丞さんに感謝です。空港まで送って、飛行機を待つ間 ずーっとおしゃべり出来てそれも楽しかったこの日「扇乃丞さん、声いつもと違ってなかった?」「え。やっぱりそう思った?私も(゚_。) って思ったの。 自信がなかったんだけど、声違ったよね、 役作りだったんだね」確か、昨年の夏、会った時も私達『沼津』の旅人の女房役の扇乃丞さんの工夫の話をしてましたね☺️亀鶴さんは同じ劇場で曽我モノの朝比奈でした。来年もお芝居見物デート?今から楽しみです
July 23, 2024
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お帰りなさいの横田さんが観たくてはじめての文学座知らない劇場だったら困るなと思ったらいつも「こまつ座」を観に来る「紀伊国屋サザンシアター」私にとっては「紀伊国屋サザンシアター」=「こまつ座」なのでちょっと違和感芝居が始まってしまえば なんのそのシェイクスピアは好きだけど『オセロー』は嫌い。裏切り者の部下の讒言を信じて愛する妻の命を奪うって!ありえない、なぜ、妻を信じない!と腹が立つので原作を読んだ日(中学生の思考)から、さしてて成長のない単細胞な私は好きじゃなかった。なんで復帰作がよりによって『オセロー』(◎_◎;)なんですが待望の横田さん声のみの復帰作『オデッサ』のナレーションは控えめ、抑え目な声だなーとまだまだ心配でしたけれど※この時のことをご本人は「『これぐらいならできる?』と三谷さんが声をかけてくれた。段階を追って復帰できるよう色々な人が気遣ってくれたことに、本当に感謝しています」と語っておられます☺️オセロはタイトルロールだけあって出番もセリフもたくさんだったけど元気に動き回っていたし声も溌溂としていたし、ああ、よかった! 動く横田さんを観るだけで 泣きそう😢そして私の記憶では、もっと真面目過ぎて暗かったオセロがどうも義盛に見えて困った😅蜷川さんの舞台の時の横田さんは、確実にその役に見えたんだけど『鎌倉殿の13人』以降、義盛が好き過ぎて、オセロが義盛に見えちゃう。(C)NHKこれは横田さんのせいでも文学座のせいでもなくてわたしの病気です😣イアーゴーがただの嫌なヤツじゃなかったのは浅野雅博さんゆえ?他の役でも観たくなりました。デスデモーナの透明感のある美しさに説得力あり!そりゃ、オセロも惹かれますって。そして、それゆえに嫉妬に狂うことにもなったのでしょう。この悲劇は回避できないものかと不毛な願望で観ているおバカさんは私くらいのもんでしょうが(+_+)その視点で観ていたらこれはデスデモーナがそうなのか演出なのかデスデモーナは可愛くて 愛しくて ズルいオセロ以外の男性にも 分け隔てなく 優しい相手を信じて、まっすぐに見つめ、言葉もかけ、さりげないボディタッチも多いそれでオセロもメロメロになったのでしょうけれどだからこそ、他の人にそうしている場面が浮かびやすかったのかも🤨完売だったプログラム、後日郵送で届きました。広告がなくて、650円というお値段にもビックリ。作品と文学座のことがわかる記事がたくさん掲載されていて読みごたえあり。演出がこまつ座でもよく拝見している鵜山仁さん今まで以上に鵜山さんが大切な存在になりました。横田さんにオファーしてくださってありがとうございます。体調不良で『欲望という名の電車』降板後ついには役者をやめる寸前だった(初めて聞いた時、衝撃でした)😢横田さんに『オセロー』をやりませんか?と誘ってくださって。自信がないと断った横田さんに対して「考えてみて」と時間をくださってさらには、「土壇場で降板してもイイから」とまでおっしゃってくださった。(責任はオレが取る!ってことですよね)鵜山さんは私にとっても恩人です。(鵜山さんはこまつ座の中でも一番好きな「兄おとうと」「イーハトーボの劇列車」「マンザナ、わが町」3つとも演出なさっているので元からは尊敬しておりましたが)3列目の端の方、この席は横田さんと目が合ってるかもと錯覚しちゃう眼福の席でした🥰すっごく心配していた分、ガン見していたので横田さんが殺気を感じて こちらを見たのかもしれません。
July 7, 2024
南座で上演された時、扇乃丞さんが直美さんと共演なさって噂にたがわぬ、いや噂以上の座長の直美さんの素晴らしさをSNSでご紹介くださったことそしてその時の扇乃丞さんお写真で見た粋なお姐さんが殊の外 お似合いでしたから「京都まで行きたい!」と切実に思っていたのですが新橋演舞場にかかると知って バンザーイ\(^o^)/ほかにも歌舞伎界から萬次郎さん、亀鶴さん、宗之介さんと私の大好きな役者さんばかり💗花車方、年増の女方さんを呼ぶそうですがキレイな名前だなって歌舞伎を覚え始めの頃思いました。話を面白くしてくれる達者な役者さん。年を重ねた分、味のある可愛らしい女方さん。小山三さんや秀太郎さんもそうでしたよね。作品の奥行きが深くなる役者さんが好きです。『ムーランルージュ』にはまっていた昨年の夏は2024年の7月も『ムーランルージュ』だ!と貼り切っていましたが、今年は私の「七夕花車方まつり!」(⌒∇⌒)帝劇はやめて 演舞場に通うことに。直美さんファンの2人と一緒に笑ったり、キュンとしたりそして念願叶って拝見できた扇乃丞さんのお役は直美さんに頼られる懐の深いおかみさん。亀鶴さん扮する親分さんの女房だけあっていつもは割と固めのお役な扇乃丞さんの婀娜っぽい姿にホレボレです💗主役の直美さん私達は、テレビでしか拝見したことなかったのですが舞台での輝きは比べようもなく上演中は「カワイイ」「面白い」とさんざん笑わせてくれ、幕間と劇場を一歩出ると 3人共「スゴイ!」としか言えなくなってしまう直美さんの素晴らしさが実感できて大満足の「七夕喜劇まつり」でした。
July 6, 2024
(編集中)
April 19, 2024
編集中今回は派手な仕掛けは使わないつもり。彼女たちの芝居が仕掛けだ。全力を注ぐ。よろしくお願い。作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ(チラシコメントより)本人たちが忘れていたのに、沢山のお祝いといいねをありがとうございます。 https://t.co/BuG4bwZgwA— ケラリーノ・サンドロヴィッチ (@kerasand) March 7, 2024宮沢りえ鈴木杏犬山イヌコ堀内敬子水川あさみ峯村リエ小池栄子
March 5, 2024
(c)HORIPRO劇場にはいってすぐ思ったことは仲蔵のニンベンだけ赤これは 中蔵が仲蔵になっていく芝居なんだなって、チラシやテレビ等でロゴは見たことはあったけれどその時は衣装や化粧に目がいってたからこうして改めて見るとね。(c)HORIPROそして このビジュアル観て思ったのはドラマの仲蔵とは違うそして落語や講談の仲蔵でもなく藤原竜也にしか出来ない藤原竜也の仲蔵の芝居なんだってことやっと手に入ったチケットは2階の3列目 上手悪名高い劇場なのでオソルオソル 席に着けばなんと!舞台上に組まれたセットは正方形に近く 両端には何もないからこれなら見切れはないでしょとホッ!お正月 伯山さんとの対談で観たような3階建てのセットが組まれていてそこが楽屋その前のフラットな面が芝居小屋だったり奈落だったり稽古場だったりなんにもない分、転換が楽役者の演技力と観客の想像力が頼りこういう芝居は好き観始めは、NHKのドラマにも出ていた高嶋政宏さんが違う役だったので ちょっと混乱ドラマはね。そりゃカンクロさんに萌音ちゃん、市村さんから蓮司さん...豪華キャストですから悪いわけはない。ただ、小説のファンとしては明るく健全で物足りないのは否めない。でも、予習の意味で見直したら夫思いの健気な女房と二人三脚の微笑ましくて良いドラマ好きです😊東京公演は終わったけれど、他の劇場はまだ上演中なのであんまり詳しく書けないけれど脚本の源 孝志さんはなにしろスゴイです❗️NHKのドラマと同じ脚本家さんテレビと舞台媒体によって書き分け、しかも両方傑作って!お陰様で舞台でしか藤原竜也でしか出来ない作品が観られました。形にしてくださった蓬莱 竜太さんにも感謝自分ではどんな役がいいとか、悪いとか役のより好みなんてなくて(蜷川さんが)やれ!と言ったらやるしかなかった失敗したら それでオシマイと言う竜也さんの言葉に対談相手の伯山さんがおっしゃてましたが愛ある厳しさは必要蜷川さんから逃げないで向き合ってきた藤原竜也さんに仲蔵をやってほしいと思っていた手塩にかけて育ててくれた恩人は厳しい指導で有名な演出家(劇中でも灰皿飛んでました。オマージュ😅)パワハラだ、コンプラだの時代になんて親孝行(蜷川さん孝行)な竜也さんでしょ役者の階層を表すように3階に團十郎さんがいるんだけど(江戸時代はそうだった)私が歌舞伎を観始めた頃は名題以下の役者さんは、楽屋が3階にあるから「3階さん」と呼ばれていた。ゆえに逆に違和感を感じてしまった!┐(´∀`)┌ヤレヤレコン太夫の成志さん。ドラマの鋼太郎さんと蓮司さんを併せたようなお役『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』でジドラーを演じた橋本さとしさんにも感じたけど成志さんもシリアスな芝居の中でいい塩梅のブレイクになって楽しいんだけど本編からは逸らさないその匙加減が絶妙!『アテルイ』で好きになった植本純米さんは『ジョン王』の時も印象的でしたがここでは、稲荷町のみんなをまとめる人に徹していた気がします。稲荷町の役者役の方たちもそれこそ、仲蔵のように悪戦苦闘してお稽古を積んでくださった甲斐がありましたね。いろんな演目を再現してくれたから歌舞伎を観たことがないお客様もいっぺん歌舞伎座で今の演目の全体を観たい!って興味を持ってくださったと思う。尾上紫さんの志賀山お俊がめっぽう良かった!養母でもあるけれど厳しく踊りを仕込んだ師匠でもあるお俊。優しいおっかさんが踊りを教えてる時には鬼に変わる。そこから逃げるための口実が「役者になりたい」座元の勘三郎夫婦に気に入られて仲蔵の役者人生が始まる。だけど仲蔵に踊りの才がまるでなかったら、下剋上もへったくれもあったもんじゃない。だからお俊の存在はダイジなんだ。この芝居の中のたった一人の女性が尾上紫さんで良かった手を出しちゃいけないものに手を出したと顔色を曇らせて言っていた時期もあったのに藤原竜也さん!あの、スピード違反の言い立てはなんでしょ!あんなに早い『外郎売』の口上は聞いたことない。ダイジョブかな、間違えてない?と耳を澄まして確認するこちらの聞き取りが間に合わない速さ!『外郎売』の口上を練習した人ならわかる。これはムズカシイ早口言葉の羅列で一つ言えたとしても次は言いづらい、かろうじて言えたとしても全く歯が立たないのが控えていたりするそれが延々と続いていくいつ終わるともしれない苦行。ご見物を楽しませたいそれにはどうすればよいかと仲蔵が乗り移ったのでしょうか!『外郎売』の口上がなくても市原さんの三味線がなくてもじゅうぶん 素晴らしい舞台だったけれど超高速口上も敢えて挑んだイッチーも難しいからこそ 挑みたくなるストイックな役者バカがいてくれてそしてそれを観ることが出来る私達はなんて シアワセなんでしょう。あ!思い出した『天保十二年のシェイクスピア』の時にブログに書いてました。圧巻は明治時代の初翻訳から 今日に至るまでのハムレットの有名なセリフ「to be or not to be」をスラスラと全部披露するシーン。2005年、私が舞台で初めて観た時から藤原竜也さんはずっと 努力をし続けてきた人でした!Lastは、金井三笑の今村明彦さんを観てました。『おのれナポレオン』その前は達也さんと共演の『エレファント・マン』関わり方というか、存在の仕方が素敵だなと思って。今回の三笑もそうでした。作品に深みを与えてくれる役者さんですね。テレビなら主役のアップであるところを自分の気になる人、見たいことろが選べるのも舞台の良いところ梅彌さん、いてうさん歌舞伎役者のお芝居として説得力を持たせてくださってありがとうございます。この素晴らしい作品を支えてくださったのが勘三郎さんに近い方であることがファンとして とっても嬉しいです。
February 18, 2024
藤原竜也が中村仲蔵って!合わないでしょ!だって華があるじゃない挫折がないじゃない踏みにじられたり辱められたりなんてないじゃないそもそも勘九郎さんの仲蔵だってほんとは不満なんだ。萌音ちゃんも三味線までこなし他の共演者の方も揃っていてNHKのドラマが決して悪かったとか面白くなかったとかそういうことじゃない勘九郎さんも萌音ちゃんも 大好きな人が演ってもそれでも なんか違うタブン 勘三郎さんが演ったとしても私は不満なんだ。それくらい『仲蔵狂乱』のインパクトが強かった。仲蔵狂乱【電子書籍】[ 松井今朝子 ]仲蔵の人生はドラマ程 甘くはないよ。仲蔵は何度も死んで、何度も這いあがってきたんだよ。だから以前海老蔵さん(現白猿さん)の仲蔵を観た時も御曹子も御曹司、しかも成田屋宗家なんて仲蔵の気持ちがわかるわけないじゃんと斜めに見ちゃうのだ。令和のドラマだから なのかも知れない当時のままに暗く 苦しく描いたら 視聴率取れないから蜷川さんとこの御曹司 of 御曹司が 仲蔵なのもちがうでしょ、と違和感のカタマリでも、それならせめて 勘九郎さんと仲良しなんだから若手のお弟子さん(中村屋以外でも勉強熱心な)起用してくれたらいいのに、と思ったけれどそうでもないし。なんて思っていたら、稽古場?かどこかで藤原竜也さんの後ろにチラッと いてう(いちょう)さんが映ったを見た。いてうさん出るなら、観たいな!とちょっと心が動いた。NHKのドラマの間、勘九郎さんの付き人のようにいつもそばに居て、あのドラマが成功するように支えていたいてうさんが舞台にも同じように携わっていることがわかってきて(表には出ないようですが)NHKスタッフblog【忠臣蔵狂詩曲No.5 中村仲蔵 出世階段】歌舞伎「立師」中村いてうさんのこと。👆ドラマのblogを読んだら勘三郎さんがいてうさんに「中村仲蔵」の名跡を継がせたいとおっしゃっていたと知ってジーン( ノД`)そして藤原竜也さんと伯山さんとの対談や、いろんな取材の様子を見聞きするうちにさらに気持ちが前のめりに変わって来た。歌舞伎役者の力を借りたら楽なところ、一から挑戦する成功することが当然、と思われている失敗することは許されない主演俳優逃げない覚悟 勘九郎さんとの対談で、弱音を吐いた時「歌舞伎をちゃんと知らない人ほど『自分たちが考える歌舞伎はこういうのじゃない』って批判するんだと思います。」と勘九郎さんに言われ「やさしいなぁ……。我々の唯一の味方、中村屋!」とググっときた後に、「仲蔵のように光り輝く一本の道をまっすぐに歩く人生でありたいという願いを持ちながら、未知のものに挑戦していく気概を持ち続けていたいです。」と対談をまとめている。落語の『中村仲蔵』の中で仲蔵も言ってた!「あぁありがてえことだ…広い世間にたった一人、おいらの定九郎をいいと言ってくれたお客様がいる…」参りました!垢ぬけない脇役の定九郎の役を変えようなんて誰も思わなかったのに 自分だけの定九郎を作り上げた仲蔵のようにオーソドックスな中村仲蔵役を脱ぎ捨てて今、自分だけの仲蔵を作ろうとしている人を受け入れようとしなかったのは愚の骨頂見せ場と見せ場のつなぎ、お弁当を食べる時間だった斧定九郎の場面を ひっくり返した仲蔵のような下剋上はそうそう見られるもんじゃない好きな役者で観られる僥倖を無駄にする手はないね!中村仲蔵って誰?と思った頃、今はだいぶ興味があるけれど落語もほぼ聴いていなかった頃感動した正蔵さんの仲蔵。今でも変わらず好きです。
February 15, 2024
開館の日のセレモニーから一年。12/4 新富座こども歌舞伎がゲスト「本の森 ちゅうおう」TAP!名作の朗読と夢二に惹かれ八丁堀にある図書館へ。(八丁の堀があったのが名前の由来)名前は良く知っているのに、作品は読んだことがない。中央区にゆかりの文豪の作品の朗読会のために。谷崎は映画の『細雪』しか知らない。永井荷風に至っては、荷風が通った店、等と古くからある食べ物やさんの紹介で見かけるだけ。夢二は、沢田研二さん(玉三郎さんも出演)の映画も好きだし、伊香保の美術館に行ったこともあって小物のデザイナーとして今見ても褪せない才能の持ち主であることに感心し、さらに最近はNHKの番組で関東大震災の時に夢二が画いたスケッチを観たばかりなのでタイムリー塙野ひろ子さんがお読みになると家を捨てた父と思いがけず再会した娘の戸惑いまで映画を見ているかのよう千葉小津江さんがお読みになるとステキなお召し物で女らしいビジュアルとは裏腹にダイナミックに世界が立ち上がるので何度も目を閉じたり 開いたりして聴き比べてしまいました。よんどころない、とか猫板とか聞かなくなった言葉と新富町、築地、阪本小学校等 身近な地名が混ざってなんとも楽しい朗読会同じ本を借りられるようにと ご用意もあったけれどずっとお二人の朗読で聴き続けていたい💚本格的な朗読の後に ガラッと趣をかえて親しみやすいアプローチで夢二の世界。恋の遍歴から、ジャーナリスト夢二まで充実の内容で、参加して良かった。帰り際、千葉さんのおそばを通ったので素晴らしい時間のお礼をお伝えしたら座っている姿がお目に留まっていたようで「とっても興味深く聴いてくださってこちらこそありがとう」と聴講態度をおほめに預かり、思いがけず(o^―^o)ニコずっと座っていたので 深呼吸とばかり屋上へ快晴 外の風が心地良い 「この街に息づく人たち」 の作品を聴いた後 眺める街は感慨深い 図書館の前八丁堀を埋め立てた後に作られた桜川公園 もうつぼみがついてました。この子なんて 咲く気 マンマン!
January 14, 2024
タブン、衣装はこんなカンジ?と確信があったので私も同じシルエットのパンツをはいて行きました😊今回の箱は、高田馬場ラビネストという初めてのところ。串田さんのとこは いつも自由席なので自由席ってダイジ。良い席って人によって違う。席にこだわりたかったら、早めに来れば選択肢たくさんある。舞台と客席の隙間がほんの少ししかなくてどの席に座ろうかと躊躇していると「前の席が空いているから どうぞ」「舞台の上を通って行っていいですよ」役者さんもスタッフの方も気さくに声かけてくださって、ウレシ、ハズカシ。神聖な気がするので緊張してヨロヨロしつつもお言葉に甘えて、着席!誰かの頭を気にせず、眼鏡なしでも細かな表情が見えるからこういうお芝居は最前列が好き。(C)串田明緒さん原作 スワヴォーミル・ムロージェク「予言者」出演 大森博史 真那胡敬二 井内ミワク串田十二夜 柳本璃音 近藤隼 串田和美(C)串田明緒さん『仮面劇・預言者』仮面を付けると別人になれる。仮面を付けると偉そうになれる。仮面を付けると賢そうになれる。そして世界を救える気がする。仮面を外すと自分になれる。仮面を外すと偉そうでなくなる。仮面を外すと賢くない人になる。そして、世界は救えないことを知る。ということで、目の前で繰り広げられる風刺劇。たくさん受け取って、いろんな想いがあるのにこれを的確に表現できないのは 相も変わらず。言葉が飛び交い、動きが重なり、想いが交錯し…翻弄されるのも楽しくて 登場人物が愛しくなるだけは確か首長の井内ミワクさんは、はじめまして、だけど私が知らなくても 良い俳優さんって まだまだ居るんだなって実感と男性に宛てそうな役を女優さんにってどんな意図なんだか 聞いてみたい気がした。ひょっこりひょうたん時の時もガバチョの役白石加代子さんでしたね。(大森さんや真那胡さんは海賊😊)もうね、真那胡さんと大森さんと串田さんは拝めるだけで至福、メロメロ。TCアルブの近藤隼さんが串田さんのところに残ってくれて良かった。きっと皆さんそれぞれの想いがあって新しい道を選んだのでしょうけれど。「空中キャバレー」も含めTCアルブの皆さんに会えなくなるのはショックだった。私の松本の一角が削り取られたカンジ。『預言劇』近藤さんご本人はスマートなのに、ドラえもんみたいなビジュアルで。柳本璃音さんと十二夜さんのトリオが出てくる度に楽しい。十二夜さんの歌がうますぎて 驚く。観るたびに印象が変わる。不思議な人。仮面劇仮面をつけているんだけど 隠れているつもりで隠れてない言葉と仕草の中に表情が見える気がする。あ、今度は客席みんなも仮面をかぶっていたら面白いかもねアフタートークのゲストはオンシアター自由劇場創立メンバーの一人演出家の佐藤信さん。懐かしい話が伺えるのもウレシ。現在もお元気で活躍がウレシ。串田さんが佐藤さんとお話出来て楽しそうな様子がウレシ。ってことで佐藤信(まこと)さんに興味深々。佐藤信さん演出の『アメリカン・ラプソディ』のフライヤー。『RAGTIME』を観て、好き度が増したガーシュイン、永遠のエポの島田歌穂さん。佐藤信さんの演出を観に行こう!
December 9, 2023
物語の世界に誘うように小鳥のさえずりが聞こえたりオルゴールのような優しい音楽が流れ緞帳には森のシルエット© unratounrato#10『三人姉妹』のホームページ作り手の気持ちが少しでも伝わるのなら開演時間の前でもその気配を感じたら世間話は控えてくださるといいな客席のお客様知寿さんのチェ―ホフと久しぶりの自由劇場に惹かれて観に行きました劇団四季専門の劇場だと思っていたら外部の公演もかかるってことも知りませんでしたアプローチのベンチがなくなったり変わったところはありますがクラシカルでこじんまりとして観やすい劇場なのは変わりなしアトレの隣になって、館内で時間調整できたり海を望む道から向かったりと楽しみが増えました美術も音楽も美しい日本語のセリフの応酬も大満足だった『三人姉妹』どの役者さんも素晴らしかったですが特筆するなら笠松はるさんかな観終わってビックリしましたユタの小夜ちゃん等のイメージが強かったので出番の度、あ、嫌だこの人!と思ったナターシャだったとは全く気付きませんでした帰りに劇場の外、『三人姉妹』の隣に『夢から醒めた夢』が貼ってありました。知寿さんのピコ、大好きでした。今は知寿さんのストレートプレイも好きですが若き日の知寿さんが9公演だけ演じたという 幻のグリザベラを大人になった今、客演してくれたら どんなに素敵かしらとふと思いながらの帰路
September 27, 2023
備忘録タイトル:ぽこぽこクラブ『あいつをクビにするか』鑑賞出演:三上陽永 杉浦⼀輝 渡辺芳博(以上、ぽこぽこクラブ) 舞⼭裕⼦(劇団昴) 橘 花梨 ⼭下直哉(流⼭児★事務所) 栗原 茂(流⼭児★事務所) ⿊沢佳奈(⽕遊び) 磯部莉菜⼦ 新垣亘平 串⽥十⼆夜 ⽊村友美 越後静⽉φ(..)メモ:十二夜さんが観たかったので感想:私にはサイコパスは無理だと判明、 サイコパス、ホラーの類は避けてきたのに 内容を知らずに来てしまったのが失敗したと反省。 「西の人気者」で「!」と思ってから 気になっている役者さんなので 作品の内容を確認してから また観たいと思います
August 25, 2023
仕事から帰るとバタンキュ。数か月遅れのアップに自分でヤキモキしてたのですが、肩の負傷が重なったのでついにギブ!誰に頼まれたわけでもノルマでもないですがいただいた感動を綴ることでありがとうを伝えたいと続けてきたブログです。今は、カンタンな備忘録がやっと。中身を足せるようになった時、またお越しくださいましたら感謝💓です
August 4, 2023
July 7, 2023
June 24, 2023
音楽劇「上海バンスキング」を生んだ伝説の芝居小屋「オンシアター自由劇場」の跡地に、誕生した「音楽実験室 新世界」。『武士の一分』から笹野高史さんが特別な俳優になり勘三郎さんの舞台を観て歌舞伎が好きになった私は必然的に串田さんの作品と出会うことになりました。憧れであり、幻だった『上海バンスキング』の再演を観られた時、ちょっとだけ時間が戻った気がするけれどそして、その後の串田さんの作品は見逃さないようにしていたけれどまさか、まさかその劇場があった場所で串田さんや真那胡敬二さんのお芝居が観られるなんてね。受付のところに松本に行かないと読めない「幕があがる」(まつもと市民芸術館発行の季刊誌)思いがけず😄そして、これも嬉しかった!『月夜のファウスト』の台本も買えました。そして階段を降ります。自由劇場を観に来た人がみんなそして吉田日出子さんや笹野さんが使った階段だと思うと足が震えます。自由席です。一時間前から張り切って並んでいたお仲間は5名ほど。30分前になって20人くらいが並んだら後はズラッと。眼鏡をかけなくてもいいように 一番前に座ります。ドリンクを注文しながら 松本の話でもりあがってはじめてなのに 初めてじゃないみたい。『西の人気者』で知った十二夜さん。最初は舞台が暗いせいもあってはじめての作品でもあって「誰?この役者さん」って状態だったのに強く印象に残ったのでした。私が松本に通い始めの頃は少年だったのに!こんな重要な役を任せられる役者さんなんだと思ったら感慨深いです。真那胡さんと十二夜さんの『注文の多い地下室』この小さな劇場だからこその熱と一体感。真那胡さんが十二夜さんを見る目の優しさ。歌舞伎が実の親子だけでなくよその家やお弟子さんや先輩、周りのベテランから芸を継承していくように、串田さんの芝居の世界が受け継がれていくのはウレシイなって思いでも観てしまいました。『月夜のファウスト』やっぱり串田ワールドは好きです。巧く表現できず、歯がゆいです。X(旧Twitter)見るとね、串田ワールドのファンの方、簡潔でギュッと中身の詰まったコメント多々。洞察力とか文才とかある方が他の芝居の時と比べてベラボーに多いのに驚かされます。芝居が跳ねた後、串田さんや真那胡さんに話しかける長年のファンの皆さんそういう芝居を観る目のある人たちが長い時間をかけて みんなしてこの世界観を一緒に育てて下さって、その集大成である見ごたえのある作品を私は享受しているんだなと思うとどの方も尊く見えてきます。お片付けしている十二夜さんの姿が。おひさまのような明るさと屈託のなさ。ステキでした、のような稚拙な感想しか言えなくて恥ずかしい。サインしていただいた『月夜のファウスト』の台本とサッサか 帰ろ!言葉に表し尽くせない余韻をそっと抱えて3月に串田監督がお辞めになると知った時の絶望から新しい串田ワールドを楽しみに出来る幸福が今、ココにあることに感謝して。スペシャルトークショーも開催 ゲストに笹野高史 taP!
May 17, 2023
『鎌倉殿の13人』の運慶を演じた相島一之さんがご出演との情報を受けて芸劇へ行きました香取君と菅野美穂ちゃんの『ドク』そこで朴さんという役だったので我が家ではずっとパクさんだった相島さん大河以降、運慶と上書きされましたゆうめい「ハートランド」2023年4月20日(木)~30日(日)東京都 東京芸術劇場 シアターイースト
April 21, 2023
いつ観に行こうかな と迷っているうちにチケット完売東京では観られなくなり大あわてで 松本のチケットを!え、松本まで?と思うでしょ😅でも、松本で観るのはそれだけの価値があるの串田さんが歌舞伎やお芝居良いものをかけてくれたので松本市民は目が肥えているのなのに、狎れないで奥ゆかしく松本まで来てくれてありがとう!って真摯に臨むの笑い声も拍手も多くて好き!コクーン歌舞伎や木ノ下歌舞伎だって みんな知ってる、みんな観てる松本市民舞台で再開されるならほんとはオリジナルキャストが観たかったけれどそうでないなら大好きな役者さんだもの💓特に瀬戸君の舞台を観るのは初めてなのでとっても楽しみだったいつもならチケット争奪戦が激しいので三谷さんの舞台は、はなから諦めてるけど義時、全成、義円と観たらトキューサもね😊客席の視線があたたかいのはそのせいもあるね、きっと三谷さんご自身も「僕にとってはすごく特別な作品なんですよね。そんな大事な作品であるだけに、それを託せる俳優さんがふたり揃わなければやるべきじゃないし、やりたくないとも思っていて。それで25年もの年月が空いてしまったわけですが、このタイミングで信頼する内野聖陽さんと瀬戸康史さんに出ていただけることになり、それが今上演しようと思った一番の理由です」期待通り、面白かった!のですが開演前のショックな出来事の方が印象が強いチケットを忘れてきちゃったお客様がいて本人確認し、購入についての詳細を説明し99.9% ご本人と照会出来たのに「もう一度 代金を払ってください。後日、忘れたチケットを当社まで送って下されば手数料をひいて 返金します」他人事(ヒトゴト)じゃない松本市民なら ともかく 私のような旅行者なら 最終日等お土産たくさん買った後でチケット代くらいの持ち合わせがない時もある楽しみに来松して来たのに観られない その人が気の毒で上演してもずっと 気になってた。「どうしても入場できないの?本人なのに」と食い下がっていた その人はついにあきらめてその場を去った。忘れた本人が悪いと言われたら それまでもっともなことだ私は忘れたことがあるけれどまつもと市民芸術館はとっても親身になってくれる今回は主催公演じゃないので、チケットを扱っている会社が担当もちろん そこの会社のルールがあるから係の人も言いづらいだろうしその人も悪くないただね体調不良の役者さんが出て休演になりそうになった時観られずに帰るお客さまが気の毒で自分が代役をしてまで 観たい気持ちに応えてくれた三谷さんが知ったら なんて思うのかしら前売りで苦労して手に入れ、楽しみにしていたお客様が観られずに帰る今までたくさんの劇場に行ったけれどこんなシステムは初めて知った厳しすぎると思うのは 私が甘いのかな購入履歴で入場できるようにならないかな忙しい時は誰だってふだんなら 信じられないくらいのヘマをしでかすそんな日々だから リフレッシュしたかったはず今のところは『笑の大学』の楽しい想い出<観られないで帰った人私の中で苦い想い出です
March 19, 2023
義時役、クランクアップ直後の小栗旬さんを見届けてあげたくて 急遽チケットを探す既に観た方からの猛プッシュもあり(いや、そんなことしなくても 立派に勤めるでしょうが^-^;こちらの気持ちとしてね。)『鎌倉殿の13人』の最終回、放心状態観るほうがこうなんだから当然 ご本人もそうでしょう、が!「すぐ切り替えられた」とはスゴイな!承久の乱の後にまたひと戦するんだ、小栗旬タイミングよく 3列目の下手、センター寄り。すぐ目と鼻の先に私生児がいました!(小栗さんの役が私生児フィリップ)2020年に上演できなかったことが、かえって幸いしたような(義時を経た小栗旬の大きさを感じたので)迫力の舞台でした。斬新な演出でしたが、実力派の役者さん揃いで(私の好きな人ばかりでした)あっという間の3時間でした。「髑髏城の七人」の時も色っぽくて良かったですが、シェイクスピアのセリフに負けてない小栗旬はどこまで進化するんでしょう、ワクワクします。何て言ったらいいんだろう、シェイクスピアは好きだから今までもたくさん観てるけど 若い人、慣れてない人は長セリフに手こずって言わされてる感が強く、間違えない?大丈夫?って演技に集中できない時もあるのに(≧▽≦)小栗旬のすごいとこはあくまでも自分自身の言葉となって発しているところ!ジョン王は、吉原さんがちょっと屈折した感じをうまく出していましたが、超愛されキャラから超憎まれキャラ横田さんが本役だったので義時同様、義盛を経た横田さん、観たかったです。京蔵さんは普段の穏やかな感じとも歌舞伎の女方の時のキリっとカッコイイ感じとも(ご本人は知的で上品な方です。)違って烈女?迫力あるエリナー皇太后冒頭の舞の優雅さと別人のよう、さすがです!オールメールの舞台だったので玉置玲央さんと植本純米さんも女方♪玉置さんのドレスが印象的。テレビで気になってた高橋努さんを舞台で初めて観たし(翻弄されて気の毒な役でしたね)アーサーの子役さんは長セリフも流暢にこなし達者!とか、書きたいことがいっぱい義時にあれだけ情熱を傾けて演じきった後にこんな役やります?小栗旬義時(1163~1224年)、フィリップ(1180~1230年)※庶子なので詳細不明ほぼ同時代、修羅を生きていた二人(フィリップは好んで渦の中に身を投じてるけど)この感情のぶつかり合いを連日続けているのは俳優さんってほーんとタフ!観ているほうはたった2,3時間だって感情が揺すぶられ、倒れそうなのに。そうそう、搬入口から赤いパーカー姿での登場シーン「わ、コクーン歌舞伎みたい」と思ったら「蜷川演出あるある」との感想も何かで見ました。いろいろ落ちて来て その度に ドキッとするのも「蜷川演出あるある」なんでしょうか?ご丁寧に毎度毎度、ひゃ!と驚いておりました(^-^;シアターコクーンだから出来る演出も これからは観られなくなっちゃうのかと思うとサミシ。私は11日でしたが12日は彌十郎さんなど、歌舞伎関係の方もご覧になっていたそうです。その日に収録もあったと張り紙がしてありましたので遠方の方もご覧になる機会ありです💛(C)彩の国シェイクスピア・シリーズ小栗 旬さんが挑む舞台『ジョン王』。今だからこそ伝えられる感情や作品への思いとは
January 11, 2023
劇団四季の「オンディーヌ」とは違う内容です。後日談。舞台は一面エメラルドグリーン 背景にたなびく海藻手前に背の高い桜色の階段のセット海の仲間たちと遊ぶ無邪気なオンディーヌもう登場シーンから圧倒的に女性!米ちゃんのオンディーヌは顔立ちが女性らしいというだけでなく立ち姿、仕草、そのまま16歳の少女でした。歌舞伎の時は着物に隠れてわからなかったけれど二の腕とか、きっと可愛い顔をした男性が女性を演じた時やっぱり男性ねって違和感を感じる部分そう言うことろ迄完璧なのがサスガ!でした。やり直せるよう、死なずに済むよう時を戻そうとするオンディーヌ階段のセットが猟師小屋になって物語は進んでいきますさて!この日はアフタートークもありました。お着物姿の米ちゃん登場。若旦那とか噺家さんみたい!さっきの少女と違い過ぎ!歌舞伎役者としてはよくあることなのにこの違和感はなに(≧▽≦)たくさんのお客様に足を運んでいただきシアワセ、良い挑戦になりました等とお礼と感想を。頭の回転が速くて、おしゃべりが上手なので米ちゃんがMCをする歌舞伎の番組があったらいいのに本日の収穫!密かに心配していたファイナルファンタジーも(^-^;オンディーヌの米ちゃんを観ていたら確信持てた米ちゃんなら大丈夫(^_-)-☆そうそう!パンフを買おうと思ったら現金のみでしたその日に限って現金がなく(チャージの後で)オンディーヌを連れて帰れませんでした(/ω\)
January 10, 2023
『鎌倉殿の13人』一年間、ほんとうに楽しませていただきました。大忙しだった三谷さん(キャスター迄引き受けちゃうのでハラハラしました(^-^;)義時達 全員とあの時代を生き抜いた後だったので観ている私たちの何倍もお疲れだったご様子で「久々の舞台はその反動で、思い切り明るくて楽しくて笑いに満ち溢れたもの(でも胸に迫る)にしようと思いました。」というわけで、この作品。「劇団東京サンシャインボーイズ」の公演以来28年目の再演です。令和の時代に合わせてリニューアルしておりますが、開幕して3分で笑いが沸点に達し、そのままラストまでずっと煮えたぎっている構造は、全く変わっておりません。登場人物は増えていますが、上演時間は減っている、はず。お楽しみに。三谷幸喜前回、「忠臣蔵」だったのが「マクベス」になっていた。『鎌倉殿の13人』ご出演の俳優さんが多くて、ウレシイやら ややこしいやら(^-^;この公演、代役が多くてヒヤヒヤの舞台でありました。舞台が中止になってしまうと、遠くから楽しみに来てくれたお客様に申し訳ないと次々と代役を買って出てくれた三谷さん天才は、努力の人でもありました💛文字通り『ショウ・マスト・ゴーオン』。その日を楽しみにしている人の気持ちをわかってくれる(チケット代の払い戻しをすれば済むわけじゃないってことに 気づいてくれる三谷さんは、大好きだ!)劇場に笑い声が広がって(マスク越しなので遠慮がちだけど)ああ、お芝居っていいな!と改めて思った。笑顔になった人が町に出て 柔らかな空気を漂わせるから不要であるわけがない!『ショウ』『笑(ショウ)』も必要!前回のDVDを観たら『鎌倉殿の13人』の時は印象が薄かった野仲イサオさんがいちばん面白かったな。今度のは、なんたって鎌倉殿の13人で悩み苦しんだ人たちが笑い転げていているのを観ている!それだけで最高にシアワセ!
December 14, 2022
2度目でございます。新井康弘さん演じるところの北斎の弟子、蹄斎北馬。申し訳ないけれど、パッと浮かぶ作品はない。私が浮世絵初心者だからってこともあるけれどでも、この個性的な登場人物がバラバラにならないのは北馬のお陰それにしても 北斎とお栄の親子を描いた映画などをたくさん観てきたけれど、クローズアップされる弟子とお栄が想いを寄せる相手が毎回違う。引っ越し好き、プロデュース能力に長けていること等は知られているけれど、その当時の事はいかようにも想像できるから書き手も楽しいんだろうな。特に国芳とはそんなに親しかったのかしら?まだ売れる前の国芳はが同じように豊かでない北斎家で台所の残り飯をかっこむとこなんて ほんとかなと思うけれどお栄が国芳を憎からず思っている様子が忍ばれて描き方としては好き。芳年、芳幾を筆頭に優秀なお弟子に恵まれていた国芳。この話の中では国芳はそうなる前の悩める若者。もう一人、北斎家を訪れるのは武士ゆえの葛藤を抱えている渡辺崋山。少しもブレない北斎と国芳、崋山が(迷いながらも絵師として)熱い想いを戦わせる様子を「夏の盛りの蝉」に例えている。リピーターが多かったこの舞台。ロビーに文楽の人形遣いさんが綺麗な奥様を伴われてお越しになっていました。既にご覧になった作家のお友達からの強いおススメがあって足を運んだそうです。うーん。観に来て良かった~💛 なぜってね、この人形遣いさんの襲名の時から文楽とご縁ができたのでこの偶然にすっかり有頂天(≧▽≦)
December 11, 2022
わー、下北沢駅がきれいになったね。ウレシイのは、本田劇場に迷わず行けるようになった!久しぶりに本多劇場に来たのは加藤健一事務所で北斎と娘のお栄(応為)だったから。そういえば馬琴家の話が面白かったなと思いだしていたら果たして同じ作家さん。吉永仁郎さん。2011年の、『滝沢家の内乱』馬琴と「八犬伝」の口述筆記をしてくれたお嫁さんの舞台が面白かった。「八犬伝」の人気が高すぎてお話を終わりに出来なくなった馬琴先生、ついにはご自身で書けなくなったのにそれでもやめさせてもらえなかったのね。お嫁さんが嫁いできたばかりの若いころから年を重ねていくにつれ、キャラも関係性も変わっていく様演じる加藤忍さんがほんとにお見事で 惚れました💛さて、今回は北斎と娘のお栄(応為)と浮世絵に興味を持ってから気になっている国芳観ない手はない!登場人物が少ないので、ひとつひとつのセリフとキャラがよくわかるのが好きです。加藤健一さんの舞台。セットに目をやると引き戸が奥に見え上手手前に画筆の置いてある文机 その奥に火鉢映画の北斎は、いつもはいつくばっているイメージ実際の北斎はどっちだったんだろう。荷車をひく北斎、そのうしろにお栄 泣きながらの登場北斎の引越し魔は有名だけど、扉と調度品の置いてある間を通りに見立てるセットは斬新。ちょっと変化を加えただけでそのまま家の中だったり 往来だったりする中身(内容)がぎっしりなので 転換には比重置いてなくていい12歳のお栄友との別れのさみしさで泣きじゃくりつつ変人の父にはに何を言っても変わらないのは百も承知腹をくくっているそれにしても このお栄子役じゃなく 加藤忍さん『となりのトトロ』のメイのようで 違和感皆無!親子を取り巻く人々 弟子の蹄斎北馬北斎を慕う国芳、渡辺崋山「浮世絵night」で国芳をについて取り上げたばかり。今まで以上に興味が湧いていたところ。今回もラストのお栄(加藤忍さん)にグッときちゃう。
December 9, 2022
とりあえず写真だけ。感想はまた時間がある時に(^-^;
November 30, 2022
『鎌倉殿の13人』で時政を演じる彌十郎さんが人気者になって嬉しい限りヽ(^o^)丿その時政を翻弄する妻の役を好演している宮沢りえさんたまたま目に入ったネットのニュースで宮沢りえさんが代役をつとめて話題となった「おのれナポレオン」の記事を見つけた野田秀樹は「わずか2日間の稽古で舞台に立つことを英断してくれた男らしさに感謝します」とファクスでコメントした。作・演出の三谷幸喜も「ボクにできることは、天海さんと必ずまた舞台をやること。宮沢さんに今回のお礼に芝居を書くこと、それくらいしか思いつきません」と満足げだ。この記事読んだら 嬉しくなっちゃった!だってね、その代役の時のblogの最後でこう書いていたから(⌒∇⌒)(前略)代役に立つという宮沢りえちゃんの勇気に拍手!そして舞台に立てなくて悔しい!と思うのは仕方ないけれどそれ以上、病気の体で天海さんの心労が重なるのが心配で気の毒でたまらない。 フラメンコとピアノのシーンまであるから大変だわと聞いていたので、 膨大な台詞の他に、そんなに覚えるの1、2日じゃ無理でしょと危惧していたら さすがに10日のマチネは無理だったようで10日のソワレから、再開。フラメンコとピアノのシーンこそないけれどりえちゃんの魅力が堪能出来る内容になってた (中略)そもそも天海祐希さんの起用は野田さんとの身長差なども考慮してのようなので意図したところとも、キャラも違うけれど宮沢りえちゃんは、りえちゃんらしく堂々とした演技。(中略)台詞がない時でも舞台上にいることが多かった役者の皆さま、オペラグラスでのぞいたら、なんだかやつれた、老けた様子。報道では、宮沢りえちゃん立派!の記事ばかりだったけれど考えてみれば、一緒に不眠不休で稽古をしたのは共演者や関係者も同じ。万全の体調じゃなくても、丁々発止でお客様を満足して帰すプロの意識にも感動をいただいた次第。三谷さんぜひぜひ、天海祐希さんで再演を。(りえちゃんが良くなかったわけではなく、三谷さんが最初に意図したところを観たいので)そして宮沢りえちゃんには、スピンオフでも 別の作品でもいいから、ご褒美に代表作となるものを書いてあげてくださいませ。芸術劇場の立ち見と「おのれナポレオン」について書いた 元の日記2013/01/23 東京芸術劇場『おのれナポレオン』制作発表会レポ
October 23, 2022
June 15, 2022
June 11, 2022
浅草のお散歩の時のガイドさんで素敵だなーって思っていた堀さん附け打ちの山﨑徹さん主催の会でちょこっとお芝居拝見しました。朝ドラの「おちょやん」でも活躍された曾我廼家寛太郎さんとの共演短いドラマだったので、もっともっと観たーい!と思っていたら、その願いが叶いましたヽ(^o^)丿そしてこのお芝居を観たら たったの数時間ご一緒しただけなのにすっかり人間味あふれる登場人物に惹き込まれ、帰り お別れがつらかったそして堀さんは、商店街の人とは趣を異にするダンディーな教授の役で堀さんがいるから さらにドラマに奥行きが出た感じがします曾我廼家寛太郎さんのblog服装に最初はビックリしましたが元気いっぱいなキャラと、思いっきり突き抜けた役をがんばっているさくらえりかさんの熱演がよくって後半、出番が楽しみになりましたコロナ禍で親しい人と会えないでいるとけんかしたり 誤解したり 仲直りしたり(苦手だったり、面倒なことも含めて)いろんな気持ちが 混ざりあうことって生きていることの醍醐味なんだなって心に沁みた夜でした
February 18, 2022
柄本さんとB作さんと共演なので番宣の番組でもにぎやかで楽しそうそして実際の舞台も出てくる人がみんなイイ人マスクの中の鬱屈した思いも晴れましたよヒロインの花總まりさんは人気実力ある方ですが私には「おんな城主直虎」の佐名以来特別になった人1月に観る「リトルプリンス」の「花」役でもあるのでとってもウレシイ配役です浜町駅から明治座への道中で飲食が出来ない今幕間のお弁当をここで食べる人もちょっと風が強かったけれど日向のベンチで銀杏を眺めながらのランチは楽し ふだんは黄色いポルシェがお似合いの笹野さん駐在さん役で自転車もお上手でした柄本さんとB作さんと長いことお芝居の世界でご苦労もあったでしょうがそれぞれが第一線で活躍してきた今ゴホウビみたいな共演演じるほうも 観るほうもHappy!これは、帰り道日が落ちかけて肌寒くなってきましたが心の中はポカポカ千穐楽カーテンコール後の集合写真です。無事に誰1人欠けることなく公演を終えることができました🍀#本日も休診 Twitterはこれにてしばし休診。応援ありがとうございました✨#柄本明 #花總まり #渡辺大輔 #能條愛未 #中島早貴 #佐藤B作 #松金よね子 #ベンガル #笹野高史 #ラサール石井 #明治座 pic.twitter.com/7mf0TXifG9— 『本日も休診』公式@明治座 (@honjitsukyushin) 2021年11月30日
November 24, 2021
備忘録僕と一緒に暮らしませんか?新宿御苑が見渡せるヴィンテージなマンション。その最上階に、僕は暮らしている。情けないぐらい、ずっと一人だ。僕=風間駿介そこにふとしたことから仲良しの女子三人組が加わった倉科カナ、中川翔子、前田亜季岡田惠和さんの脚本、風間君の舞台が気になる「ごちそうさん」以来 前田亜季さん好きだし(勘九郎さんの義理の妹だしね)というわけで世田谷パブリックシアターへ岡田さんは人気のドラマをたくさんお書きになっている「ひよっこ」「ビーチボーイズ」「最後から二番目の恋」etc私にとっては「ホームドラマ!」「若者のすべて」「奇跡の人」最近は「ライオンのおやつ」かな何かある度円陣を組んで相談する女の子たち不安げに見守る風間君そんな4人の同居生活の中での出来事いや、ないでしょ、それは。ドラマじゃないんだからみたいなところに説得力を持たせるのが風間君だね風間君ならあるかも警戒心といて安心させる感じ設定はいささか強引だけどこの作品は会話劇なのでそこでつまづくと楽しめないふとした言葉や態度で気持ちが寄り添ったり離れたり そんな感情の起伏や機微を友達と会えない私たちの代わりにワイワイ ワチャワチャ 弾けさせてくれてる感じ友達って 人って一緒に居ると面倒も多いけれど一緒にいるのはやっぱりいいねって自分もあのリビングの椅子の一つに座って混ざりたいって思ったものハラハラ散る桜みたいな儚いだから愛しいね 人ってってことで、ちょっとほだされ、いつもはあまり買わないのに(そのお金を次のお芝居のチケット代にまわしたい!) 衝動的にグッズに手を出したこれにお弁当を入れてみんなでお花見できる春が待ち遠しい次の春はもっと友達想いの良い人になってるはず
April 16, 2021
頑なに外出を拒んでいた妹が「昔から好きだから」と重い腰を上げたのが 「オトコ・フタリ」きちんと感染予防対策していたらそんなに怖がらなくても と思うけれどこういう慎重な人達が多くいることが日本を医療崩壊から救ってくれている気がする3人の出演者だけだから大好きな3人をタップリ観られるけれどやっぱりミュージカルで観たい3人だったな、とは個人の感想です(^-^;クリエを出てイルミネーションの下駅まで歩いた帰りに食事がないと(お芝居中は無言なので)せっかく 一緒に行ったのにあっけないねがんばってお仕事してゴホウビの観劇なのに物足りないね普段の生活が戻りますように!それまで 元気にいてねと後姿を見送った
December 21, 2020
映画「フラガール」常磐ハワイアンセンターがオープン前、知識も情報もない時代、地元の人たちが右往左往する場面があった常夏の植物が、福島の寒さの為に枯れそうになる大ピンチの場面ヤシの木を抱きしめて、自分の体温で守ろうとする健気な姿に惹かれ三宅弘城さんに注目。 以来、新感線の舞台での活躍は観ていたし、朝ドラの「あさが来た」で毎朝観られて嬉しかったけれどちょうどいいタイミングでCSでオンエアがあった「鎌塚氏、振り下ろす」で事前学習。ともさかりえさんのケシキさんが好きだなぁ憎からず思っているのに、抑えていていじらしい。と、楽しみにしていた第五段の「鎌塚氏、舞い散る」ともさかさんで良かった、相手役。ともさかさんが出ているもので大好きなものはあってもハズレはないもんな。 「完璧なる執事」アカシさんを演じる三宅弘城さんが大真面目だけど可笑しい。 脇で出ている時の三宅さんが好きだったけれど主役の三宅さんはもっともっと面白いのだと発見!出てくる人、みんなユニークで最高。スミキチの人、知らなかったけれど、いい味。玉置 孝匡さんって言うんだね広岡さんとこのご夫婦も出ていた。「振り下ろす」と同じメンバーなので、また会いたかった人に会えてウレシ。有起哉さんはあの回(振り下ろす)だけだったのか、ちょと残念。元宝塚の大空ゆうひさんは気品があってナイスキャスティング。 ヤキモキもドキドキもしてラスト。この歌の、この終わり方、たいそう好き! 第六弾、作ってください。倉持裕さまー!
December 10, 2019
久しぶりの紀伊國屋ホール。「ハケンアニメ」ってなんだろう。と原作の人気も中身も知らずに誘われるまま、観劇。ちょうど朝ドラの「なつぞら」で毎朝見ているようなアニメの制作現場の話で興味深い。フンフンと感心しながら観ているけれど山内圭哉さんが出てくると理屈抜きで面白い真剣に考えを巡らせていたのがフワーッと笑っちゃうリピートした「リタルダント」以来かな、市川しんぺーさん。相変わらずうまいなー。「派遣社員」がアニメを作るわけじゃなく、アニメの覇権って意味だったんだね。若い人たちの真剣な演技をベテランが支えていてもっと一所懸命仕事に取り組みたい、誇れる仕事をしたい!と思わせてくれる作品でした
November 7, 2019
「髑髏城の七人」の下弦の月を見て以来の新感線行けなくなったお友達の代理で、ありがたく観劇昼間は被爆者の方の手記や詩を聞いて何も悪いことはしていないのに、その日から苦しい想いをしていた人たちのことで胸がいっぱいだったので救われた!もちろん風化させず、平和を祈ることは大事そして、生きている私たちが元気でいることも大事どちらも欠けてはいけないと思う「けむりの軍団」カッコいい舞台美術と面白い人だらけの外れナシの新感線なので、涙を乾かすのに最適!古田さんはもちろんだけど、成志さんがいるからこれだけ面白いんだよね。下弦の月を選んだから、節約して観られなかった上弦の月の高田聖子さんと須賀健太君が観られて満足。それから、トットちゃん役や朝ドラでその存在に気付いた清野菜名ちゃん。IHIステージアラウンド東京の杮落しの「髑髏城の七人 season花」で砂霧だったこと後から気づいたので惜しい!と思っていたので今回の活躍を観られて、あー良かった!菜名ちゃんが存在感なかったわけじゃなくこの濃い集団の中では誰だって無理です!カーテンコールで古田さんのプワーッと毒霧も見られたし、満足、満足(≧▽≦)忙しくしている友達と新感線のお陰で会えた。今日は誘ってくれてありがとうね。また、明日から、お互いがんばりましょう。元気でね!
August 10, 2019
「大悲(だいひ)」もう、この字を見ただけで、どれほどの悲しみかと想像したが言葉の意味は仏教用語で「衆生を苦しみから救い出そうとする仏の慈悲」Bバージョンには「どれだけ歩けばこの闇に光は射すのだろう…」何年経っても つらくて忘れられない小学校で起こった無差別殺人事件を興味本位でなく、大真面目で取り組んだ舞台Aバージョンは弁護士を主人公とし、Bバージョンは被害者家族を中心として描かれる。重たいので、いつもだったら避けてしまっただろうなつい先日、「古畑任三郎」の再放送をまとめて観たばかりだったので今泉刑事を観たくなったのが原因かも引きずるタイプなので、暗くて重たいものを観る時は相当覚悟がいるんだけど、つい!観てしまった舞台の西村さんを観るのは初めて犯人役の俳優さん、玉城裕規さんがあまりにお上手すぎて犯行後も悪びれない憎らしさ加減が演技とわかっていても怒りを禁じえないこの悔しさ、虚しさ、憤りはどこへぶつけたらいいのだとニュースを聞いた当時の感情が蘇って苦しくなる当然のことながら、事件の当事者は、私が忘れていた間もずっと苦しんできたわけだ加害者の青年の話を辛抱強く聴き続ける弁護士役の西村まさ彦さん今泉慎太郎も大好きだけど、こんな骨太の作品に真摯に取り組まれる役者さんであることを知れて良かった名前の表記が変わったんだなーと思っていたら俳優活動30周年を機に、「俳優としてやっていく決意声明」として2017年5月より本名の西村 雅彦から初の芸名となる西村 まさ彦へと改名なんだそうだその表明の通りの役者人生を歩んでいるんだと思ったら胸の苦しさがちょっと救われた気がした(2019/7/26 「大悲」紀伊國屋サザンシアター)2001年6月8日、午前10時過ぎ。白昼の小学校に一人の男が乗り込み、児童8名を刺殺。15人の児童・教師に重軽傷を負わせる、日本犯罪史上に類を見ない無差別殺傷事件が発生した―。舞台「大悲」[story A 大悲 31mm ]
July 26, 2019
サヘル・ローズさんにビックリしました。探検バクモンで日本語が上手で機転が利いたアシスタントぶりに好感はもっていのですが ベテラン勢の中でキラリ存在感 「観に行かない?」と誘われた時は、疲れていた時だったのでちょっと迷ったけれど「毒薬と老嬢」でNLTの翻訳劇の良さを知ったのでそのNLTプロデュースで鵜山仁さんが演出なので食指動いた「博品館」の大きさってセリフを集中して聴きたい時にちょうどいい!そして、主演は戸田恵子さん。「中学生日記」の頃から観ていたし(^-^;テレビや映画で観ているせいで意外だったけれど私にとってはオケピ!以来、なんと15年ぶり!「うん、うん、わかるわかる」「え、そうなの、それでいいの?」笑ったり、泣いたり彼女を見守る親友のような気分で観てましたああ、来て良かった!キャストもあらすじも詳しい 公式サイト新橋へ向かう途中のミスドうちの近所のショップよりオシャレで可愛かった!タピオカの推しのメニューがあるのかな。ちょっと気になる♪
July 24, 2019
好きな女優さん揃いだなーと眺めていたら 笹野さんのお名前が。決定!2018年の納めは、コレ!笑って終わりましょう、と演舞場へ。開演前から、あ~みずいろの雨♪などと昭和歌謡。あらあらあら、だったりえー、うそ~だったりうんうん、わかるわかる だったり客席を埋め尽くした奥様達と舞台の上の皆さんの一体感バッチリ。笹野さんは小さな子どもたちとの微笑ましいやりとりで和ませてくれた。登場シーンが少なかったけれど、丁寧に演じておられて、ああ、笹野さんだなって思いました。たくさん、たくさん笑って、あー楽し!勘三郎さんに所縁のえりさんと笹野さん。心の中に生きている勘三郎さんを観ているような気がしてきます。演舞場の2階にあった平櫛田中作の6代目。勘三郎さんかと、一瞬ハッとしました。2階席に座ったことがなかったので今までは気づきませんでした。バッグの上にハラリと落ちてきた中村屋今年も舞台から たくさんの感動をいただきました。ありがとうございます。2019年はどんな作品に会えるでしょうか。
December 6, 2018
「扉座」も横内謙介さんも有名なので、名前は知っていても観たことがありませんでした。その「扉座」で助さん、格さん。わ、楽しそう、どんなかな、と食指が…。亀鶴さんのお芝居に競演されていてお名前を覚えた伴美奈子さんの出演も楽しみでしたが、黄門様、意外と出番が少なかったのが残念。達者な役者さんが揃っていて、見ごたえのある舞台でした。
November 6, 2018
「毒薬と老嬢」で面白い!と思った劇団NLTの新作。それも劇団創立50周年の記念の作品で題材は歌舞伎。でもね、今日観る前は、期待だけじゃなく不安も。いいなーと思った劇団が、大好きな歌舞伎に関わる作品を上演するということはもし、それが中途半端な歌舞伎もどきだったら、倍、がっかりすること間違いなし。そんなわけで、ドキドキしながら、席に着く。山崎街道で勘平に撃たれず、生きながらえた貞九郎。歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」の貞九郎は、登場シーンがわずか、衣装も山賊のようで垢ぬけない強盗に過ぎなかった。落語でも有名な「中村仲蔵」の工夫によって、着流しのニヒルな殺人者になって注目を浴びたので、以来配役が気になる役になった。それだって、脇役にはちがいない貞九郎が、主役?それを書いたのが、御曹司の新九郎。その新九郎を主人公とする歌舞伎界のお話。翻訳劇のコメディーを得意とするNLTは、和風の作品でもその持ち味を損なうことなかった。しかも、笑わせて、楽しませてくれただけでなく歌舞伎のシーンも素晴らしくて底力を感じさせてくれた。浴衣を着たからって歌舞伎役者になれるわけじゃない。立ってるだけで、歩いただけで、にわか仕込みはバレバレで作品全体の精度まで落とす。ところが、NLTの役者さん達は立ち回りも鮮やかで、明日からでも歌舞伎の舞台に立っても遜色ないくらい、きっちり身についていた。(2年前から準備していたのだそう)どれだけお稽古したんだろう、その出来栄えの素晴らしさとその裏にある熱意と誠意に感動することで、さらにお芝居自体が輝いてみえてきた。「毒薬と老嬢」でベテラン俳優の熟練した演技と日本語の美しさに魅了されたけれど、打って変わって、新人中心の配役。それを可能にしてしまう劇団はスゴイな!カーテンコールでは、ベテランの方が「SNSで拡散して」なんて呼び掛けてこの若者たちの舞台を成功させるべく、今風に宣伝してくれる感じもホノボノ 好感持っちゃいました。NLTの皆さん ありがとう! 歌舞伎をきっちり描いてくれたので歌舞伎を含む演劇全体へ敬意が感じられて観てる間も観た後も心地よいお芝居でした。ロビーにいらした新九郎さんと何があっても彼を信じ、支える姉やの吉江さん。響きが中村屋を思い出させるので、新九郎が吉江!って言うたびに最初は違和感否めなかった(実は)お芝居が進行するにつけ、ダメダメな若旦那としっかり者の名コンビが大好きになっちゃいました。この二人とのサヨナラが寂しくて、ぜひぜひ続編作ってくださいと切望する次第でござりまする。 NLT ってそういう意味なのね(^^)/どんなテーマでもいいな、NLTなら。次回作、楽しみだな。と、仕事帰り、はらぺこ極まるところを救ってもらった栗子餅の美味しさと共に忘れないお芝居となりました。とさ・・・(2018年10月18日 「やっとことっちゃうんとこな」劇団NLT 俳優座劇場)
October 18, 2018
「当日券の予定枚数以上になりました。」買えないこと、ご覚悟の上お並びくださいと11:52 私は演劇へのリスペクトとしてダメ元で並ぼう。忙しさにかまけて、上演があるとも知らず、完売ならば当日券、どうせ並ぶなら千穐楽、とここ一番に賭けたのに、昨日も寝不足。今朝はどうしても起きられず(T_T)10時には並ぼうと思っていたのに…(T_T) (T_T) (T_T) (T_T) (T_T) (T_T)並び始めて間も無く、前の人と仲良くなって約2時間、歌舞伎、大河、野田MAPの話を、ノンストップで。用意されている当日券は100枚。すでに超えた後に並んでいるんだから覚悟の上とはいえ脱落者がいない限りはチャンスがない。しゃべっていたことで不安を紛らせていたかも。楽しくて15分くらいしか経った(立った)気がしなかった。「桜の森」の古田さんの役は勘三郎さんが天海さんの役は玉三郎さんが演じて歌舞伎座の杮落としとして、かけたかったと聞いてその方も勘三郎さんが大好きとわかりキュンとしていた時、「ここまでです」と彼女だけ窓口へ呼ばれたのです。13:58キャンセル待ちも含め、完売です運命の宣託1番に並んだ人に聞いたら、その方は、9時から並んでいたそうです。11月までお預け!となりました。よく寝たせいで、切り替えも早い。さ、帰ろ!
September 12, 2018
ホームページを見たら日常に潜むドラマに独自の焦点を当てる演劇企画集団かもねぎショットなんだそうです。すごく わかりやすくてセットも シンプルなのですが言葉の力と ヒトの魅力で 成り立っていて伝わるものは大きくて深いお芝居の中の踊りの入り方と表現が絶妙この世界とサヨナラするのがつらくて映画も観ました。原作も買いました。かもねぎショットに惚れました。9/6 帰り道、出演者の方の同僚のお嬢さんに駅への道順を尋ねたのがご縁で芝居の話に花が咲き、仕事も熱心、お芝居も熱心なんですよ、とかね舞台のイメージのまま、素敵なんだなって嬉しくなったり、下北沢。本多劇場は何度も行ったのに、わたしにとって初スズナリ。あの場面のココ良かったですねとお酒は一滴も入っていないのに、(バベットの晩餐を私たちもご相伴に預かったのでしょうね)たいそう興奮状態で、乗り換えの駅までずっと大盛り上がりに盛り上がり、もう一幕オマケがついたようでした。大満足の初かもねぎでございました。バベットの晩餐会 HDニューマスター版 [ ステファーヌ・オードラン ]この映画、名作として有名なんですって。素晴らしい!テイストは異なれど、このバベットも大好きです。全く知らなかったのですが、この観劇を機に出会えて良かった。かもねぎ、いいわよ、じぇり☆ちゃんはきっと気に入るはず、と勧めてくれた友達に感謝!
September 6, 2018
野田久美子さんが観たくて来たのだけれど新宿シアターブラッツ、ちょっと入るの恥ずかしかった。若いお客様ばっかりなんだもの。ま、確かに(^-^; 若い人向けのお話。劇団バルスキッチン第三回公演「情熱リザレクション」大学卒業後、上京。夢を叶えるために頑張って来た女の子がある出来事から張りつめていた糸が切れてしまう。30歳を目前にした彼女に起こる不思議な出来事。叶えたかった夢が、”ドリームキャッチャー”という夢叶えさせ屋と出会い次々と実現していく。が、やがて違和感を感じ始めた里美。その里美が野田久美子さん。夢を叶えたいと思う若い人たちがたくさん出て来てそれぞれの想いが交錯して…この前は自分を抑える役だったので(源氏物語の紫の上)等身大の元気いっぱいの笑顔の久美ちゃんを観られてウレシ。友達役の子もライバルの子も個性的で面白かった。若い人が一所懸命で可愛かった!アラアラ、保護者目線だわ(*'▽')すっかりこの人たちに情が移り、同じメンバーの別の話を観たくなったのでした。野田久美子 吉原シュート 佐野マユ香内田莉紗 坂口杏奈 浮谷泰史 秋山俊介 ズドン 佐竹麻希 小城祐介 西間庭惇樽田泰宏 川岸銀次 飯塚志織 ささの堅太
July 4, 2018
ちょっと迷っていたけれど、壱太郎さんが所作指導をなさったというので弾みがついて観に行った。だいぶおくればせながら「ちかえもん」にはまったので近松、もっと観たい!の気分だったので。「ちかえもん」一日繰り返し観ていられるくらい大好き。観始めて、まもなく気づいた。タイミング悪かった。舞台の上では熱演が繰り広げられているのに近松役の人に違和感を覚えちゃう。だめだ!松尾スズキさんが恨めしい。ちかえもん、インパクト強すぎ!物語は、近松と義太夫が、 「出世景清」「曽根崎心中」「心中天網島」を 世に送り出した舞台裏を軸に描かれます日によって組み合わせが変わり、私は「景清」「網島」の日にした。阿古屋と、おさんが大好きなので。幸四郎さんの「アマデウス」を観る前に事前学習で映画の「アマデウス」を観てしまって大失敗したこと思い出した。映画のヴオルフガングが強烈過ぎて、幸四郎さん(白鸚さん)の舞台がぜんぜん入ってこなかった。幸四郎さんの重厚なお芝居の前に狂気のトム・ハルスを観るんじゃなかった!ああ、モッタイナイ!あの時の二の舞。(6/4 博品館 「うつろのまこと」~近松浄瑠璃久遠道行 作・演出:西森英行 )
June 4, 2018
わ、三谷さんだったら観たいな!と思った時には、もう遅いチケット!と思っていたら、心優しき友が(^m^)「歌舞伎座のチケットとダブった!」と譲ってくれました。演舞場へ行くのも、歌舞伎座経由です♪新橋演舞場の前は歌舞伎の時より、若い人がいっぱい(⌒∇⌒)松岡くんや田中圭ちゃんのファンなのかな。高田聖子さんはさすがの安定感、蝶紫さんは「決闘!高田馬場」の時の萬次郎さんみたいにお芝居の面白さに大きく貢献していて獅童さんのお弟子としての面目躍如。驚いたのは、舞台では大丈夫なんだろうかと一番心配だった八木亜希子さんが、良く通る声でセリフが聞き取りやすいうえ(さすがアナウンサー)間合いも良かった。彼女が、空気を読まず、みんなを振り回すところがポイントなのでそこをしっかり決めなくちゃならないのはプレッシャーだったと思うけれど思いっきりが良くて、(見た目より度胸がいい)ますます八木さんが好きになっちゃうな。幕が開いたら、舞台の写真は撮影禁止がルールだけど「江戸は燃えているか」の幕が閉まっている時は撮影してもOK。(係の方に確認済み)初日なので、まだ硬かったけれど、二幕目からはテンポも良くなったので、きっと日を追うごとに面白さが増すと思います。
March 3, 2018
ブロードウェイでは1941年、日本ではこの劇団NLTが1987年初演。なのに、古さを感じない。まさに今こそ、ピッタリの作品ってことに驚かされた。「Neo Litterature Theatre」(日本語では新文学座)の頭文字をとってNLT。劇団の名前は知らなかったけれど、三島由紀夫も創設に関わり、子どもの頃テレビで親しんだ賀原夏子さんを中心として活動、多くの俳優さんを育てた劇団だと、この観劇を機に知ることが出来た。お芝居好きの友達の薦めがあって観たのだけれど、長い名前が覚えにくくて、あらすじもさして把握できないままええい、サラの状態で自分の感性に従えば良いと、舞台に集中。博品館はどの席からも見やすくて、好きな劇場。ひところ楽しんで観ていたアーリーアメリカンのドラマのような服装の老嬢。老嬢という言葉を聞くのも久しぶり。穏やかで平和な、いや平和に見える他愛ない会話。長い名前が覚えられなくても、話はわかりやすい。美しい聞き取りやすい日本語が心地良く交わされているうちにあら、あら…登場人物が一人、二人増えるたびに、意外な展開が。舞台の上の人が大真面目に演じるほど、観ているこちらは可笑しい。そして、最後は…。これぞ、舞台役者というべき、ベテランの俳優さんたちの演技、悪い人のはずなのに、加担したくなるチャーミングな殺人者達。ずっと楽しい舞台を作り続けてきた劇団、海外のコメディの翻訳にありがちな不自然さがないのは、好評で何度も再演を繰り返して作品だからなんでしょうね。会話劇の途中、死体が動いて、観客がビックリしたり、大笑いをしたり、のだいじなシーンがあるのだけど、(そこが受けないと、終わりに向けて盛り上がって進むことができないから)その役が若い劇団員だった。カーテンコール、ベテランの中に若者が並んでいた。素晴らしい先輩達の演技を間近で観ている後継者へバトンが繋がれている、そう思うと嬉しくて、この劇団への期待が深まって、ますます「毒薬と老嬢」が心に残るお芝居になった。
February 28, 2018
串田ワールドが大好きなので シアターコクーン・オンレパートリー201724番地の桜の園へ串田さんの桜の園は らしくて満足。チェホフは初めてなんて、意外。池谷のぶえさんと串田さんの場面が一番印象に残った。松本までついて行って、もう一回観たかったな。
November 17, 2017
「風」は我慢しちゃおうかな。でも、マツケンと向井君は観たいしな。うーん。生瀬さん、橋本じゅんさん。観たくないわけはない。田中麗奈ちゃん、「花燃ゆ」の銀姫良かった、舞台ではどんなか、観たいしな♪で、「おけぴ」をチェックしたら、前のほうの席があったのでキーメタ‼ 行こうっと。今日も「市場前駅」から。どこが市場?ってなもんだけど。風ドクロも雨ドクロ。京都から私が雨を連れてきちゃった?感想。二人とも好きだけど、テレビや映画で観たいな。舞台の人じゃないな。(※あくまでも個人の感想です)すっごく頑張っているのはわかった!でも、舞台の広さの中で小さく感じちゃった。二人は、映像で細かい表情とか観たいタイプ。だと思った。ワタシ的にはね。ドーナツ、美味しかった♪ サッパリしてた。ちゃんと食事をとっちゃうと眠くなるからこのくらいがちょうどいいかも。休憩時間に、超ひさしぶりにTwitter。思わずつぶやきたくなる。ゴキゲン♪いつも途中からフラッと出てくる狸穴さんが最初から。生瀬さんがいっぱい見られるから、いいけどね。演出だいぶ違う。忘れてた!この人もいたんだー。兵庫。山内圭哉さん‼ワ~ 得した気分。なんだけど。贋鉄斉観ちゃったらぜーんぶ持っていかれちゃった。橋本じゅん 橋本じゅん 橋本じゅん 兵庫 研辰 贋そば ナウシカ ワンピースへのエール ルールールー♪ 後半も楽しみ研辰を思わせるところとかナウシカもキタキツネも楽しかったんだけど亀ちゃん、もとい猿之助さんのワンピースへのエール?と思うところがあってお!と思ったの。下の写真は次回の「月ドクロ」「上弦」と「下弦」の2パターン。高田聖子さんと、私が新幹線を観始めたころ、すでに退団していた伝説の!羽野晶紀さん(浪速のキョンキョンって呼ばれてたんでしょ)が極楽大夫をそれぞれ務めるなんて、両方観たくなるから困ったもんだ。早乙女太一君の殺陣をもう一度観るなら、「上弦」かな~と思っていたら「下弦」のキャストの中に大好きな野田久美子さんの名前を見つけウレシイ驚き。早乙女太一君も確かに二回目なんだけど、新幹線のメンバーでさえ、二回はいないんじゃないのかな。これは「下弦」だな。須賀健太君の成長ぶりが観たいけど、「上弦」福士君が顔だけじゃなく、身体能力が高そうなので太一君との立ち回りに見応えがあるなら、その時、「上弦」行くって決めればいいかな。帰宅後、じゅんさんのblogがあることがわかり、ワンピースへのエールに深い想いがこもっていたことを知った。じゅんさんが腰部脊柱管狭窄症で主演の舞台を降板したことがあった。その時の心の痛みを未だ忘れずにいるじゅんさん。(主演なのに気の毒。でも、痛いんだから仕方ないよ。 チケットを持っている皆さん、 代役を三宅弘城さんが頑張ってるから、 払い戻しはしないで、ちゃんと観に行ってね!と 当時私は思っていた。 こんなにじゅんさんがつらい思いをしていたとは!)夢なら本気で醒めて欲しい地獄の底にいる様な病室に猿之助亀ちゃんが、いの一番に電話をくれたんだって。その電話にその声にどれだけ慰められ励まされたことでしょうか。それはもう一生ものの恩義を感じているのです。したくてする怪我なんて誰にもありません。(青字はじゅんさんのblogから抜粋)抱腹絶倒のあのシーン。じゅんさんから猿之助さんへの熱い友情がいっぱい詰まっていたのでした。いつか、じゅんさんと亀ちゃんの共演が観たいな!
October 28, 2017
歌舞伎の「傾城反魂香」は、私にとって思い出深い作品だけど、(人気狂言なので、よく歌舞伎座でもかかる)現在上演される場は、浮世又平のくだりなので、主人公の絵師、「加納元信」さんは名前だけ、「傾城」「反魂香」に至っては出番なし。まれに通しで上演されることがあるけれど、タイミング良く観劇できるとは限らないので、機会は逃したくない。原作を端折らず、ガッツリ上演してくれそうな(そう、木ノ下歌舞伎みたいに、ガッツリ)予感がしたので、なおさら。でも、すでに販売開始。私がチケットサイトを観た時には後ろのほうと、最前列の両サイド。(゜-゜)悩む。セリフを堪能する劇だと思うから、表情が見えるから、見切れは多少ガマンして臨場感があるほうがいいかなと決断し、もう一度空席確認すると、センターが戻っていた。lucky♥あらすじは熟知。どんな表現なのか好奇心でいっぱい。親切に前説でも解説があったように、他の劇団と一線を画すオリジナリティー溢れる表現の劇団だった!特色のある動き、明瞭なセリフ、不思議な世界観。焚くと死者があの世から蘇るという「反魂香」にピッタリ。歌舞伎の「ども又」の場面で愛弟子でありながら、絵師として力量不足の又平に愛の鞭とでも厳しさで接する師の土佐将監。この土佐将監が帝の勘気を受けて蟄居していることは歌舞伎でも触れていたが、この夫妻の娘のことは出てこない。実は、父の処遇の犠牲になって、娘は身売りしていた。やがて「狩野元信」と出会うことになるのだが、この娘が(題名にある)「傾城」そして、「元信」と添い遂げることを夢見たまま亡くなったこの娘が、「元信」逢いたさに現れるシーンで焚かれるのが「反魂香」「ども又」を観ていて???だったところが明確になり、スッキリ。怪しく、美しく。言葉はストレートに響いてくる。大昔の近松の作品で、荒唐無稽なところ多々。なのに、この人たち、説得力あるな。面白い劇団だったので、次の作品も観たくなった。劇団山の手事情社『傾城反魂香』詳細「ども又」の又平は「岩佐又兵衛」がモデルと言われている。と言っても、初めて歌舞伎で観たころはピンとこなかった。が、大河ドラマの「軍師官兵衛」で田中哲司さんが官兵衛を疑って監禁し、戦況が思わしくなくなると、妻子を置いて自分だけ逃げだすというビックリするような荒木村重役を演じていて、妻「だし」役は桐谷美玲ちゃんだった。敬虔なクリスチャンで、絶世の美女とされる「だし」が涙ながらに、乳母に託した赤ちゃんが後の「又兵衛」という説がある。大河ドラマの中で「だし」は、面と向かって夫に反対できないから、隠れて官兵衛の世話を焼いていた。その健気な姿がいじらしくて印象的だったので、「だし」の子供説を信じたいな。大田区民プラザ、駅からほんとに近かった。初めての私でもすぐわかった。そして、もうひとつ嬉しかったのは初めての劇場は席の番号の確認がわかりづらいものだけど、ここの椅子はわかりやすい工夫がされていて親切。赤と黒の配分が素敵だし、ちょうどいい大きさの良いホールだった。
October 13, 2017
8月はあまり観劇の機会がなかったのでTSUTAYA DISCASで演劇鑑賞。エレファントマン、ってどうして美少年が演じるわけ?と当時は観る気がなかったけれど藤原竜也は舞台の役者だなって一作ごとに想いが募るので借りてみました。そしたら、面白かった。袋を被ったお馴染みの風体ではなく、上半身裸の美しい竜也君。医師の解説により、右手が利かないこと、こぶだらけの異形であることが観客にも伝えられて、想像のヴェールごしに私たちはジョン・メリックを観ることになる。ジョンが、自分も見世物になって、弱い立場の人であるのに同じような人を下に見て、ちょっと嬉しくなっている場面がある。そのあたりの描き方が凄い。人間の性(さが)とか業とか、幸せの意味とか、生きる意味とかいろんなこと深く考えさせられる話。竜也が沖田を演じた「新選組!」で慶喜だった今井明彦さんが、ジョンに関心を持ち、庇護者にもなる医師を好演している。異端者であり、忌み嫌われる存在だった者が姿は醜くても知能は高いと評判になれば、彼のもとを訪れたり寄付したり、が富裕層でブームになり、安心と安全を保障される。皮肉だけど、思惑はどうでもいいや、結果が良ければ。本人には何も落ち度がないのに、不幸になるのは見たくないもの。24時間テレビが偽善と言われても、純真な子どもが小銭を貯金したお金など善意のお金が集まって車いす購入等に役立つんだから、偽善上等!霞を食べて生きてはいけない。ジョンがそんな思惑に、気づいていなさそうなところが救い。俳優としてのキャリアがまだ浅いころなのに難役をこなす藤原竜也には驚かされる。当初感じた美しいエレファント・マンって何よ、の違和感なんざ、五分で吹き飛び、そのセリフに、その表情に釘付け。最初、ジョンの身体的特徴をトリーヴスが他の医師の前で発表するその時はなんとも思わなかった。ところがお芝居の後半で、ジョンがトリーヴスの内面について暴くように説明するシーンがある。天保十二年の時にも驚かされたけれど、ここでも難しい専門用語も頻出する長台詞を淀みなく、滔々と。ジョンの格好はしているけれど、俯瞰して見ている、本来のジョンとは対極の冷酷なジョン。(トリーヴスの幻想?)自分がしていることはジョンにとって良いことなのか、悪いことなのか傲慢ではないのかと悩むトリーヴスを追い詰めていく気迫あふれるシーン。実際のジョンはこんなことはしないし、できないけれどこの演出は伏線というか対比というか、ドキッとさせられる、ヤラレタ!二十歳を迎えたばかりだものね。この美しさと狂気。その昔、二十歳の仁左衛門さんが「女殺油地獄」で当たりを取ったそうな。与兵衛をその年で演じ、観客を満足させるってすごいなーっ思っていたけれど末恐ろしい二十歳がここにも居た。ジョン自身は、トリーヴスに感謝し、従順で、純粋なのだけど。藤原竜也のフレッシュな魅力が好きで観るには難しいかもしれないから若いファンの人には気の毒だけど、(でも、その作品を通し、一緒に成長していける楽しみもあるよね)お芝居が好きな人からしたら見ごたえアリ。個性的な役者さんが共演されていて、それぞれ何役か演じている。なかでも湯澤幸一郎さんというカウンターテナーの方が凄かった。ジョン付きのナースとして面接に来た女性の、最初は「奇形の患者さんに驚いたりすることはない経験豊富」だと、たいそうな自己アピールだったのが、実際にジョンを見て慌てふためき、散々に言い訳をして逃げ出すときの描写が秀逸。ジョンの部屋へ向かって階段を下りてくる時と昇っていく時のわずかの間。何この人、さっきまでの自信は?とあっけにとられるがこの女性を笑えるか、お前のヒューマニズムは本物かと、終始突き付けられている気がする。哀しいのとか、可哀想なのは嫌だななんて、観る前に思っていたことをすっかり忘れていた。(2017.8.28)エレファント マン 【DVD】
September 1, 2017
今年の とまとの会の朗読劇は無事に終了しました。原爆の落ちた日の話を聞くのはつらいですが、遠い昔のことと、忘れ去ってしまわないように毎年、新しい涙で頬を濡らさないと鈍感になってしまう気がするのでこの場に居て、痛みを感じることはとても意味があると思います。病後間もないのに、隣の県から電車とタクシーを乗り継いで来たお客様を、ご案内して私も並んで聴きました。「元気になって、広島にも行ってみたいの」という彼女の病気が早く全快しますように!
July 13, 2017
キノカブの「四谷怪談」にドップリ芝居好き かつ 歌舞伎好きにはタマラン
June 4, 2017