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テーマ:お勧めの本(7241)
カテゴリ:ベルリン
(ベルリン終戦日記 ある女性の日記:山本浩司(訳):白水社:p39)より引用 『一九四五年四月二十二日、日曜日、夜一時 ガラスの破片が靴の下でじゃりじゃりと鳴り、開いた天窓を抜ける風がぴいぴいと音を立てる。台所のすぐ脇にある手前の小部屋で、ソファーが私を受けとめ、他人の匂いのする毛布の下での二時間の眠りを恵んでくれる。 真夜中までに近くで爆弾が落ち、私たちはまた地下室へ逃げこむことになった。ひどく長い夜の時間、疲れ果てた。もう今日は地下室で日記を書きつづけるのは止めにしよう…。』 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年08月08日 20時21分58秒
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