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カテゴリ:心の安らぎ
2011年8月23日のブログで、「切に与うるの愛」という倉田百三の考え方を紹介しました。
そういえば、「与える愛」ではなく「奪う愛」と言う考え方があったなぁと思い、有島武郎を読み返してみました。 「惜しみなく愛を奪う」の中にありました。 「一度愛した経験を有するものは、愛した結果がなんであるかを知っている、それは不可避的に何等かの意味の獲得だ。一度この経験を持ったものは、再び自分の心の働きを利他主義などとは呼ばないはずだ。」 「愛は自己への獲得である。愛は惜しみなく奪うものだ。愛せられるものは奪われてはいるが、不思議なことには何物も奪われてはいない。しかし愛するものは必ず奪っている。」 「愛は、必ず奪っている」という主張は、利他主義といえども、自分を利している点において、利己主義と変わらないと有島氏は主張しています。 愛他的利己主義とさえ呼んでいます。 「私は予期するとおりの獲得に対して歓喜し、有頂天になる。しかし明らかにその獲得に対して感激し感謝する。その感激と感謝とは偽善でも何でもない。」 私は、人のためになることをしたい、人が喜ぶようなことをしたいとと思っていますが、その根底には、そうすることによって自分が幸せになるから、という考えが潜んでいます。 世に言われる利他主義というものは、みな愛他的利己主義なのかもしれませんね。 皆さんはどう思われますか? 【Bon app?tit !】 防弾皮膚 Bulletproof(防弾の)skin may sound like something from a science-fiction movie, but with the help of researchers who genetically modified goats and silkworms to produce spider silk, Dutch artist Jalila Essaidi has made it a reality. To make the "skin," she grafted(移植する、接ぎ木する)silk from transgenic silkworms between two layers of human skin, the epidermis(表皮)and dermis(真皮). When bullets were fired at the material at reduced speeds, they were unable to pierce it. For the researchers producing the silk, more exciting than the skin's ability to repel bullets is its potential use as a grafting material for large wounds.
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Last updated
2011.08.25 16:28:15
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