小学校から英語教育を取り入れる市町村の割合が９割を超えるそうです。古河市でもご多分に洩れず、新年度から小学校に英語教育を導入するとのことです。どのくらいの時間をどんな内容で、誰が指導するのかという具体的なことはわかりませんが、英語好きな一市民として、考えを申し述べておこうと思います。
この一件については古河市議の
大高さんのブログで読みました。なるほど、小学校では母国語をしっかり教育すべきであるというのはおっしゃるとおりだと思います。日本語は漢字があるため、学ぶのに時間がかかります。英語教育のしわ寄せが国語力の低下に来てしまっては元も子もありませんね。また、英語を話せるだけで国際的に通用する人材になれはしないということにも共感します。海外に行って一番興味を持って尋ねられるのが故郷のことです。アイデンティティはしっかり育てなければいけません。
でも、小さい頃から英語に慣れ親しんでおくのはよいことだと思います。小学校では文法は教えず、身近なボキャブラリーや基本会話をマスターしておけば、中学に入って難しい授業をしてもキライにならないで学べると考えます。懸念されるアイデンティティに関しては英語を習うこととは無関係だと思います。バイリンガルでも日本が好きであれば、文化や伝統を軽視することはないでしょう。
